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召喚?英雄?なんだそれ。 確か、俺は死んだはずだ。 手も足も、なんだかぼんやりとした感覚で。 心残りは拾ってきたばかりの、仔猫のことだ。 あの子は一人じゃ生きて行けない。 ああ、拾って来たことには後悔はしないが、 あの子が居たから、頑張ろうって気になってた。 「これからだ」って時だったのに…。 暗い、水底のもっともっと奥に居たような気がした。 だけどそれは急に光を帯びて、謙の体をぐるぐると渦巻いていく。 ゆっくりと目を開ける。 そこにはいつもの畳や仏壇はなくて、代わりに見たことのない不思議な景色が広がっていた。 どこか西洋風の、例えて言うならば、御伽話や漫画のような…。 ぼんやりとその風景を眺めていると、どうも違和感を覚えた。 謙が見ている世界は、彼にとっては違和感満載の世界なのだが、そういった違和感ではない。 もっと単純で、そしてもっと重要な違和感である。 地に、足がついてない。 「……………」 人間は死んだら地に足がつかなくなるものだと聞いていたが、本当にそうだったとは。 しみじみと納得する謙だが、突然、その考えは遮られた。 「ご主人さま!」 はぃ? “ご主人さま”だぁ? 極普通に生活してきた日本人ならば、呼ばれないはずの呼称だ。 謙はなんとなく、頭の中にメイドさんを思い浮かべた。 謙も年頃の男性である。それなりの欲求はあった。 しかし、どこを見渡しても自分を“ご主人さま”などと呼ぶ面白い人物は居ない。 「ご主人さま!ここ、ここ!」 と、足元をぽかぽかと叩かれる感触がした。 ふと見下ろすと、そこには、 「おはよう!」 白い耳を、ちょこんと頭から生やした子どもが居た。 青い瞳と緑の瞳をキラキラと輝かせて、謙を見つめている。 「………」 なんとなく。 なんとなくだが、謙はそれが誰だかわかった。 しかし、認めたくはなかった。 「………はな?」 「うん!」 ああ、やっぱり。 「おはよう!」 「………おはよう」 確か、自分は死んだはずだった。 人間のような姿をしているとはいえ、はなが居るということは、あの世ではなさそうだ。 そもそも、あの世はこんな風景をしていないと思う。 妙に安堵した。 どこか不安だったのだろう。 くしゃくしゃと、自分の飼い猫を名乗る少女の頭を撫でてやった。 突然で何がなにやらわからないが、この子の言うことは信じても良いと思ったのである。 一人ではないというのは、大きなことだ。 「はな、何だかわからないが、変な所に来ちゃったな」 「うん!」 「『うん!』って…お前、ちゃんと状況わかってんのか?」 「うん!」 流石、中身は仔猫である。 謙はため息を吐いて、もう一度はなの頭を撫でてやった。 「どうやら、俺達は召喚された身のようだな」 「うん!」 「よくわからんが、適当に頑張ってみるか」 「うん!」 〜謙の日記〜 どういうことだ、一体。 気がついたらこんな世界にいるし、はなは人間みたいになってるし。 俺は何か悪いことをしただろうか。 いや、その前にだ。 俺、死んだんじゃなかったっけ? 寝てる間にぽっくりいっちゃったんだよ。呼吸ができなかったんだ。 ぼんやりと「ああ、呼吸できてないなー」って思いながら死んじゃったんだ。 ……はなは、俺が死んでることに気付いてるだろうか? 何にせよ、ちゃんとお別れも言えずに死んじまったから、こういった機会が得られるのは、ありがたいことだと思うべきなんだろうか。 取り敢えず、召喚士とやらには腹が立つが、可愛らしい女性だということに驚いたな。 性格は可愛らしくはなかった。 …ああ、考えがまとまらない。 死んだり、はなが人間みたいになってたり、召喚がどーだこーだとか…。 両親を失ってから、俺は慎ましく誠実に生きてたはずなのに。 まあ、なるようにしかならないんだろうな。 その内慣れるだろう。慣れるはずだ。 そうだ、はなの着物を調達してやろう。 どうやら俺のお古を着ているようだが、折角可愛らしい女の子なのだから。 〜はなの日記〜 ご主人さまと、へんなところにきました! ご主人さまは、お空にういてた!いいないいな!! でもね。 ご主人さま、ごめんなさい。 はなはわるい子です。 人間みたいになれたのはうれしいけど、はなはご主人さまを食べちゃいました。 おいしいとかまずいとかわかんなかったけど、食べちゃったんだと思います。 だから、はなはわるい子です。 でも、ご主人さまがおきてくれてよかったー。 おはようって人間のことばで言うの、はなのゆめだったから、ちょっとうれしかった。 でもでも、これってわるいことだよね??ごめんなさい。 |
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