ナナの一週間

「今回の攻略拠点は「怪鳥平原-疾走者の檻」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「……3件のメールが届いております」

「ほう、我に早速おねだりか、良い良い、汝の可愛らしい我侭を聞き届けてやろうではないか、我は寛大な王であるからな。

……ただし三つと云ったからには三つだ。
まあ、対価については冗談だ、きちんと支払いをしようぞ。
相場がこうなっているから、まあ、こんなものだな

（どこからともなく取り出した算盤のようなものを弾いて見せ）
紫と黄色と青が好きなのだろう、よしよし、任せて置くが良い。」

「おかしな事を言う、ラブの要素は汝の言動の隅から隅まで満ち溢れておるわ。そのように想いを隠すは恥ずかしがり屋であるからか。
仕方の無い奴め

（やはり勝手に納得した。四つ目は聞く気がないのでよーちよちよち、と撫でっぱなし）」

「ラ……？ああ、駱駝か。
あれはゆったりと砂漠を歩いておる限り馬よりもずっと安定している。
背が高いので慣れるまでは難儀しようがな。

ほう、では遠乗りにでも連れて参ろうか。」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」