ゴア・ザ・筋肉脳の一週間

「今回の攻略拠点は「血塗れ闘技場-禍面撫倒会」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「あら」

「そろそろ依代の限界が近いわね。これ以上はアナタの成長に耐えられないということよ。限界に達するとレベルアップできなくなるわ。その前にコンファインに来なさい」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「メッセージは届いておりません」

「あら。その身体は飽きたのかしら」

「いいわよ。好きな依代を希望しなさい」

「拳闘士の依代が希望なのね、魔石の準備は出来ているかしら？」

「ふうん……魔石は全部で1788個使うのね」

「わかったわ。でも依代の数は決まっているの、他の希望も聞いてから、使ってもいいか決めさせてもらうわね。アナタより魔石を使うコがいれば、そちらに回すから。どうせ使うなら、強い方が良いでしょう。ちなみに魔石の数が同じなら適当に決めるわね」

「じゃあ後から呼ぶから、待っていなさい」

「よかったわね。拳闘士の依代を使っていいわよ」

「……」

「…」

「拳闘士の依代にコンファインしたわ。能力を確認しておきなさい。しばらくは身体が馴染んだ状態じゃないから、無理しないことね」

「工房を借りたいようじゃな」

「……ふむ、ミナライ工房を使いたいというのじゃな。よかろう、大事に使うのじゃぞ」

「ふむ。工房の準備が整ったようじゃな」

「さて……オヌシの手数料じゃが。今回は魔石18個/4回ということで募っておこう」

「依頼があれば回してやろう。精進しつつ待っておれ」

「さて……次回のオヌシの手数料じゃが」

「腕を上げたようじゃのう。今の腕前であれば魔石19個/4回といった所になるな。腕は安売りできないのじゃ」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」