戦場アナ 「今回の攻略拠点は「召喚の御座-普遍回廊」ですね」 |
召喚士 「時間になったら集まるのよ」 |
取引メイ 「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」 |
取引メイ 「……メッセージの送信ですね。承ります」 |
取引メイ 「……7件のメールが届いております」 |
石楠花 「ほう……これでも死の使いの端くれだが、冥辞苑なる書物は初めて耳にするね。慶事の際に家具を投げる、襲嶽旅行なる遊行で真暗とやらを投げる。投擲が文化に根差した地域の冥府に於ける刑罰諸本だろうか。全く冥府の番人共は愉快な刑罰を考案するな。罪人虐待の他に娯楽がないとは云え、余暇をもっと有意義に遣えないものかな」 |
石楠花 「時折彼らは幼子を虐待したいが為に彼の河原を拵えたのではないかと思うほどだが、だからこそ其のような腐敗した世界を破壊し、新世界を築かんとする猛者が現れないものかとね。死体人形の君のように真っ当な神経を持っていなければいない程望ましいな。若い内の苦労は買ってでもすべきと云う格言も在る。華胥の国で穏やかに過ごすのはもう暫くしてからでも遅くはないのではないか?」 |
石楠花 「死を視ることは帰するが如し……と云っても、私は其の具現の中でもとりわけ弱い存在なのだがね。期間辺りにもたらした死の数で強さを測るのであれば、鼠の方がよほど強い死の具現だ。まあ、君が満足ならば思う存分和んでくれたまえ」 |
ヘロド 「やあ、そう言う先週はおれのほうが散々な目にあった。ひとり頭3体、あのクリーチャーくずれを倒さなきゃいけない始末だ、ひどい話、そうだろ? ま、代わりにきみは無事なところにいられたみたいで、幸運の総量は不変のままで、因果はめぐる水車小屋というやつかな。できるならおれたちよりほかのところにそういう不運はわけてやってほしいものだけど」 |
ヘロド 「死んだ坊主の話を出しても、まるで安心感にならないぜ。言いたいことはわからないでもないけれど。 いまここで必要とされてるのは、たぶん心頭滅却して死ぬ坊主じゃあなくて、そんな世間ならしの常識存在じゃあなくて、心頭滅却して炎を散らし、火矢を防いで、火攻めの軍勢を一網打尽にするような、そういうそれこそ英雄なんだろうな。 そんな目線で考えれば、きみみたいなすこし常識のタガが外れたような、いいふうに言えばなにかしでかしそうなやつがいるのは、実はわりあい、このカレイディアのニーズにマッチしているのかもね。……どうだか」 |
ヘロド 「英雄色を好むって? そんな話だったのか。そうだな、もう何週間かしたらなにか溜まってくるのかもしれないけど。今のところは別に、ね。溜まるころには次の依代に移ってるかもしれない、そうするとまたわからないな。次の依代が十歳児とかだと、三本足どころかよちよち歩きの段になりそうだ。性的な意味で」 |
ヘロド 「ま、そのあたりは置いとくにせよ、きみくらいの歳の子に欲情するかというとむずかしい。むしろきみを待ってましたとぺろりといくほうが、特殊な趣味というか、心の病気じゃあないのかな。そうでもない?」 |
召喚士 「そろそろ時間よ。集まりなさい」 |
戦場アナ 「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ!!」 |
召喚士 「……落ち着きなさい」 |