 | 後期学園生活 5日目 |
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| Diary |
今の自分はきっととても不運で人生で一番最低な場所にいる。
死神が傍で鎌を振り上げ笑っている。
此処は地獄で隣に居るのは極悪な鬼。
山から転がるように真っ逆さま。
色々と今の自分の境遇につける言葉はあるが、やはり一番似合うのはこれではないだろうか。
天は我を見放した。
自分の境遇を呪う。そんな事を考えながら嘆息をつく。
「お兄ちゃん」
思い出されるのは今の自分を此処まで蹴落とした女が言った言葉。
それは誰に対して、此処には俺しか居ないよって俺に対して。
彼女の肉親でも何でもないのに、と言うか彼女の兄など冗談ではない、寒気がする。
女の名前、木天寥かがみ。赤く血の色に染まった白衣を羽織る不気味な女。
木天寥は笑っていた。傍から見れば愛らしいと思える、俺からすれば鳥肌の立つ笑顔で。
俺の事を兄と呼称して、笑っていた。
…あぁ、最低最悪ってやつだ。
○月×日 四日目
「おい、木天寥」
「かがみ様って言えってあれだけ教えてあげたのに、まだ理解できてないなんて吃驚なお兄ちゃんだ
よね」
やはりお兄ちゃんだけは絶対に嫌だ、そう思い止めさせようと声をかけたのだが初っ端からこれだった。
半目で木天寥を睨んだが、こいつは素知らぬ顔をしている。
「木天寥。譲歩とはお互いに譲り歩み寄るから譲歩と言うんだ。
お前がその呼び方をする限り、俺も変える義務は無いと思うんだがな」
「私とお兄ちゃんは対等じゃないから、私は変えないで良いって言うのが弁護側の主張ー」
「木天寥、それはお前の主観であり妄想、だ。お前にその気が無いならお前は永遠に木天寥だ」
「…むー」
木天寥からやっと笑顔が消え、一転して不満そうな顔となる。
膨らませた頬でだけではなく木刀を白衣から出そうとしてるので先行きは怪しいが、寒気のする笑顔よりは100倍マシだと思うので、気にすることもなく続ける。
「かがみ。これでいいんだろう？」
「……おにーさん」
「おい」
元に戻っただけか、さっきの甘ったるく薄気味の悪い呼び方よりはマシだが進んでいない。
「銀って言い難いし。さんを付けるのも嫌。私に一発叩かれたぐらいで気絶するような人にさん付けなんて勿体無くてちょっと、ねぇ？」
「譲歩というより妥協だな、これは。確かに不意打ち程度でやられる俺も悪いが」
手を血管の浮かぶ頭にやり、ヤレヤレと言う。ため息をつくのは今日これで何度目だろうか。
「じゃぁ、おにーさんで決定で………って言うかー、おにーさん普通に喋れたんだ」
「何をおかしなことを、当たり前だろう。お前は俺を一体何だと思ってる」
「怒る・怒鳴る・説教する、それしか聞いた憶えないから近所の雷オヤジかなぁと常々」
引き攣った口元、ため息は数えてないが怒鳴るのは少なくともこれで三回目だ。
「お前が俺を怒らせるのが悪いのだろうが！！」
「ほら、怒った。ダウト」
全くこいつは、人を怒らせる事に人生をかけているのか。
趣味か、趣味なのか、趣味なのだろうな。
「…あぁ、それとー。無職のホームレスとも思ってるー」
きっとこの時の俺は、とても人には見せられない顔だっただろう。
無職の、しかもホームレス。脳に延々とその言葉がリフレインする。
目の前にいる木天寥は至って本気の目をしている、本当にそう思っているのだろう。
ふと空を見上げる。爛々と輝く月と添えるような満点の星。月が綺麗だ、と現実逃避をしてみた。
「ほら、おにーさん見た目が20台後半入りそーだし。それで意味も無く学校に通ってれば誰だって疑りたくなると思う、それにお金持って無さそうと言うか貧乏っぽい」
「待ちやがれ、喋るな黙れ。二度と口を開くな。
俺だって仕事ぐらいしてい……た？………していたのか？むぅ、何故かよく思い出せん」
不思議と何も思い出せなかった。仕事をしていたのだろうか？していなかったのだろうか？
本気で悩む俺に対し、木天寥が怪訝そうに眉をひそめる。
「20代でもう呆けましたかー？痴呆症にはまだ早いですよおじーさん」
「記憶喪失ってのもあるだろ………少し、待て………」
自分は何をしていただろうか、と考える。
…が一向に思い出される兆しは無い、自らの頭の中は暗闇のままだ。
「…やっぱｒ――「いや、まて。そうだ確か夢を、夢をおって…」――それつまり」
全く思い出すことはでき無かったが、ふと微かだが浮かんだ言葉をそのまま言う。
だが、その夢と言う言葉が不味かったのか先程まで不満げだった顔に、邪な笑みが浮かぶ。
これはダメだと思った。夢だけならともかく無職と言うイメージが十中八九木天寥を勘違いさせるだろう。
また出し抜かれるのも面白くないので先手を打つ。
「正確には、いや正確かどうかも仕事かすらわからんが―――
月を掴もうと、そう長い事ずっと手を伸ばし続けていた様な気がする。結局掴めなかった思うが」
「わーそれはまた無駄な事をしてたねー、凄いバカだと思う。ご愁傷様」
「別に否定はせんがな。研究者の台詞としてそれでいいのか？
不可能を可能にするのが科学者や研究者の使命だろうに」
無い胸を張って、木天寥はキッパリと言った。
「私は天才だから別。できる事だけどもっと簡単にできたらいいなーって事でやってるからいーの」
「全く同じだと思うが……っと、あぁ。思い出せない事に思い当たる事が一つあった」
「ん？」
「昨日お前の木刀で後頭部に一撃喰らった。気絶するほどだから相当の打撃だったんだろーな」
「…あははー」
嘘ではない、気絶する前は痛みを感じる暇も無かったが起き上がった時は相当に痛かった。
よくわからないが、何故か口の中も異常に気持ち悪く毒でも食したかのようだった。
記憶を失うほどかと言われると、それはたぶん違うと言うが。
それでも意趣返しには丁度良い。見る限り木天寥も笑っているが多少堅い。
幾分胸がスッとする。木天寥が一瞬だけ引いただけでも十分満足に値する物だった。
だが、その結果木天寥が次に取るであろう行動は間違いなく一つしかない。
俺はそれに供えるべく、掌に魔力を集め木天寥に向き合うように立ち態勢を整える。
案の定、木天寥は白衣の内側から木刀を取り出そうとしている。
微妙に先の部分が黒いのは俺の血で染まったのだろうか。
木天寥は完全に取り出しきった木刀を両手で持ち、縦に構え、そして。
「仕方ないね。アフターケアはばっちり壊れた物は叩いて治せ、で！」
それは電化製品だ、人間が叩かれて治るかとつっこみを入れたいがその時間は無さそうだった。
「くそがっ。お前はそればかりだな！！」
| Quick Action / etc |
|
装飾に メガネ を装備しました。
現在の大乱戦チームメンバー このチームで 大 乱 戦 に参加しました！
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| Party Message |
沙夜「みー。みー。みみっみー」
アーシュ「今日は大乱闘ね……気を引き締めて行くわよ（ぇ」
| Castle Party・所属メンバー (Before) |
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| Character Data (Before) |
| ENo.1741 シリウス | |||||||
| HP | 1077 / 1077 | 1 | 貫通1 | 場所 | I5 ［特殊LV1］ | ||
| SP | 237 / 267  | 2 | 過激1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 4 | 体格 | 75 | 3 | 魔術6 | 参 加 団 体 | |
| CP | 40 | 敏捷 | 125 | 4 | 命術5 | 0 | 赤いリボン共同募金 |
| PS | 570 | 器用 | 75 | 5 | 精霊2 | 1 | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 243 | 6 | 2 | ||
| 連勝 | 3 | 魅力 | 75 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 148 | 生命 | 75 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 85 | 9 | ――― | 5 | |
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 | イベント戦闘 |
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Castle Party 所属 † V S †
気弱学生
 眼鏡男
Enemy |
銀「手加減はできんぞ、なにせ戦い方が全く思い出せんからな」
気弱学生「ごめんなさい、卒業したくて・・・」眼鏡男「私に適うとでもお思いかねッ！」
BATTLE START!!
非接触フェイズ
|
眼鏡男の攻撃！
眼鏡男「降参するなら今のうちだよ？」ラピットファイア！！1
銀は攻撃を回避！
銀に141のダメージ！
銀の攻撃！
銀「槍よ、敵を貫け!!」マジックミサイル！！
気弱学生は攻撃を回避！
眼鏡男の平穏LV1
眼鏡男のSPが3増加！
眼鏡男の攻撃！
眼鏡男「時間だ、後悔の準備はいいかい？」ラピットファイア！！2
銀に136のダメージ！
かがみは攻撃を回避！
非接触フェイズ
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戦闘フェイズ
気弱学生の魔攻LV1
気弱学生の魔法ATが上昇！
眼鏡男の物攻LV1
眼鏡男の物理ATが上昇！
TURN 1
|
かがみの攻撃！
グーフクック！！
眼鏡男は攻撃を回避！
銀の攻撃！
眼鏡男に304のダメージ！
眼鏡男の平穏LV1
眼鏡男のSPが3増加！
眼鏡男の攻撃！
かがみに176のダメージ！
気弱学生の攻撃！
気弱学生「あの・・・その・・・」マジックブースト！！3
気弱学生の魔法ATが上昇！
かがみに134のダメージ！
TURN 2
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銀の攻撃！
銀「槍よ、敵を貫け!!」マジックミサイル！！
眼鏡男に415のダメージ！
かがみの攻撃！
うわマズっ！！」
グーフクック！！
眼鏡男は攻撃を回避！
眼鏡男の攻撃！
眼鏡男「ハハハハハッ！！」ペネトレイト！！4
かがみに196のダメージ！
かがみのHPが125減少！
気弱学生の攻撃！
気弱学生「負けられないんです・・・」ウィークネス！！1
銀は攻撃を回避！
銀の攻撃！
銀「魔術で創った槍だ、威力を味わってみんか？」マジックミサイル！！
眼鏡男に474のダメージ！
銀「雑魚がッ」かがみの攻撃！
スラッシュ！！
気弱学生に515のダメージ！
眼鏡男の平穏LV1
眼鏡男のSPが3増加！
眼鏡男の攻撃！
かがみに200のダメージ！
気弱学生の攻撃！
気弱学生「負けてもらえませんか・・・」ボロウライフ！！2
かがみに146のダメージ！
眼鏡男のHPが73回復！
眼鏡男「そんな馬鹿な・・・」眼鏡男が倒れた！
TURN 3
|
銀の攻撃！
銀「まるで吸血鬼だと思わんか？」ボロウライフ！！
気弱学生に254のダメージ！
かがみのHPが127回復！
かがみの攻撃！
スラッシュ！！
気弱学生に486のダメージ！
銀の攻撃！
銀「まるで吸血鬼だと思わんか？」ボロウライフ！！
気弱学生に253のダメージ！
かがみのHPが126回復！
気弱学生の攻撃！
銀は攻撃を回避！
かがみの攻撃！
スラッシュ！！
クリティカル！
気弱学生に606のダメージ！
気弱学生「ひどい・・・」気弱学生が倒れた！
かがみ「んー……。 まぁ、こんな感じだったよね」
銀「お前が欲しい、食わせろ………って、嘘だ。冗談だ！
(む、むぅ。何故に急に食欲が)」
戦闘に勝利した！
325 PS、 8 CPを獲得！
かがみは シャープペンシル を入手！
銀は メガネ を入手！
| Normal Action / etc |
|
過激 のLVが1上昇しました。(- 10 CP) 過激 のLVが1上昇しました。(- 20 CP) 魔術 のLVが1上昇しました。(- 6 CP) 精霊 のLVが1上昇しました。(- 4 CP)
オーバーヒート を習得！
赤いリボン共同募金 の活動をしました！
赤いリボン共同募金 の活動をしました！
赤いリボン共同募金 の活動をしました！
赤いリボン共同募金 の活動をしました！
もろぞふ(1553)に 100 PSを渡しました。 CPが 34 増加しました！ NPが 1 増加しました！ かがみ(1739)を同行者に指定しました。
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| Shout!! |
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たくさんの叫びが聞こえてきます。 |
| Event |
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何者かと遭遇した！
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| イベント戦闘予告 |
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Castle Party 所属 † V S †
暴れ鶏
 保健委員 
Enemy |
| Castle Party・所属メンバー |
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| Character Data |
| ENo.1741 シリウス | |||||||
| HP | 1080 / 1080 | 1 | 貫通1 | 場所 | I5 ［特殊LV1］ | ||
| SP | 222 / 269 | 2 | 過激3 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 5 | 体格 | 75 | 3 | 魔術7 | 参 加 団 体 | |
| CP | 42 | 敏捷 | 129 | 4 | 命術5 | 0 | 赤いリボン共同募金 |
| PS | 795 | 器用 | 75 | 5 | 精霊3 | 1 | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 247 | 6 | 2 | ||
| 連勝 | 4 | 魅力 | 75 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 190 | 生命 | 75 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 85 | 9 | ――― | 5 | |
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