PNo214 シーリゥ

-WEEK5-

	Smart Diary

「――……」

「ついてこないで、ください、ね。
　……ここに置いていっても、死んでしまう、かもしれない、けど」

翠の森の入り口。
ついてまわる魚に帽子をかぶせる。

「あのヒト、どうなったの、でしょう。
　死んでても、死んでなくても、きっととても、怒られるのです」

きら。きら。きら。
誘う輝き。翡翠のはっぱ。
ひとりで行ってはいけない。
一度目は怖気づいて。二度目は腕を引かれて。
三度目こそは、どうなるのでしょうか。

久しく誰の顔も見ていなかった。魚の顔以外。
隠れて走って、帰りたかったのは今よりマシだった時間。あたたかい光の街。
そのどこにも辿り着かない使い魔は、しるべない道を通ってここにきた。

　一歩。
　二歩。
　三歩。

森の中を進む。

　ここにはきっと自分を知るものはなく、追いかけてくるものもない。
　死にたいわけじゃない。
　消えたいわけじゃない。

　四歩。
　五歩。
　六歩。……

翠の光。目が眩んだ。
ずっとずっと歩いて、疲れたので
木の幹に寄りかかって休むことにした。

「お前を助ける魔法使いはいないよ」

木の陰からひょいっと顔を出して話しかけてくる。
懐かしい声がする。

「どうするんだ～？　こんな遠くまで来ちゃって。
　人に攻撃したから戻れないのか？
　僕はそんなこと頼んでないのに……バカなことしたね」

色とりどりの中に揺らぐ姿。
幻？
本物？
大したことない花しか燃やしていないから？

「ああ。花はもうどうでもいいや。もっと嫌いなものが出来たんだよね。
　もともとお前が燃やす量なんて知れていたし」

…それじゃあ
それじゃあ
もう燃やさなくても

「ううん。別に燃やすぶんには構わないから、そのままでいいよ。
　そういえばお前、人は燃やしたくせに木は燃やせてなかったね。
　どうせなら梅とか桜とか燃やしてくれよ。

　……ていうか、今更燃やさなくて済むようになってどうする気なんだい？
　もう命令されたから燃やしているだけじゃないだろう。
　お前が燃やそうと思ったから燃やせたんだよ」

「……。」

「自分が思ってるものしか見えないのは当然だろ？
　お前って一人じゃ都合の良い幻も見れないんだね。あはは」

「せっかく友達ができたのになあ。
　まあでも――友達なんて言っても、お前を手伝ってはくれなかったね。
　お前に笑いかけるのと同じ顔で……

　いいや、きっとそれよりずっと健全に花も愛でているんだろう。

　ははは。可哀想な奴だね、お前は。
　奴らからすればただの害虫でも、僕はお前が好きだよ。
　僕より惨めで弱っちくて馬鹿だからさ」

「………………………………。
　………………………………………………。」

きらきら　きらきら
きらきら　きらきら
きらきら　きらきら……

「このまま魔力が尽き――はしないか。ここなら。
　頭が使い物にならなくなるか、"なにか"に食われるのか……。
　自由にするといいよ。

　そういえば、【防衛】の義務とかいうのもあったね。
　少なからず迷惑もかけているだろうし、最後くらい
　役に立ってやるのもいいんじゃないか～？」

　おうちに帰れたらね。
　そう　穏やかに笑っている。
　……幻　かな。

	パーティメッセージ

メッセージはありません。

	メッセージ

メッセージはありません。

	青い鳥メッセージ

メッセージはありません。

	参加コミュニティ

コミュニティNo.89 花が咲いている場所

で、0人の発言がありました。

コミュニティNo.294 フランメ寮のとある一室

で、0人の発言がありました。

	アイテム

シーリゥはアイテムNo.1 マジックキャンディを観察した！　
万人受けしそうな感じがする。

シーリゥは海鮮たっぷりパスタセットを食べた。

海の恵みを惜しげもなく使い、エキスたっぷりのスープにパスタをくぐらせている。
パン、サラダ付き。

素早さが増加した！

	魔法学園の声

リベルタ先生
「ハァ……」

マスク先生
「お前は相変わらず重い空気を纏ってるな
　今日は何だ？」

リベルタ先生
「実験の最終段階まで行ったのだが、
　やはり人族……
　さらに贅沢を言うならエルフの血が入った素体が良い。
　どちらにしろそれがなければ上手い事いかん」

マスク先生
「毎回毎回訊くたびに末恐ろしいことするんじゃねえ
　大体学園でやっていいことじゃないだろ」

リベルタ先生
「ああ、もういっそ、お前でいいな。
　お前が素体にならんか？」

マスク先生
「誰がはいそうですかとついて行くんだよ、行くわけねぇだろ」

リベルタ先生
「今なら強化パーツも付けてやるぞ？
　ほーら今だけお得だ」

マスク先生
「だからなんだよ！　行かねえよ！」

学園長
「えー私見てみたいなー
　匠、リベルタによる違法改造されたマスク」

リベルタ先生
「そうであろう、そうであろう」

マスク先生
「やらねぇよ！
　ベル、お前は音もなく出てくるんじゃねぇ！」

	通常戦闘

魔法学園の生徒			遺跡の魔物たち
	PNo.214 シーリゥ	VS		歩行コウモリ
	PNo.544 カーラ	VS		遺跡のカラス

	探索

探索中. . .
シーリゥはSCを240、TPを14手に入れた。

	訓練

訓練を1回選択！
シーリゥは素早さが14増加した。
シーリゥは素早さが14増加した。
シーリゥは素早さが15増加した。
シーリゥは運命力が12増加した。
シーリゥは運命力が12増加した。

シーリゥはウェイブを購入した。(SC-100)

シーリゥはアイテムNo.4 ウェイブを私有化！

スキルNo.3 燃え尽きろの威力が 14 増加！
スペル使用後に[HP減]追加

スキルNo.3 燃え尽きろの威力が 16 増加！
スペル使用後に[HP減]追加

スキルNo.3 燃え尽きろの威力が 17 増加！
スペル使用後に[HP減]追加

スペルNo.3 燃え尽きろをショップNo.2020 物質化で調律！(TP-1)(SC-100)

スキルNo.3 燃え尽きろの要素を除去。

スロット1 の要素攻撃連鎖化が砕け散る……。

砕け散った力が集まり、アイテムNo.4 として固定化！ (TP+1)

スペル名が燃え尽きろに変化！

スキルNo.3 燃え尽きろの威力が 19 増加！
スペル使用後に[HP減]追加

スペルNo.7 ウェイブをアイテムNo.3 攻撃連鎖化で調律！(TP-1)

スペルNo.7 ウェイブをショップNo.2015 火傷付与で調律！(TP-1)(SC-100)

スペルNo.7 ウェイブをショップNo.2025 巨大化で調律！(TP-1)(SC-100)

新スペル開発！

ウェイブは新スペルとして承認された！
スペル名：ウェイブE

スキルNo.1 燃やすの威力が 58 増加！
射程が 1 減少！(TP-1)

スペルNo.2 シールドをショップNo.2024 無詠唱で調律！(TP-1)(SC-100)

スペル名が陽炎に変化！

武器花燃魔法を攻撃力強化！
花燃魔法の攻撃力が 24 上がった！(TP-1)

防具ぬののふくを防御力強化！
ぬののふくの防御力が 6 上がった！(TP-1)

装飾不気味な模様を MHP強化！
不気味な模様の MHP が 66 上がった！(TP-1)

魔法武器花燃魔法の攻撃力が 10 上がった！(TP-1)

	目的の決定

	次回予告

なかよ死♪			遺跡の魔物たち
	PNo.214 シーリゥ	VS		這い寄る骨
	PNo.544 カーラ	VS		歩行コウモリ

	次回風紀戦闘予告

不　良　行　為

次回、戦闘なしで自由に訓練を行うことが可能です。

	レイド予告

ズズー……ン……

腹の底から響くような地鳴りと揺れが襲ってきた。

マルル先生
「あわわ！
　……び、びっくりしたのだわ……」

エメロード先生
「大丈夫ですか？
　……最近、地鳴りが多いですね……」

マルル先生
「ホントホント、この前も驚いたんだわ……
　危うく収穫したニンジンを、
　井戸に全部落としてしまうとこだったんだわ」

マルル先生
「……何か、
　ヤな事が起きなきゃ良いんだけど……」

エメロード先生
「……そうですね……地下から響いてるようなこの感じ……
　何事も無ければいいのですが」

マルル先生
「や、やめてよエメル～！
　生徒たちも不安になるんだわ～！」

エメロード先生
「そうですね……」

学園長
「…………」

学園長
「（あと3週間といったところか……）」

――スペリオルによる侵攻に、動きがあった。

どうやら【第8回更新】時にレイドイベントの予告が発生するようだ。