戦場アナ 「今回の攻略拠点は「血塗れ闘技場-死民骸路」ですね」 |
召喚士 「時間になったら集まるのよ」 |
取引メイ 「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」 |
取引メイ 「……3件のメールが届いております」 |
棺桶と少女 「君子は豹変し、大人は虎変するのでヘロドさんが虎だとしても不思議はありませんが、そうなると私はお釈迦様の前世のように肉を以って餓虎に委ねなければならないのでしょうか? 内は犬の皮、外は虎の皮という見掛け倒しのハリボテさんでない限り、私の生命、財産、貞操、その他諸々は風前の灯火ですね。鍋とコンロは用意しておきましたのでどうぞ、煮るなり焼くなり好きにしてください。ただし、頓智坊主さんに倣って蓋を開けずにお願いします」 |
棺桶と少女 「昔から裸の付き合いを断る人は心に疚しいことがあるといいます。異心を挟むものは親でも処刑するのが通例だそうですので嘘つきなヘロドさんにはお仕置きです。悪の報いは針の先だそうですからこのハリセンボンさんを飲んでもらいます。鍋、唐揚げ、味噌汁とどんな品も揃えてますがお残しは許しません。今日の一針は明日の十針に相当するので今日飲まなければ明日は十倍になりますよ」 |
棺桶と少女 「あ……もしかすると、それがお望みなんでしょうか? するとヘロドさんの正体は犬でも狼でも虎でもなく豚だったんですね。虐められて喜ぶ方には念仏や真珠を差し上げても意味がないそうですから、代わりに鞭を進呈しましょう。それとも踏まれたり、縛られたりする方がお好みでしたか? どちらも用意してありますので必要な時はどうぞ言ってください」 |
召喚士 「あら。その身体は飽きたのかしら」 |
召喚士 「いいわよ。好きな依代を希望しなさい」 |
召喚士 「騎士の依代が希望なのね、ふうん……」 |
召喚士 「騎士の依代にコンファインしたわ。能力を確認しておきなさい。しばらくは身体が馴染んだ状態じゃないから、無理しないことね」 |
取引メイ 「……こんばんは。宅配支援サービスです。棺桶と少女(E-No.117)からレザーアーマーをお届けします」 |
召喚士 「そろそろ時間よ。集まりなさい」 |
戦場アナ 「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ!!」 |
召喚士 「……落ち着きなさい」 |