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Episode 7 帰還 /Come Back 何度目の突撃になるだろう? わたしたち、カレイディアン軍は数えきれないほど 舞踏会場跡に突撃を繰り返し、そしてその度に屍の山を築いた。 長引く膠着状態。 兵士たちの、そして後方支援を行うスタッフたちの疲労は 極めて危険なレベルに達していた。 そしてその疲労が更に次の敗北を生む。 このままでは舞踏会場はおろか、前線基地として使用されていた 市民街路の再占拠すらも危ぶまれていた戦況だった。 だが、その呪われた戦いも……先日終焉を迎えた。 一度、勝ちに傾いた戦いを覆すのは難しい。 たとえ、それが熟練の剣闘士たちであっても。 あるいは不死身の怨霊たちであったとしても。 死霊たちを指揮していた支配者、ネクロマンサーも順当に捕縛された。 ……あちらの世界の『冥王』もそうであってくれればいいのに。 一瞬、そんなことを考えたりもするが、仕方がない。 それに彼にも居るのだ、いなくなれば悲しむ人間が。 『彼』の娘、わたしにリボンをくれた少女の顔を思い浮かべる。 ……仮に、あちらの世界に戻れたとして わたしはどこに弓を引けばいいのだろう。 父の仇敵は親友のたった一人の肉親なのだ。 まあいい。 あの世界に戻ることはどうせもう二度とないのだ。 今はこちらの世界のことを考えよう。 勝因が何だったのかは分からない。 ただ、わたしは思う。 最後の戦いの前日に配られたチョコレート。 あの褐色の祝福が兵士たちの疲労を 解き、励まし、勇気づけたのではないかと。 そんな分析をしながら、救護所の少年にチョコレートを渡すわたし。 彼に出陣するたびにお世話になるのは 正直、戦う者としては恥ずかしいのだが仕方がない。 ある程度勘が掴めてきたとは言え、元々わたしの弓は所詮習い事の弓。 実戦のための武器ではなかったのだ。 彼我の戦闘力の差はまだまだ圧倒的である。 父も母も、『魔女』の軍勢に殺された彼にとって 毎日を戦場で過ごす彼にとって バレンタインの……いや、そもそもチョコレートそれ自体が 滅多に食べられない貴重品なのだろう。 喜び、包みを開ける彼の顔を眺めながら思った。 ――― 早くこんな戦争が終わればいいのに。 だから、わたしは今日も弓を取る。 さあ行こう、次の敵拠点の制圧へ。 この戦いが終わった後、わたしは一体どうなるのか。 その問いを心の内に思い浮かべることもなく。 Continue To Result |
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