Secret Sphere
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-WEEK2-

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Smart Diary
ワカメ
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Episode:のちのおもいに。


 むせ返るほどの甘い香りに満たされて。
 金木犀の花がはらはらと舞い散って、黄金の道を作っている。咲く季節を違えて、真冬の冷たい風に吹かれても、枯れることはない。
 金色の道を辿って、歩いて、行き着く先にあるのは、ガラス造りの小さな温室。
 此処の主である魔女が、ネバーランドと名付けたおとぎの国だ。魔法学園を囲む森の中で、今日も誰かが訪れるのを待っている。

 ガラス天井から差し込む光を浴びながら、魔女は一人、花の世話をしていた。
 彼女は、エルエンデ千々花と名乗るだろう。
 ――因みにエルエンデも千々花も、どちらも彼女の名前である。歳は……26歳。
 とんがり帽子には花と蝶をあしらった金細工。濃色のマントはまるで鴉の羽のよう。魔女が動けば風に乗って、闇色が広がる。
 猫のような切れ長の目を喩えるなら――誰が撫でようにも、逃げ水のようにすり抜けてしまうチェシャ猫か。気まぐれな彼女の瞳は、黄昏時を思い出すアメトリン色だった。
 右目にはモノクルを付けているが、視力について尋ねても、魔女は答えを与えてくれない。

「これはね、乙女の秘密なの」
 人差し指を立てて、桜色の唇に寄せて、魔女はくすりと笑う。実に楽しそうに、からかうような素振りで。
 陽に透けるような白髪は老婆さながらに、しかし魔女の外見は言葉通り"乙女"であった。
 さて、話を戻すとしよう。
 右から見ても左から見ても、いかにも魔女である彼女の手元には、藤色の花が咲いていた。

 それはコロンバインという名前で、オダマキとも、糸繰り草とも呼ばれる花だった。
 つい先日植えたばかりの花は、水をたっぷりと含んだ土の上で生き生きと咲いている。

「うふふっ! 今日もお掃除のし甲斐がありますね」
 駆けてくるような足音と、嬉しそうな少年の声が魔女の耳に届く。顔を上げて見れば箒を持った少年が、散らかった丸テーブルの上を片付けていた。
 読みかけの本は本棚へ。
 出しっぱなしの筆記用具は道具箱へ。
 編みかけの手袋は、編み棒と一緒に籠の中へ。
 食べかけや飲みかけがないのが幸いか。
 片付けられない魔女に代わって、少年――マリオ・ラヴュートは手際良く、楽しそうに片付けをする。

「おやっ! これは何でしょうか……っ?」
 少年の手がぴたりと止まる。魔女の腐海に埋もれていたのは、一冊の本。文庫本サイズのせいか、そこまでの厚さはない。
 小豆色の表紙には、箔押しで花と草の模様が象られていた。
 分厚くてずっしりとした本を好む魔女にしては、随分と小柄で可愛らしい装丁の本を選んだものだ。早速マリオは、本を取って魔女を振り返った。

「千々花さーん! この本は何ですかっ?」
「……え」
 少年を手伝おうとしていた魔女は、彼が持っていた本を見て――一瞬、表情が引き攣った。
 しかし魔女はすぐに表情をやわらげて、にこりと笑う。

「それはね、短編集よ」
「短編集……ということは、お話がたくさんあるのですねっ。どんなお話があるのですか?」
「…………ええと。それは、その」
 答えるまでに一息。
 言葉を濁すような、歯切れの悪い物言いだ。
 はぐらかすような素振りを、魔女は明らかに見せてしまう。
 マリオはそんな魔女を不思議そうに見上げて、首を傾げつつ。

「むむっ。わかりました! 怪談の短編集なんですねっ。千々花さん、怖い話好きですし」
 名推理をする探偵の如く、丸眼鏡をクイッと持ち上げた。
 あれはいつだったか――今日のようにテーブルの上を掃除していた日のこと。
 魔女の積読に紛れ込んでいたのは、牡丹灯籠に、皿屋敷、四谷怪談。読もうとは思わなかったが、おどろおどろしい文字が書かれた装丁を見れば、どんな内容かは予想がつく。
 温室の魔女は怪談が大好きなのだ。
 それならばと少年は、纏う星屑をチカチカと散らして、持っていた本を掲げる。

「ぼくも読んでみたいですっ! お借りしてもよろしいでしょうか!」
「え、ええ……それは、構わないけど」
 どうにも居心地が悪そうな魔女は、それでも駄目だとは言わなかった。少年は本を嬉しそうに抱えて「ありがとうございますっ」と笑顔を見せる。

「マリオさんは本が好きなの?」
 すっかり片付いた真っ白なテーブルは、マリオによってピカピカに磨き上げられ、腐海に飲み込まれていたとは思えない美しさだ。
 こんなに綺麗だったのかと、魔女は何度目かの感動を蘇らせつつ――片付けのお礼に、お茶の準備に取り掛かるのだった。
 マリオは椅子にちょこんと座って、表紙を捲ってから顔を上げる。鋼色と紫水晶色のオッドアイを、星のようにきらきらと輝かせて、
「たくさんは読めませんが、本は読みます。なのでぼく、この前ですね……部活で読書感想文を提出しましたよっ」
 本の内容も、感想も、具体的なことは何一つ言わないが、少年の声はとても嬉しそうだ。
 読んだ本はとても面白くて、心がわくわくして、感想を書くのも楽しかったのだろう。
 魔女も少年の笑顔につられて思わず、微笑む。

「この本を読んだら、ええと、えっと……5冊目になるかもしれませんねっ」
 実際はもっと多く読んでいるかもしれないが、両手で数えたら本を落としそうだったので、片手の数に留めておいた。
 テーブルの上には白磁のティーカップに、銀の匙が並んで。
 魔女が少年の隣でティーポットを傾ければ、カップに紅色の円が描かれる。
 カップからは湯気が立ち、バニラとストロベリーの香りがふうわりと香った。

「うふふっ。今日の紅茶は、とっても甘い香りがするのですねっ」
「ええ。たまには、こういう甘いお茶もいいかなって用意してみたの」
 魔女は、最初の一口はストレートで。
 その後はミルクを入れる。ティースプーンでくるくるとかき回せば、少年も魔女と同じようにミルクを混ぜる。
 猫舌の魔女は、ふうふうと息を吹き掛けてから、もう一口。
 ストレートの時よりも、バニラの香りが強くなった気がした。

 やがて魔女は、差し向かいに座る少年をじっと見つめて。
 ゆっくりと唇を動かす。

「……オー・ヘンリー」
「はいっ?」
「その本、オー・ヘンリーの短編集なの。だから怪談ではないし……ちっとも怖くはないわ。そこまで物悲しくもないし」
 魔女はどこかばつが悪そうな面持ちで、カップを両手に持って呟いた。深く深くため息をついてから、もう一度口を開く。

「……たまには、あたたかい結末のお話が読みたくて」
 消え入りそうな声に、恥じらいを忍ばせて。
 魔女はがくりと項垂れた。
 他人を呪い、他人を不幸にする。それが魔女の生業だ。
 優しさも夢も与えない邪悪な魔女が――あたたかな終わり方を、幸せな結末を、密やかに夢見ているなんて。
 あまりに辻褄が合わないではないか。

「千々花さん。今日のお茶も、とってもおいしいですよっ」
 落ち込む魔女に、マリオは変わらず笑顔を見せてから紅茶を飲む。
 ミルクティーにすれば、甘さはいっそう増して、まろやかな味わいが口いっぱいに広がった。

「たまにはこんなに甘いのも、良いではありませんかっ」
 そしてもう一口飲んで、おいしいと、もう一度伝えて。
 魔女の言葉をそのまま借りて、たまには良いのだと少年は笑った。笑顔と一緒に星屑が零れて、きらきらと輝いて。
 魔女はなぜだか心が軽くなり、表情を緩めた。

「そうよね。たまには、読んでもいいわよね」
「うふっ。そうですともっ!」
 マリオは元気良く答えつつも、やっぱり本の内容が気になって、こっそり頁を捲る。
 ちっとも怖くない。そこまで物悲しくない――魔女の言う物語はどんなものなのか。開いた頁には『賢者の贈り物』と書いてある。髪の長い女の姿が、挿絵として描かれていた。
 賢者、贈り物。言葉だけ聞けば、なんだかおめでたい日の物語のようで、楽しみが水風船のように膨らんだ。
 続きは帰ってから読もう。少年は視線を上げて、魔女が先ほど手入れをしていた花壇に向ける。
 風に揺れる藤色の花が、新しく植えた花だとすぐに分かった。

「千々花さん、あの花の名前は何というのでしょうかっ?」
「ああ、あのお花はコロンバインよ」
 いつものように、魔女は花の名前を伝える。
 ノートに万年筆を走らせて、大きめに文字を綴って。
 花の名前を少年に教えるのだ。

「コ、ロ、ン……バ、イ、ン……」
 マリオもガラスペンを持ち、ゆっくりと魔女と同じ言葉を綴る。
 空色のガラスペンは、太陽の光を浴びて、きらり、煌めいて。
 紙の上では七色の光が跳ねて、青色の文字と一緒に楽しげに踊る。
 少年の文字はよたった形ではあるけれども、いつも読みやすくて丁寧だ。
 自分の名前、花の名前、人の名前。
 彼が覚えた文字の数はいつの間にやら、両手では足りないほどに多くなっていた。

「ふふ。マリオさんの文字を読むの、とっても楽しみにしているのよ」
 少年を眺める魔女の表情はすっかり解けて、穏やかに微笑む。空になった少年のカップにお代わりの紅茶を注いでから、今度は花や天気の話を始めるだろう。

 いつか雪が降ったら、温室の入口に雪だるまを作ろう。
 拾った小石は目に、枯れ木は腕に。
 鼻と口は何にしよう。落ちた赤い実ひとつ、ふたつ。ボタンのように並べてみようか。
 そんな他愛のない話をして、笑い合う。


 魔女と少年はこうして、今日も穏やかなひとときを過ごしていた。
 ネバーランドに金木犀が降り続く限り、いつかの約束をして。
 夢を語り、夢を見ることに終わりはないのだと。

「親愛なるマリオさんへ。お花の名前を、100個書けるようになったその時は」
 そして魔女は、手帳に書いた文字をマリオに見せる。
 少しだけ照れ臭そうに読み上げながらも、声は嬉しそうに弾んでいた。

「100より先のお花は、マリオさんと一緒に植えたいです。この温室を……誰よりも大事にしてくれるあなたと一緒に」
 終わらない夢を見させてくれるこの場所で、愚かな魔女は夢を見続けるのだ。


 誰も彼もが幸せになれる、叶うことのない夢を。
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パーティメッセージ
魚
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メッセージはありません。
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メッセージ
ワカメ
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PNo.254 マリオ・ラヴュート
にメッセージを送った。



メッセージはありません。
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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
蟹
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コミュニティNo.202 ネバーランドの温室【閉鎖】
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.257 アリオト音楽堂【閉鎖】
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.419 キルシェ湖岸にて【閉鎖】
で、0人の発言がありました。
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アイテム
魚
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千々花は週替わりまほがく定食(魔) を食べた。

今週は上品な味付けの煮魚定食だ。
大ぶりながら、煮崩れていないフワフワした身が魅力。

MMP/MSP/運命力が増加した!
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魔法学園の声
ワカメ
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マイト先生
フンッ!!フンッ!!
 筋肉は一日にしてならずッッ!!
 今日も仕上がっているぞォッッ!!

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ソージロー先生
「おお、マイト殿。今日も精が出ますな」

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マイト先生
「フンッ!!おやッ!!これはソージロー先生ッ!!フンッ!!
 先生の筋肉もッ!!
 調子が良さそうですなッッ!!」

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ソージロー先生
「いやいや、マイト殿には足元にも及ばないでござるよ。
 鍛錬を欠かすことはござらぬが」

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マイト先生
「ウムッ!!
 召し物の下の筋肉が、日々の鍛錬により
 はち切れそうな程仕上がっているのが、
 私にはわかりますぞォッッ!!


 共に己が肉体を鍛え抜くというのは如何ですかなッッ!!」

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ソージロー先生
「ふむ、親睦会ということですかな?
 拙者でマイト殿の相手が務まるのであれば」

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マイト先生
「ハッハッハ!!
 こちらこそ東方の筋トレ術をご教授願おうッッ!!ムンッッ!!!」


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ミラージュ先生
「……誰かツッコミを呼んで」
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通常戦闘
ワカメ
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魔法学園の生徒用務員
PNo.401 エルエンデ千々花VSオークX
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戦闘終了
ワカメ
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オーク・X・アムステルダム
皆から愛を込めて【用務員さん】と呼ばれているオークさん。
「○○ですまない……」が口癖で、とあるオークに憧れている。
好きな食べ物は黄金リンゴパイ。
生徒全員を相手に戦うという中々過酷な業務をこなした。
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オークX
「フウウ…………」
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オークX
「オラ、こんなもんで良かっただかなぁ……?
 オメェも、痛いところは無いだか?」
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オークX
「ちょっと痛い目にあってたらすまない……
 これ、お駄賃だ」

オーク・X・アムステルダムが500SCくれた!
ついでに20TP手に入れた!

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名称不明
魔法学園の学園長。
フードをかぶっていて顔は見えないが、声はまだ若い。
オーク用務員に無茶振りをした張本人。
好きな食べ物はまほがくランチプレート。

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学園長
「やあ、双方ともお疲れ様。
 おかげ様で良いデータが取れたよ」

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学園長
「ちなみにオークXくんには射程8に改造して、
 その分威力や命中を落としたチャージを渡したよ」

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オークX
「ええ……?」

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学園長
「威力を減らすとダメージが減るとはいえ、彼の攻撃は痛い。
 シールド等はできるだけつけておいたほうが良い」

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学園長
「さて、それじゃ、オークXくんは休憩していていいよ。」

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オークX
「それじゃ、オラは先に失礼するだよ
 お相手ありがとうだ」

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学園長
「君には今後の説明を軽くしておこう
 疲れているだろうが、もうちょっとだけ付き合って欲しい」

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学園長
「……さて今後なのだが、
 この学園の中心に塔が建っているのは知っているね?」

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学園長
「皆自分が受けたい授業ややりたいことをして貰いながら、
 塔の地下に広がっている遺跡を探索してもらうことになる」

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学園長
「塔の地下に広がる遺跡はとても広く、深い……
 遺跡にはスペリオルからやってきた魔物や兵士がうろついている。
 同時に、スペリオルから流れてきた
 アイテムが発見されてもいるんだ」

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学園長
「それらは全て……この世界の侵攻に対抗する力になる。
 敵を倒せば当然経験が積め、アイテムやスペルは解析すれば
 この世界を守る力となるだろう」

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学園長
「入園式の時の言葉と重なってしまうが、
 我々は君たちを全力で守るつもりだ。
 是非ともそれに応えてくれるように信じているよ」

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学園長
「……無論強要はしないが、ね」

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学園長
「それじゃあ、疲れている時に長々とすまなかったね。
 次回までにゆっくりと心と身体を休めてくれたまえ」

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学園長
「それでは、失礼するよ」
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《要素魔術》
ワカメ
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里見睦月
オールバックに眼鏡、ネクタイをキッチリ締めて
スーツを着込んだ男性教諭。
表情の変化に乏しいが、教職に慣れているらしい。
異世界からやってきたようである。
好きな食べ物はカニ。
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睦月先生
「要素魔術を担当する、里見睦月(サトミ・ムツキ)だ」

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睦月先生
「簡単に説明すると、要素魔術というのは
 通常の【魔法】に各種追加の属性や
 効果を付けたものだ」

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睦月先生
「代表的な属性魔術のみならず、
 他にも使いやすく各々が調律した魔術が要素魔術だ」

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睦月先生
「スペル合成による複数の魔法の合成等も、
 扱っていくのでよろしく頼む」

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睦月先生
「自分に合ったものを見つけられるように努力してくれ。
 それでは授業に入る」








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睦月先生
「……そこまで」
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睦月先生
「以上が要素魔術の授業だ。
 自分に合うと思えば、次回も参加するといい」
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睦月先生
「それでは今日の授業はここまでとする」

《要素魔術》の授業を選択!
千々花はMHPが31増加した。
千々花はMMPが10増加した。
千々花はMSPが10増加した。
千々花はMMPが10増加した。
千々花はMSPが10増加した。
千々花はMMPが11増加した。
千々花はMSPが11増加した。
千々花は回避力が10増加した。

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ワカメ
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目的の決定
蟹
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PNo.401 エルエンデ千々花
はパーティ 森のくまさん に参加した!

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次回予告
ワカメ
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クリスマスプレゼントト
ワカメ
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枕元にサンタマスクからのプレゼントが置かれた!
シンフォニー をゲット!
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お年玉
ワカメ
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学園長からのお年玉がどこからか落ちてきた……。
OPを5ゲット!
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