後期学園生活 3日目



基本行動宣言成功
戦闘行動宣言成功 [イベ]
 └ 技設定 セリフ 必殺技名 を変更
その他の設定成功


Diary


 目を開けると、強い照明が飛び込んできた。
再び目を閉じてしまいそうになったが、光などに負けてはいられない。
何万、何十万という人の歓声が私を包み込んでいるからだ。
包み込む? そんな生温い表現ではいけない。締め付けているのだ。
目の前を見据えると、数本のロープが地平線と水平に張られている。
ゆっくりとそのロープに近寄り、跳躍する。
目の前にはまるでロープで隔離された四角形の床が広がった。
普段からよく目に見ているはずのこの空間だが、
今日は何時になく全てが新鮮に映る。
これほどの感覚に匹敵するとしたら、デビュー戦の時ぐらいだろうか。
そうだ。あの時に見たもの聞いたもの、今でも全て思い出すことが出来る。
何物であっても上書きすることが出来ない記憶。
今日という日もまた、そのような記憶の一つとなるのだろう。
四角形の隔離空間──リングに私が降り立つと、
鳴り続けていた歓声はより強く、私を砕かんばかりに締め付けた。
ゾクゾクと背筋を何かが登って行く感覚に、私はニヤリと笑みをこぼした。
そして、締め付ける彼らに対して最大限の礼を送る。
ふと、目の前を大きな影が通り過ぎた。
振り返るとどうじに、ズドンというような鈍い音があたりに響く。
再び私に、いや私達に対する締め付けが強烈になった。
目の前に降り立った彼は、前かがみになった上半身をゆっくりと起こす。
私の2倍はあろうかという大男だ。
そう、このリングにおいては体格や重さなんて関係ない。力こそ全てだからだ。
その男の腰には頂点にいることを示す金色のベルト。
その光沢はギラリと私を睨んでいた。その遥か上方にある──男の目と共に。
ベルトが示すように、男はこの格闘技におけるチャンピオンだった。
名前はジョニー。
頂点に挑むものを幾度となく蹴落としてきた帝王だ。
彼は私を見下ろしながら笑みを浮かべ、その左手を差し出してきた。

「ようやくここまで登ってきたか」

私はその手をとり、お互いに強く握り締めた。

「かつて私は言いましたねッ!! 今こそあなたに照明してやりますッ!!
 ここよりも高く私は昇ることができるのだということをねッ!!」

彼は笑った。豪快に。
まるで昇れるものなら昇ってみろ。そういわんばかりに私を握り締めた。
そして、それに答えるように私も彼を握り締めた。

 ゴングの音が鳴り響く。
締め付けていた歓声はもう既に届かない。私達はそれほど遠くへ来てしまったのだ。
リングという隔離された空間には、私とジョニー以外は存在しない。
審判? 君達はそんなモノがこの戦いに必要だと思うのか?
私達はお互いに睨み合っていた。笑いながら。だがその目に戦い以外の色はない。
ただ相手を見据え、その行動を探る。
先に動いたのはジョニーだった。その巨体では考えられないスピードで迫り来る。
その左腕を紙一重で右へ交わし、そのまま彼の腹にこちらも左をねじ込む。
一瞬、彼は不快そうに顔を顰めた。
ダメージを与えたか。そう思ったのは一瞬。私の甘さはすぐに打ち消された。

「軽い。そんなものでここまで登ってきたのか」

途端、視界が高速で回転する。ジョニーの姿がぐるぐると回る。
少し遅れて、私は彼に顔面を殴られたことに気付いた。
その威力はもはや形容する言葉も見当たらない。
私の体はまるでタイヤのように回りながらリング外へ飛んで行く。
いや。
間一髪。私の右腕はロープを掴んでいた。そしてロープとともにリングに舞い戻る。
その勢いを利用して彼に飛びかかる手段も考えたが、
あまりにも隙が生まれすぎると判断して諦めた。
彼は今までの敵とは比べ物にならない。
むろん、最初から比べてなどいない。
私の目標であり続けたジョニーを、他の何者かと比べられるはずがなかった。
やはり、あれを使うしか方法はない。

「ここからが私流のやり方ですッ!!」

高らかに宣言しその左手を掲げる。
何処から取り出したかは企業秘密だが、その左手は試験管を握っていた。
試験管に入っている液体の色は──紫と緑の神秘的なマーブルだ。
ジョニーの表情が変わった。
気合を入れるためなのだろうか、彼の声にならない叫び声があたりを駆け回った。
リングにひびが入り、ロープはバラバラに千切れ、飛び散る。
途轍もない音の振動。掲げた試験管にひびが入り、砕ける。
だが、これはむしろ好都合だ。
口に含むよりも肌に塗った方が、効果は薄いが早く出る。
じわじわと、私の体を蝕むものを感じながら、ジョニーを見据えた。

「止めだァッ! 独りカウンター!!

「終わりですッ! 独りクロスカウンター!!」

それぞれが砕け散り、宙に舞う。
頭だけになった状態で、私はジョニーをかすかに見ることが出来た。
私と同じように頭だけの彼。その顔は笑っていた。
彼がどんな戦いでも見せたことがない、いうならば会心の笑みだった。

「マイケル……お前は




 日記とペンの奪還に成功しました、隊長。今日の天気はきっと晴れです。

「なーーッ! 私の武勇伝はまだ筆記途中それもクライマックスッ!
 こんな展開の気になるところで筆を取り上げるとは何様のつもりですかッ!」

後ろからマイケルが肩を叩きながらのたまってますが、効いていません。
手下となった──正確にはこの後手下にする予定なのですが──
ばかりのマイケルの攻撃なんて所詮そんなものです。
役に立たないかわりに下克上の心配はないということですね。
今までの日記を読まれた方は既に察しているでしょうけれど、
マイケルに日記を書かせてみたところこのような結果になってしまいました。
これはもはや日記と呼んでもいいのでしょうか。

「人それぞれに過去があるように、私達マイケルそれぞれにも過去があるのですッ!
 棒状戦闘練習機体としての役目を終え、一生徒の手下となった私に
 無個性であり続ける必要がありますかッ、いやあるはずがないのですッ!
 ならば私はッ! 私自身を語ることによってッ! 
 『私』という存在をこの世にッ! 明確にッ! 体現する権利をッ!
 それはもう破裂寸前の風船のようにパンパンに主張しているのですよッ!」

主張したければ勝手に破裂しててください。
むしろあなたの頭に空気を入れて人為的に破裂させたいぐらいです。
何とも長い説明を彼は続けてくれましたが、そんなものはどうでも良いんです。
それを一字一句もらすことなく書き記した僕に拍手を下さい。
右手の筋肉に相当のダメージが来ていますが、達成感は最高です。
え? 昨日は左手を使っていた?
そりゃぁ、あなた。左手はイかれちゃいましたよ。指はピクリとも動きません。
でも大丈夫です。ボロウライフなり何なりをガンガン使って治しておきますから。
相手の生命力? 知りませんよ。僕の左手の方が大事です。

 ごたごたしてしまったせいで挨拶が遅れました。
優等生のリック・フローディンです、おはようございます。
昨日は宣言どおり、日記の最下行まで書き綴ることに成功し、
気付いたら空中に文字を書いてた状態になっていました。
有言実行って素晴らしいことですよね。
やっぱり口だけの大人とは違うんですよ。子供の誠実さこそが大切なんです。
その誠実さを評価して優等生の称号を与えてくださった学園に感謝です。
そんな訳で、これからも暫くは優等生ッぷりを続けたいと思います。
予定ではすぐに日記なんて書いてられなくなりますけどね。

 さて、今日は昨日と同じように第二共通棟『涙』に待機しています。
この校舎の名前の由来は、どうやらここにいる常勤講師、
えぇと、ショイン先生でしたっけ、シェイン先生でしたっけ。
まぁとにかくそんな感じの先生が毎日嘆いているからだそうです。
決して素材が玉ねぎで出来ているとかそんな理由じゃないはずですよ。
ここにいる生徒や非常勤講師の方々は皆至って普通です。
この学園で普通だとか常識だとかが通じないのは分かっています。
とにかく、泣いてさえいなければこの際普通の範囲に入るんです。
話が脱線してしまいました。今日はこの校舎内で命術の訓練をする予定です。
訓練とは行っても、本を読んだり魔法をぶっ放したり、
適当に生活しているだけで十分鍛えられたりするのでお手軽なものです。
他の人がどんな訓練してるかは知りませんけどね? 僕流ですよ。僕流。
ところで命術というのはその名の通り、
相手の生命を奪い自分の生命力として変換する術です。
僕程度の技術では不可能なことですが、手練の者ともなると、
相手の命を完全に吸い尽くし、己の寿命を延ばしたり肌年齢を若返らせたり、
逆に身体を全体的にだったり一部分だけだったり成長させることさえもできるという噂です。
そこまで行くと禁術に近いものという感じがひしひしとしていますね。
しかし僕らが使える『命術』はもっと生易しいレベルで、
相手が疲れてこっちは元気になる、と言ったところでしょうか。
例を上げれるならば、僕がボロウライフを使って左手の筋肉痛を治す、というところです。
吸う相手がいなければ治せないので、純粋な治癒魔法よりは使い勝手が悪いですね。
それでもこの学園においては回復できる技を多く持つ便利な技能です。
回復量の少なさは塵も積もればということにしておきましょう。
えぇと。結局僕は何が言いたかったのでしょうか。
調子が悪いとこんなものですよね。

 そう、僕の調子を乱させるものがあります。
それは僕の目の前に、毅然とした態度でポージングをしています。
緑の体の筋肉兄さん。
許したくても憎んでしまうその容姿は学園でもピカ一です。
そんな彼らがこの学園のいたるところに生えて生活しているのですから、
学園の生徒は彼らの駆除にとても苦労しているのだといいます。
年に一度は歩行雑草刈りが行われているとかいないとか。
とにかくそれだけ学園でもポピュラーな部類に入る敵です。
どうやら今日の戦闘相手はこの歩行雑草だそうで。
戦闘をするなら焼いてしまいたいので、早く始めませんか。
そんな感じで彼に交渉してみました。
しかし、モサモサとした返事が返ってきただけで、彼のポージングは終わりません。
これは一体どうやって対処すれば良いのでしょうか。マイケルさん。

「それはこの学園の鉄則ッ! 二人クロスカウンターですよぉぉッ!」

マイケルまで妙なポーズをとって固まってしまいました。
粗大ゴミの日は何時でしたっけ。
戦闘が始まるまでに二人とも処分しておきたい、そんな気分でした。







 そんなわけで、日記にまだ空白が残っています。
一体何を書いて埋めておきましょうか。

「それはやはりッ! 私の武勇伝のクライマックスをッ!!」

マイケルさんがポーズをとったまま叫んでいますが、ああいうのは無視するに限ります。
みんなもあんな変なお兄さんにかかわっちゃダメですよ。
それで、ですね。今までの分を推敲せずにチキンで
いえ、短時間で書けることといえば何でしょうか。
まだ僕の日記で触れていないこと──そうですね。
まずは命術を使う理由でも書いておきましょうか。

 いきなり結論になってしまいますが、特に深い理由はなかったのです。
とにかく僕には無駄に可能性があった、というところでしょうか。
簡単に言えば、『何にでもなれた』状態でした。
学園には言った当初は、何も出来ない人間だったと言っても過言ではありません。
しかし、能力はなくとも性格はあります。
この学園で学べる技能の中から、自分の性格に会うものは何か、暫く悩みました。
そして最初に


Quick Action / etc




特に何もしなかった。



ごぉいんぐ まい うぇい・所属メンバー (Before)



リック・フローディン(174)
猛撃1 漲溢1 命術5 魅惑10
現在地 B7


Character Data (Before)


ENo.174 リック・フローディン
HP1076 / 1076

1猛撃1場所B7 [特殊LV1]
SP189 / 189

2漲溢1使用可能技一覧
NP1体格753命術5参 加 団 体
CP39敏捷784魅惑100幽霊部
PS50器用755 1
0(0)魔力1056 2
連勝1魅力1207 3
総CP74生命788―――4
単位0精神759―――5
= Profile =
種族人間
性別
年齢10

何処から来て、何のためにここにいるのか。

彼から進んで話す事はないし、聞いても答えてはくれない。


それなりに無口で、それなりに感情が顔に出ない。

絶対ではなく、それなり。

必要な時には口を開くし、笑いもする。

もしかすると、普通の子供。

特別なものなんて何もない、そこらの子供。

だったのかもしれない。




手下No.1 < No Entry > 空いている手下枠です



手下No.2 < No Entry > 空いている手下枠です



Noアイテム名種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2装備

1駄木魔石 / 2 / 2 / なし / なし自由
2駄石魔石 / 4 / 1 / なし / なし武器
3制服防具 / 10 / 2 / なし / なし防具
4胸章装飾 / 10 / 2 / なし / なし装飾
5植物 / 0 / 1 / なし / なし



イベント戦闘



ごぉいんぐ まい うぇい 所属

リック(174)

† V S †
歩行雑草

Enemy




リック「じゃぁ、行きますよ」

歩行雑草「モッサァァァァ―――ッ!!」



BATTLE START!!



非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]リック1076 / 1076

189 / 189




[前]歩行雑草683 / 683

110 / 110





戦闘フェイズ




TURN 1
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]リック1076 / 1076

189 / 189




[前]歩行雑草683 / 683

110 / 110




リック「見てるだけですか? 戦いましょう」
リックは歩行雑草を魅了した!
リックの攻撃!
リック「ちょっと火傷するかもしません」
バーニングソウル!!
リックは炎上に抵抗!
リックに祝福を追加!
歩行雑草に309のダメージ!
歩行雑草は炎上に抵抗!
リックのHPが108回復!


歩行雑草は魅了に耐えている!
歩行雑草の攻撃!
リックに68のダメージ!


(歩行雑草の魅了の効果が消失)


リックは祝福されている!
リックの攻撃!
リック「ちょっと、分けてください」
ボロウライフ!!
歩行雑草に166のダメージ!
リックのHPが83回復!




TURN 2
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]リック1076 / 1076

117 / 189




[前]歩行雑草208 / 683

110 / 110




歩行雑草の攻撃!
リック「避けれるなら、避けます」
リックは攻撃を回避!


リックは祝福されている!
リックの攻撃!
必殺技が発動!
リック「必殺技は最後? 知りません。使えるものならすぐに使います」
必殺技
ラベリーライフ!!
歩行雑草に178のダメージ!
リックのHPが89回復!



(リックの祝福の効果が消失)


歩行雑草の攻撃!
歩行雑草「モッサァァァァ―――ッ!!」
スラッシュ!!2
リックは攻撃を回避!


リックの攻撃!
歩行雑草に178のダメージ!
リック「もう、限界でしょう?」


歩行雑草「モッサァァァァ―――ッ!!」
歩行雑草が倒れた!




リック「いろいろ頂きますね」

戦闘に勝利した!

100 PS、 0 CPを獲得!

リック新鮮な雑草 を入手!

BATTLE END.




Normal Action / etc




命術 のLVが1上昇しました。(- 5 CP)
命術 のLVが1上昇しました。(- 6 CP)
命術 のLVが1上昇しました。(- 7 CP)
命術 のLVが1上昇しました。(- 8 CP)
命術 のLVが1上昇しました。(- 9 CP)

ブラッドサッカー を習得!
ファイアブラスト を初習得!
エナジーモゥン を初習得!

幽霊部 の活動をしました!
  敏捷1 上昇!
  生命1 上昇!

幽霊部 の活動をしました!
  敏捷1 上昇!
  生命1 上昇!

幽霊部 の活動をしました!
  敏捷1 上昇!
  生命1 上昇!

CPが 32 増加しました!

NPが 1 増加しました!

手下No. 1 として マイケル を迎え入れました!
手下データの名前部分から、その手下の設定が可能です。



Shout!!




たくさんの叫びが聞こえてきます。



Event



何者かと遭遇した!


イベント戦闘予告



ごぉいんぐ まい うぇい 所属

リック(174)

† V S †
保健委員

Enemy




ごぉいんぐ まい うぇい・所属メンバー



リック・フローディン(174)
猛撃1 漲溢1 命術10 魅惑10
現在地 B7


Character Data


ENo.174 リック・フローディン
HP1102 / 1102

1猛撃1場所B7 [特殊LV1]
SP190 / 190

2漲溢1使用可能技一覧
NP2体格753命術10参 加 団 体
CP36敏捷814魅惑100幽霊部
PS150器用755 1
0(0)魔力1056 2
連勝2魅力1207 3
総CP106生命818―――4
単位0精神759―――5
= Profile =
種族人間
性別
年齢10

何処から来て、何のためにここにいるのか。

彼から進んで話す事はないし、聞いても答えてはくれない。


それなりに無口で、それなりに感情が顔に出ない。

絶対ではなく、それなり。

必要な時には口を開くし、笑いもする。

もしかすると、普通の子供。

特別なものなんて何もない、そこらの子供。

だったのかもしれない。




手下No.1 マイケル

体格:72 敏捷:72 器用:66 魔力:72 魅力:66 生命:66 精神:66


【HP】877 / 877 【SP】147 / 147 【CP】13

【分類】マイケル
【親密】50






手下No.2 < No Entry > 空いている手下枠です



Noアイテム名種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2装備

1駄木魔石 / 2 / 2 / なし / なし自由
2駄石魔石 / 4 / 1 / なし / なし武器
3制服防具 / 10 / 2 / なし / なし防具
4胸章装飾 / 10 / 2 / なし / なし装飾
5植物 / 0 / 1 / なし / なし
6新鮮な雑草植物 / 2 / 2 / なし / なし



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