Secret Sphere
<<Week9
-WEEK10-

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Smart Diary
ワカメ
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なんだか面倒な話になってるね。
まああーしはこの学園がどうなろうとどうでもいいかな
ミナっちにももこフライとツバキチがいるから大丈夫。
デビっちは実家帰ってるしね。

あーし自身もまあ、結局透明魔法の制御は出来ないみたいだし。
そうそう、この前思いついた透明化の悪化についてさ。
ちょっとした話を考えたんだよ。

この透明化の魔法は他者にかけられた、って仮説を立てたんだけどさ。
でもそれってメリットも何もないじゃん?
勿論、変な研究所から実験体を逃がす!みたいな正義漢が
いたのかもしれないけどさ。でもあーしは別の事を考えてて。
『あーしと同じ風になった奴がもう一人いた』って説をね。

この透明化の魔法ってさ、自分が身に着けた物を透明化させるワケよ。
でもあーしは今、顔を透明化する事が出来てるワケじゃん?
これはあーしが自分の顔を身に着けたものだと思ったから、
だと思うんだよね。表情とか作り笑いみたいな?

でね。これを突き詰めていくと――
肉体とは精神が身に着けた鎧である、みたいな事も考えられるっしょ?
そうするともしかしたら全身が消えちゃうんじゃないかな?って。

それで、その状態が続いたらさ。
きっと誰からも見つけて貰えないワケじゃん?
魔法ってさ、結構曖昧で思い込みが本物になったりして。
『自分が本当に消えちゃった』ように感じてたらさあ、
ただ透明になったんじゃなくて本当にいなくなっちゃうのかも。
何にも触れなくなって、声も身に着けた物だからって消えて、
その内感情とかさ、そういうのもなくなっちゃうんだ。
でも、魔法は残るんだよ。だって誰も解除しないできないんだから。
それがどこかへふらふら飛んで行って、
そして飛んで行った先でたまたま誰かに宿る。
で、この魔法が宿った人は、考える。

「なんでこんな状態に?」
「魔法か?どんな効果が?」「身に着けた物が消えるのかも」
「ああ、作り笑いとかの表情も」「もしかして、身体も?」
「誰も僕に気付かない」「ああ、この魔法のせいで消えてしまうのかも」

ね、あーしの考えてる事わかる?
この透明化の魔法、今まで何人を透明にしてきたんだろうね。
あーしは今、何人と一緒に生きているんだろうね?
そして、――あーしはいつ、全部消えてなくなっちゃうんだろうね?



なーんつって!アハハ、そんな事ないよねえ。
だってそれじゃあ、透明化の魔法なんて優しい名前じゃなくなっちゃうよ!
それこそインヴィジブル・カース。透明の呪いだよ。

さ、そろそろ行こうかな。
あんまりのんびりしてると名残惜しくなっちゃうしさ。
いや~でもファンルゥのとことかにも一応顔出すかな。
ミナっちとかも多分もう今後会えないだろうしね。

やだなあ。泣きそうだ。ハハ。

~少ない荷物をまとめながら、独り言~
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パーティメッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
ワカメ
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コミュニティNo.274 バンドメンバー共の巣窟
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.398 透明なアイツと会える所
で、0人の発言がありました。
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アイテム
ワカメ
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メリオはとれたて野菜のゴロゴロシチュープレート を食べた。

魔法学園指定農場で採れたばかりの野菜を濃厚なミルクでコトコトと、
優しい味わいのシチューに。パン付き。

MMP/MSPが増加した!
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魔法学園の声
ワカメ
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学園長
「……おや」

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パルフィー先生
「……あ、学園長先生、お疲れ様です」

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学園長
「パルフィー先生もお疲れ様。
 授業に塔の研究と、熱心だねえ」

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パルフィー先生
「ええ、興味深くてついつい熱中してしまうんです……
 あ、もちろん授業には差し支えない程度にしていますよ」

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学園長
「熱心で結構だよ。
 その情熱を生徒たちにたくさん分け与えて欲しい」

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パルフィー先生
「はい、勿論です。
 それでは私はそろそろこの辺で……きゃあ!」

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学園長
「おおっと、危ない。
 パルフィー先生、熱心は結構だが少し周りを気を付けたほうが良い
 何もないところで転ぶのはどうだろうか」

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パルフィー先生
「うう……すみません……
 せ、生徒たちの前ではちゃんとしますので……」

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学園長
「いや、まあ、良いんだが……
 ケガには気を付けて……」
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朝練戦闘
ワカメ
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通常戦闘
ワカメ
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探索
海老
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探索中. . .
メリオはSCを290、TPを19手に入れた。
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《探索学》
蟹
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ジル先生
「……探索術の授業を始める」

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ジル先生
「……最早これも5度目となるんだ、
 挨拶など不要だとは思うがな……」

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ジル先生
「だがまぁ……逃げずについて来る姿勢は認めてやらんこともない」

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ジル先生
「無駄口を叩いてしまった。
 とっとと始めるぞ」

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ジル先生
「……この学園の探索は主に、
 地下遺跡の探索という事になっているが、
 昔はこの学園中心の塔内部が探索対象だったことは知っているか」

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ジル先生
「今はもう廃墟のようになっているが、
 以前は複雑なダンジョンになっていたそうだ。
 そしてその最上階に至ったものは、願いを叶えることが出来る……
 などという触れ込みだったようだな」

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ジル先生
「どんな願いが叶ったのかは知らんが……
 徐々に挑戦者が減り、次第に廃墟になっていった事から、
 願いが叶ったというウワサが次第に広がったようだな」

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ジル先生
「だがまだその最上階に、
 願いが叶う何かが遺っている、などという者もいる。

 まぁ真相のほどはわからんがな」

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ジル先生
「しかしそれよりも目下、当面は地下遺跡……
 ひいてはその先、スペリオルをどうにかすることが先だろう」

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ジル先生
「ま……地下遺跡であれ塔内部であれ、
 真相を知るならば明日をも生き延びねばどうにもならんがな」















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ジル先生
「時間だ、終了」

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ジル先生
「……最初はすぐに投げ出すだろうと思っていたが……」

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ジル先生
「蓋を開けてみれば意外とやっているな。
 少しはホネがあるということか」

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ジル先生
「やる気があるなら次も出てくるといい
 私は仕事だからな、給金が出る限りは続けてやる」

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ジル先生
「では解散」

《探索学》の授業を1回選択!
メリオはMHPが35増加した。
メリオは回避力が16増加した。
メリオは回避力が16増加した。
メリオは素早さが14増加した。
メリオは素早さが15増加した。

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ワカメ
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目的の決定
ワカメ
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時戻りの儀式
ワカメ
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???
スフィアと呼ばれている。
その正体は、学園の最大の秘密のひとつ。
【時戻りの儀式】に関係しているらしいが……?
好きな食べ物はひみつ。
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???
「……今の私の力だと、願いを叶える力は1回。
 1回だけ使えるよ」


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学園長
「……そうか。では……行おう。
 時戻りの儀式を――」



各々のSmartBookから、魔方陣が展開された。
その後に、学園長の姿が幻影で映し出される。



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学園長
生徒諸君、防衛の要、塔は破壊されてしまった。
 塔が無ければ学園内の魔力は徐々に四散し、
 やがて魔法を使えなくなってしまうだろう


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学園長
そのため、私は……
 今から、時を戻り、塔が壊された事実を
 なかったことにしようと思う


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学園長
このセカイの流れと、新しいセカイの流れは統合されるので、心配は――
 いや、何を言っているのか、分からないね


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学園長
「とにかく、心配はいらない。
 私が責任を持って、このセカイを守るから――」


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学園長
ついてきたいものはついて来るといい。
 私は歓迎する!










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リベルタ先生
「我輩は行かんぞ」

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マスク先生
「ええ? まさか生徒のために……」

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リベルタ先生
「いや、二つのセカイが統合された時の感覚を知りたい」

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マスク先生
「お前……いや、アンタはそういう奴だな……」










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学園長
「では、時戻りの儀式を始めよう――」



学園長が手を掲げると、周りに複雑な魔法陣が展開される。


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学園長
六天えるつの
 深淵のかけらよ」


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学園長
てをべる大地
 悠久らぐれよ」



魔法陣から、一陣の風が駆け抜けていく。
学園長のフードが、ばさり、と翻った。



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学園長
迷宮
 天空よ」





展開していた魔法陣が、呼応するように強く輝きを増す。

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学園長
は――
 つのべしもの、ベルスフィア!

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学園長
よ――
 らい、過去けよ!」



辺り一帯を飲み込むような眩い光を放ち――


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学園長
儀式魔法 時戻り――」










光が収まると、学園長と、一部の教師、そして一部の生徒が、消えていた。


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リベルタ先生
「……行ったか」

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ミラージュ先生
「行ったか、じゃなくってよ!
 もっとちゃんと事情を説明しなさいよ!」

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リベルタ先生
「ふん、我輩もよくは知らん。
 だがまあ……」


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リベルタ先生
生徒どもよ。心配するな。
 どうせすぐに時間は統合されるであろう

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リベルタ先生
それまで適当に過ごすが良いぞ」


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マルル先生
「うわ~~ん!
 よく分からないけども……
 と、とにかく早く学園を立て直すんだわ!
 残ってる生徒の安全確認も急がないと~!!」










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パルフィー先生
「……私も行きたかったな」

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ラングリース先生
「どうやら、まだしばらくは時戻りの影響があるようですね
 そちらの魔方陣から、渡ることができるとか」

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パルフィー先生
「ええ!?」










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学園長
「さて……改めて始めましょうか」

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チャーミィ
「ワンワー!」

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マスク先生
「……はあ、また最初からか」

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学園長
「仕方ないじゃない!
 済んだことはつべこべ言わない!
 ほら、行くわよ!」










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学園長
「さて――」

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学園長
「ようこそ」

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学園長
「【魔法学園へ】」
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次回予告
ワカメ
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次回朝練予告
ワカメ
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