Secret Sphere
<<Week9
-WEEK10-

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Smart Diary
ワカメ
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 夢を見ていた。
 それは、かつて自分が取りこぼしてしまった未来の話。
 
 夢を見ていた。
 それは、束の間に夢想したあり得たかもしれない物語。
 
 今、全てを理解してしまった。
 これは"剪定"されるべき『行き止まり』の話――
 そうアタシに、未来なんて無かった。

 大方、学園長の意図している事など理解している。
 時を遡り、この災厄を無かった事にしようとしているのだろう。
 それをたった一度叶える為の手段があるから。
 "今この場に居るアタシ達"を置き去りにして、やり直そうと言う事なのだろう。
 
 過ぎ去った時間は戻らない。
 術式が行使された後、それに巻き込まれた"私"が何を記憶していて
 何を思うのかはわからない。
 けれどこの時間を生きた自分の記録はここで、終わる。
 
 アタシにはこの先が無い。この先の物語を奪われてしまった。

「ああなんか。バッカみたい

 ナーシィちゃん、ジョーくん、ミナバンチョー。
 アンタ達と幼馴染で居られるのはここまでなのかな。

 カーネリヤもし頼られた時には、
 アンタを引っ張って自由にしてやりたかった。
 
 シィナ。アタシとアンタはずっと友達よ。
 ここでアタシの物語が切り落とされても、ずっと忘れない。
 
 ハリボテくん、アンタと過ごした時間はとても楽しかった。
 もっと、勉強教えて貰いたかったなもっと色んな事をしたかった。
 
 
いつ始まるのかな」


 右手首にはめた紅い宝石のブレスレットを、
 愛おしそうに。名残惜しそうに撫でる。


「アシュベリー最後ぐらい、
 ちゃんと好きって言っておきたかったなぁ」


 やり残した事、やりたい事、まだ沢山あったのに。
 
 アタシの学園生活――――終わっちゃった。



ああ、そうか。だから

 世界はアタシを呪っていたと思ってた。
 違うんだ。

 アタシが、アタシの方が世界を呪ってた。
 これから先、アタシの物語が終わっても。ずっと、ずっと――

 そこにいるはずの私を呪い続けるんだ。


 最初に感じたのは、強い怨恨。そして、その裏に隠された羨望。
 次第に覚醒していく意識の中で、そんなものに貫かれる様な感覚があった。
 それは、底無しの無念だった。
 この私が朽ち果てるまでに引き継がなければならないモノ――
 シュガーシロップ・イシュメール・バレットパレットの記憶。
 これが、メモリーの片隅が見せた幻想の記憶、彼女の物語だった。
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パーティメッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
ワカメ
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コミュニティNo.65 潜入工作同好会
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.181 中等部女子の集い
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.258 元・ダンボール寮
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.412 フェルゼン寮1170号室
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.528 スゴイデカー・ビルディング
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.600 武術科部屋
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.45 第六図書室【10番書架前】
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.103 メカ部
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.104 エルフの湖畔
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.232 魔法戦技部
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.273 魔法薬学部
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.675 塔の前の広場
で、0人の発言がありました。
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アイテム
ワカメ
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シュガパレは魔力を帯びた草とコカトリスのオムレツ を食べた。

魔力を溜める性質を持つ食用の野草を細かく刻み、
コカトリスが産む濃厚な卵でふわふわのオムレツに。パン付き。

魅力が増加した!
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エメロード先生
「ん……?
 貴方もそのオムレツを頼んだのか、奇遇だな」
Icon
エメロード先生
「魔力草とコカトリスの卵……
 なかなかクセが強いからか、好みが分かれるそうだ」
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エメロード先生
「私は魔力の回復も兼ねて頂いている。
 好き嫌いは分かれるが、食事するだけで魔力を取り入れることが出来る。
 効率的だぞ、食事も鍛錬の1つになりうるかもしれないな」
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エメロード先生
「さあ、冷めないうちに頂こうか」
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魔法学園の声
ワカメ
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リベルタ先生
「おお、学園長ではないか」

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学園長
「うっ……や、やあ、リベルタ先生」

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リベルタ先生
「お、吾輩が作った翻訳システム、きちんと働いているな」

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学園長
「こらこら、往来でそんなこと言うものじゃあないよ」

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リベルタ先生
「クックック、話し言葉をすべて『謎の男風』に変えるスペルストーン。
 ……一体何に使うのかと思ったら……」

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学園長
「し、仕方がないだろう。
 本来の私の話し言葉だと、威厳が足りないのだよ」

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リベルタ先生
「ま、吾輩としてはどうでもいい。
 他の吾輩が作ったスペルストーンも使うか?」

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リベルタ先生
「例えば、すべてギャル語になるスペルストーンとか……」

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学園長
「結・構・だ!」
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朝練戦闘
海老
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ランク戦
ワカメ
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通常戦闘
ワカメ
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探索
ワカメ
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探索中. . .
シュガパレはSCを290、TPを19手に入れた。
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《魔武器学》
ワカメ
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マスク先生
「さて授業を始めるぞー
 準備はちゃんと出来ているか?」

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マスク先生
「今日はそうだ、クラスについての説明をしておくか。
 確か、まだしていなかったような……」

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マスク先生
「それじゃ生徒が振り分けられるクラスについて説明しておこう。
 種類が多いから、ちょっと覚えるのは大変かもしれないが……」

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マスク先生
「まあ、基本的に自分のクラスを覚えておけばいいだろ。
 あとは……そうだな、一緒に探索へ向かう友人とかな」

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マスク先生
「で、クラスについてだ。
 各先生一人ずつクラスを受け持っているのだが……

 例えば俺は重騎士クラスを受け持っている」

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マスク先生
「重騎士クラスの推奨授業が魔武器学ってところだな。
 まあ、別に他の先生の授業を受けても構わんぞ」

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マスク先生
「重騎士クラスは主に、防御と武器の扱いについて特化したクラスだ。
 他者を守り、前線を張るなら俺のところに来ると良い」

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マスク先生
「他にも精霊術士クラスや錬金術士クラスなど、先生の数だけ様々だからな。
 自分に合うクラスを探すと良いさ」


















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マスク先生
「……さてと、今日はこのくらいにしておくか」

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マスク先生
「クラスは馴染めなければ変更することも出来るからな。
 気を負わず、まあ気軽にやってみればいい」

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マスク先生
「俺のところに来たら、
 まあ俺の出来る範囲で色々叩きこんでやるからな」

《魔武器学》の授業を1回選択!
シュガパレはMHPが39増加した。
シュガパレはMHPが40増加した。
シュガパレはMSPが15増加した。
シュガパレは魅力が21増加した。
シュガパレは魅力が21増加した。

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ワカメ
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スペルNo.5 Technosを2人に伝授した!
OPを1入手!

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スペルNo.6 SP CODE:VCを1人に伝授した!
OPを1入手!

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目的の決定
蟹
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時戻りの儀式
ワカメ
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???
スフィアと呼ばれている。
その正体は、学園の最大の秘密のひとつ。
【時戻りの儀式】に関係しているらしいが……?
好きな食べ物はひみつ。
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???
「……今の私の力だと、願いを叶える力は1回。
 1回だけ使えるよ」


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学園長
「……そうか。では……行おう。
 時戻りの儀式を――」



各々のSmartBookから、魔方陣が展開された。
その後に、学園長の姿が幻影で映し出される。



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学園長
生徒諸君、防衛の要、塔は破壊されてしまった。
 塔が無ければ学園内の魔力は徐々に四散し、
 やがて魔法を使えなくなってしまうだろう


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学園長
そのため、私は……
 今から、時を戻り、塔が壊された事実を
 なかったことにしようと思う


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学園長
このセカイの流れと、新しいセカイの流れは統合されるので、心配は――
 いや、何を言っているのか、分からないね


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学園長
「とにかく、心配はいらない。
 私が責任を持って、このセカイを守るから――」


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学園長
ついてきたいものはついて来るといい。
 私は歓迎する!










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リベルタ先生
「我輩は行かんぞ」

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マスク先生
「ええ? まさか生徒のために……」

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リベルタ先生
「いや、二つのセカイが統合された時の感覚を知りたい」

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マスク先生
「お前……いや、アンタはそういう奴だな……」










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学園長
「では、時戻りの儀式を始めよう――」



学園長が手を掲げると、周りに複雑な魔法陣が展開される。


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学園長
六天えるつの
 深淵のかけらよ」


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学園長
てをべる大地
 悠久らぐれよ」



魔法陣から、一陣の風が駆け抜けていく。
学園長のフードが、ばさり、と翻った。



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学園長
迷宮
 天空よ」





展開していた魔法陣が、呼応するように強く輝きを増す。

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学園長
は――
 つのべしもの、ベルスフィア!

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学園長
よ――
 らい、過去けよ!」



辺り一帯を飲み込むような眩い光を放ち――


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学園長
儀式魔法 時戻り――」










光が収まると、学園長と、一部の教師、そして一部の生徒が、消えていた。


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リベルタ先生
「……行ったか」

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ミラージュ先生
「行ったか、じゃなくってよ!
 もっとちゃんと事情を説明しなさいよ!」

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リベルタ先生
「ふん、我輩もよくは知らん。
 だがまあ……」


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リベルタ先生
生徒どもよ。心配するな。
 どうせすぐに時間は統合されるであろう

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リベルタ先生
それまで適当に過ごすが良いぞ」


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マルル先生
「うわ~~ん!
 よく分からないけども……
 と、とにかく早く学園を立て直すんだわ!
 残ってる生徒の安全確認も急がないと~!!」










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パルフィー先生
「……私も行きたかったな」

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ラングリース先生
「どうやら、まだしばらくは時戻りの影響があるようですね
 そちらの魔方陣から、渡ることができるとか」

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パルフィー先生
「ええ!?」










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学園長
「さて……改めて始めましょうか」

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チャーミィ
「ワンワー!」

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マスク先生
「……はあ、また最初からか」

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学園長
「仕方ないじゃない!
 済んだことはつべこべ言わない!
 ほら、行くわよ!」










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学園長
「さて――」

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学園長
「ようこそ」

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学園長
「【魔法学園へ】」
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次回予告
ワカメ
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次回朝練予告
ワカメ
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次回ランク戦予告
ワカメ
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