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Diary | ||
「おい」 「……まだ何か?」 何時もの様にマーケットの手続きを終え、立ち去ろうとするメイドを呼び止める。 振り向いた顔は、何時もと変わらぬ無表情。それが神経を逆撫でする。 「何か?じゃない。カートについていたあれは何だ?」 先日の攻勢の際、カートに搭載された非常機能が作動した。 要約すれば自爆である。 自分は偶々助かったが、その偶々がなければ……。 「運良く無傷で済んだが、そうでなければ今頃死んでいた」 「そうですね、助かったのはとても運が良かったといえます。 あれについては、そうですね。 承認の際にも言ったと思いますが、商品を守る装置です」 安堵も悲嘆も気まずさもない表情で言う。 恐らく嘘はないだろう。なぜならその必要がない。 私は起こった事実を知っているのだから。 そして事実、あれだけの爆発に関らず商品は無傷だった。 ここから導かれる解はひとつ。 「成程?戦線維持の為の物資を守る、商品を守るための装置。 商品を守る。だが商人はその限りではない、と?」 「それはちがいます。 隊が全滅しなければ治療は可能です。 ですからこの場合の最善は、一刻も早い敵の殲滅でしょう」 「それは結果論だ。そして全体しか見ていない。 いや、戦争をする者の視野からすれば正しいのだろうがな。 だが覚えておけ、その駒一つ一つに名がある事を。 確かに我々は使い勝手のいい駒だろうが、切り捨てられていい気分はしない」 「それもちがいますね。 仮に肉体が破壊されても、あなた方が消滅する訳ではないですから。 ですが、ご忠告は覚えておきましょう」 それでは失礼しますという言葉だけ残し、踵を返す少女。 こちらも踵を返す。立ち去ろうとすると、背中に声がかけられた。 「あなたは。 あなたはもう少し冷静だと思っていましたが、熱くなる事もあるんですね。 少し意外でした」 「あんたには分からんさ」 「そう、でしょうね。では……」 互いに振り返る事無く距離をあける。 春も近いと言うのに、相変わらずの夜風は冷たかった。 |
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今回の滞在 | ||||||
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Message(Personal) | ||||||
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Message(Linkage) | ||
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Market | ||||||||||||||
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アイテム工房 | ||||||||||||||||||||||||||
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レベルアップしました
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攻略の時間になりました!! | ||||||||
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