![]() | 戦場アナ 「今回の攻略拠点は「召喚の御座-時空転移門」ですね」 |
![]() | 召喚士 「時間になったら集まるのよ」 |
![]() | 取引メイ 「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」 |
![]() | 取引メイ 「……7件のメールが届いております」 |
![]() | 棺桶と少女 「火事と喧嘩が江戸の華ならば人骨踏みしめ怨念喰らい、這いずり進み血を啜る救国剣鬼はカレイディアの至宝です。存分に刃鳴を散らしてください」 |
![]() | 棺桶と少女 「女房を質に入れても見栄を張るのが賭場の礼儀。依代はどうせ川竹の流れの身。畳のように新しく取り替え、死地へ入れるのですからどうですか。高値で買い取りますよ」 |
![]() | 棺桶と少女 「馬鹿な子ほど可愛く感じるのが女心です。時にあまって憎さ百倍となり、悲しみの向こうへ直行するのが清く正しいハッピーエンドだと思います」 |
![]() | ヘロド 「道具にはすべからく目的があって、目的を果たせない道具はできそこない。道具にかぎらず、役割もまたしかり、か。 それで石楠花は、英雄というか、戦場でのバリケードみたいな位置に甘んじている、というわけかい? ま、あんまり英雄っぽくないといえば、ぽくないよね」 |
![]() | ヘロド 「ああ、なるほど。寒い寒い土地だったんだね。それならわかる、夜をすぎればめざめなくなる原始の運命、 そいつをおおづかみに、寿命の悪魔とつかんだわけだ。 いちど悪魔と言葉にされたら、ずいぶんおそれは増しただろうね。名づけ、呼ぶことができるなら、 おそれは対象化されて、共有されて、そのメカニズムがなお、おそれの強度を増すだろうから。 言われてみれば聞いたことがあるよ、たしかに一年中が冬に閉ざされるような寒い土地には、そんな文化もあるんだと。 おれが生まれたふるさとはあたたかくて豊かだったから、あくまで、よその土地の話としてだけれど……」 |
![]() | ヘロド 「なるほど、石楠花、きみは人の生み出す物語にずいぶん支配されているわけだ。だけれど、 この土地ではきみにすこしの自由は赦されて、こうして人と話をかわし、さながら自由意思だってあるようにおれには見える。 きみの自由意思がもうすこしきみを誘惑すれば、あるいはきみはきみの肉体のことに、 想像をめぐらせ、それは物語となり、やがて自己原因として、自己完結的に、 きみみずからがきみの肉体をつくり、みいだすことも、あるいはないとは言えないかもね?」 |
![]() | ヘロド 「……もっともそのとき、自由をもたざる者であるきみが、きみの自由の所産を手にしてしまったそのとき、 きみはもはや寿命の悪魔ではないのかもしれないけどね。 いや、失礼。みずからの肉体をとりもどすことも、このカレイディアのエトランジェたちの目的でもあるようだから。 肩をならべる 仲間、と呼ぶにはまだ早いかな、同志の肉体がどんなかは、すこし知っておきたかったんだ 」 |
![]() | 召喚士 「あら。その身体は飽きたのかしら」 |
![]() | 召喚士 「いいわよ。好きな依代を希望しなさい」 |
![]() | 召喚士 「戦士の依代が希望なのね、ふうん……」 |
![]() | 召喚士 「戦士の依代にコンファインしたわ。能力を確認しておきなさい。しばらくは身体が馴染んだ状態じゃないから、無理しないことね」 |
![]() | 召喚士 「そろそろ時間よ。集まりなさい」 |
![]() | 戦場アナ 「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ!!」 |
![]() | 召喚士 「……落ち着きなさい」 |