 | 後期学園生活 3日目 |
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| Diary |
戦闘訓練の開始である。
棒状戦闘練習機体マイケル君はまさに棒のような身体をしている。
紐のような腕の先の手には赤いボクシンググローブ。
もっともそういえば聞こえがいいが…ただ丸いボールがあるだけにも思える。
学校の不思議その１・マイケル君にはどこかの凄腕なのに勝たずに生涯を終えたボクサーの怨霊がとりついている…。
なお、七番目の不思議は七不思議なのに七個以上あること。
ちなみに、言いふらすのは私。
思いついたのはたった今。
まあ、本当は適当なボクサーのデータをインプットしてるだけだろうけど。
閑話休題。
「さて、はじめようか」
「遠慮なくかかって来なさいッ！！」
マイケルが拳をつきあげて挑発してくる。
おーし、やってやろうじゃないか。
「我ここで汝に願う。悪しき物の怪を消し去る為に…」
って、近づいてきた？！やっぱりこの詠唱長すぎかも。
詠唱キャンセル、慌てず一歩バックステップ。
仕方なく呪符で裂こうとしてポケットを探る。
…ない。
(そういえばまだ補充してなーい？！)
昨日疲れたし面倒だったんで忘れてたんだった。あら大変。
そんな事を考えながらも身体は自然と次の行動に出る。
相手が走りこんでくるのをいい事にそのまま回し蹴り！ただでさえ細い相手の軸脚を払う。
こいつ、頭だけは大きいからあっさりバランスを崩して転んでくれる。
こいつもこっちに攻撃してくるけど、所詮倒れながらだ。
「いいです！いいですよぉッ！！」
よ、喜んでる？！ただなんか妙にテンションが高い……なんか怖いな…
という訳で怖いものはさっさと潰すに限る。
「（前略）精霊との契約により…生じよ、紅蓮の炎！」
ちょっと冷や汗かきつつ挑戦。
念の為普段は使わない印まで結んでみたものの、呪符なし呪文省略で発動するか？！
集中を強めると、眼の前に集っていく赤い粒子。
本来精霊は目に見えないものだけれど、私の目はそれを捕らえる事が出来る。
現れたのは真紅の火蜥蜴だった。
世界は見える見えざるをとわず色んな命に満ち溢れている。
私達の敵でもある、人に害をなす悪しき物の怪。
同じ物の怪でありながら人と共にあり時には手助けしてくれる者達。
そして、世界が世界である為に存在している精霊…火蜥蜴もその一種なのだ。
ちなみにこういった火蜥蜴は召喚などで割とおなじみだったりする。
『よし、来てくれた！』
それの吐き出す吐息から生まれた小さな火球が、
私の意志にそってマイケルに直撃する。
…延焼とかって、気にしなくていいのかなぁ。
きょろきょろしてみる。
あちこちで技術は様々だが同じような光景が繰り広げられていた。
こうなれば一蓮托生。細かい事は気にしなくてもよさそうだ。
…校舎が壊れる前に姉妹連れて逃げよう。
とかを考えている間に炎を喜んでるマイケルが、
火達磨になりながらつっこんでくる。
うーん、赤い布があったらマタドールの真似をしたい気分。
そんな事を思いながら、左に飛びのいた。
なんだ、余裕じゃん。
こちらは無傷。それに対し相手は既に半分ほど壊れている。
あとはこのまま火球を連発して…。
私はもう一度神経を集中させて…その瞬間、瞳は違うものを映した。
……頭をふって湧き上がった幻影を振り払う。
日頃は思考の奥に追いやって思い出さないようにしているもの。
思い出す必要なんて、ない！
中途半端に放たれた火球は当たる事無く弾けて消える。
小さなシャボン玉のように。
っと、マイケルが動いていない事に今更気づいた。
なにやらビンを取り出し飲み始める。
いかにも不吉なドクロのラベルの貼られた毒々しい緑色の液体の瓶。
にやりと笑みらしきものを作って飲み干す。
その身体から妙な蒸気が漏れる。
放り出した瓶から微かにこぼれた液体が、床に触れた途端に白煙を上げる。
ゆ、床が溶けてるし？！
「ここからが私流のやり方ですッ！！」
やばい、何かがやばい。
近づかせてはならない！
そんな衝動に駆られて炎を乱射する。
いくつかは直撃、吹き飛んだ破片はあちこちに飛び散り更なる白煙をもたらした。
「この高揚感ッ！たまりませんよォォッ！！」
「契約に…っ！」
さっきから早口だったせいで舌噛んだ…。うう、痛いよぉ…ってそれ所じゃないし？！
あんな猛毒の拳、触れられたらアウトだ。
「終わりですッ！これぞ現役時代の多くの試合に決着をつけた必殺技ッ！！」
こいつのデータが勝てないわけだ。毒使ってなんて反則じゃないか！
駄目だ！よけられない…来る！！
私はとっさに目を瞑り、腕で顔だけは庇う。
何かがもぎとられる音が、辺りに響く。
案外痛くないんだなって、妙にさめた頭で思った。
…恐る恐る目を開いた。
私からそう遠くない所に、それは転がっていた。
何を言えばいいかわからなくて、私は天井を見上げる。
「…確かに、決着はついたけどさ…本当にこれでいいわけ？」
目の前にマイケルの首が落ちていた。その顔に妙なあとが残っている。
まるで渾身の力で殴られたような。
独りクロスカウンター…そんなけったいな技があるのを、私ははじめて知った。
そりゃ勝てない訳だわ。ようは自滅だろ？
「こうして私は見事にこの頭を手に入れたわけよ」
翌日のお昼休み。長い語りを終え、私はかいても無い汗を拭って見せた。
「わぁ、さすが雫姉！」
とんかつ定食を食べる手を休め、雪が拍手をくれる。
けれど、もう一人の妹は和風定食のお味噌汁をすすりながら…。
「はいはい、よかったね」
「ああ、かすみん冷たい！姉が一命を取り留めたんだよ」
から揚げをぱくぱく。ちなみに今日の日替わりは雪のおごりである。
「マイケル君。あとで調べたら自動的に自滅するようにデータが入力されてたけど」
「うぐ！」
から揚げが気管に入った。
「大体戦ったのは全員だし」
「はう…？！」
プチトマトを落とした…もったいない。
「雪なんて自滅する前にマイケル倒してたし」
「……はぁ、今日も花が綺麗ねぇ」
「君の見てるそれは造花だけどね」
私はのんびりお茶を頂く。
「さて、私は一足先に校内をぶらついてくるか」
霞が立ち上がり返却口へ向かう。
私が語りだす前に、３人である程度の方針は決めた。
とはいえ、他の人とそうは変わらない。
ひとまず暫くは移動せず様子見、その後ＰＴを合流させ移動といったところだ。
霞の背を見送って、お茶をもう一杯頂いた。
「雫姉、これから私達はどうするの？」
「どうしよっかー…とりあえず外かな」
トレイを抱えて返却口へ。
その時だった。何かが脚に引っかかって思いっきりつんのめる。
「あ、すいません」
眼鏡の女の子がすたすたと返却して外へと出て行く。
そのあとをついていく歩行雑草。
こいつら…！
「雪、あいつらを追っかけって謝らせるよ！」
「え、あ、姉さん待ってー！」
どたばたどたばたと退場する。
周囲はあっけに取られたように見送るだけ。
私の地獄耳がようやく我に帰った一人の呟きを捕らえる。
「あいつら掃除せずに逃げたな…」
| Message |
霞(1493)からのメッセージ
霞「有難う。しばらく頑張ってみるよ…。壁濃いけどさ（苦笑）」
霞「日記の事は気にしないでね。
出してくれて有難う♪」
雪(1494)からのメッセージ
雪「えへ、姉さんの日記好きだから気にしないで」
| Quick Action / etc |
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参加団体No. 1 として 登録チーム名/時雨 に参加しました。 参加団体No. 2 として 氷雨 に参加しました。
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| 第1492パーティ・所属メンバー (Before) |
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| Character Data (Before) |
| ENo.1492 九条 雫 | |||||||
| HP | 1053 / 1053 | 1 | 逆境1 | 場所 | B7 ［特殊LV1］ | ||
| SP | 229 / 229 | 2 | 孤高1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 1 | 体格 | 75 | 3 | 精霊10 | 参 加 団 体 | |
| CP | 39 | 敏捷 | 77 | 4 | 付加5 | 0 | 霧雨 |
| PS | 50 | 器用 | 75 | 5 | 1 | 登録チーム名/時雨 | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 122 | 6 | 2 | 氷雨 | |
| 連勝 | 1 | 魅力 | 75 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 74 | 生命 | 80 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 100 | 9 | ――― | 5 | |
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 | イベント戦闘 |
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第1492パーティ 所属 † V S †
歩行雑草
 眼鏡娘 
Enemy |
雫「人を突き飛ばしておいてそのまま去るなー」雪「九条 雪…参る！」
歩行雑草「モッサァァァァ―――ッ！！」眼鏡娘「眼鏡外さないでくださいね、存在否定ですから！」
BATTLE START!!
非接触フェイズ
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雫の攻撃！
雫「精霊達との古の誓約により………舞え、見えざる風刃！」カマイタチ！！
歩行雑草に99のダメージ！
歩行雑草に103の風属性ダメージ！
歩行雑草は攻撃を回避！
歩行雑草に97のダメージ！
歩行雑草に89の風属性ダメージ！
戦闘フェイズ
TURN 1
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雪の攻撃！
雪「先ずは…」トリックワイヤー！！
歩行雑草は攻撃を回避！
眼鏡娘は攻撃を回避！
雪「くっ（数歩たたらを踏む）」雫の攻撃！
雫「精霊達との古の誓約により………押し流せ、青の激流！」アクアストリーム！！
歩行雑草に174のダメージ！
歩行雑草に55の氷属性ダメージ！
眼鏡娘は攻撃を回避！
眼鏡娘の攻撃！
雪に121のダメージ！
歩行雑草の攻撃！
雪に87のダメージ！
TURN 2
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雪の攻撃！
雪「行くよっ！」ソウルファング！！
雪「――そこっ！」クリティカル！
歩行雑草に328のダメージ！
雪「勝負あったね」雪のHPが98回復！
歩行雑草の物理EVAが低下！
雫の攻撃！
歩行雑草に164のダメージ！
眼鏡娘の攻撃！
眼鏡娘「今時の眼鏡娘は火だって吹くんです！」フレア！！1
雪は攻撃を回避！
歩行雑草の攻撃！
雪は攻撃を回避！
雪「？どうしたの」雪は歩行雑草を魅了した！
雪の攻撃！
雪「そこ、綻んでる」ブレイク！！
歩行雑草に347のダメージ！
歩行雑草の物理DFが低下！
雫の攻撃！
雫「精霊達との古の誓約により………生じよ、紅蓮の炎！」フレア！！
歩行雑草に151のダメージ！
歩行雑草に96の火属性ダメージ！
眼鏡娘の攻撃！
眼鏡娘「今時の眼鏡娘は火だって吹くんです！」フレア！！1
雪に103のダメージ！
雪に115の火属性ダメージ！
歩行雑草「モッサァァァァ―――ッ！！」歩行雑草が倒れた！
TURN 3
|
雪の攻撃！
雪「斬ッ！」スラッシュ！！
眼鏡娘は攻撃を回避！
雫の攻撃！
雫「精霊達との古の誓約により………生じよ、紅蓮の炎！」フレア！！
眼鏡娘に130のダメージ！
眼鏡娘に128の火属性ダメージ！
眼鏡娘の攻撃！
雫に121のダメージ！
雪の攻撃！
雪「斬ッ！」スラッシュ！！
眼鏡娘に309のダメージ！
TURN 4
|
雫の攻撃！
眼鏡娘に157のダメージ！
雫「暫くそこで寝ていてよ〜」眼鏡娘の攻撃！
眼鏡娘「今時の眼鏡娘は毒だって吐くんです！」ポイズン！！2
雫に104のダメージ！
雫は猛毒に抵抗！
雪の攻撃！
眼鏡娘に234のダメージ！
眼鏡娘の攻撃！
雫に118のダメージ！
雫の攻撃！
雫「精霊達との古の誓約により………生じよ、紅蓮の炎！」フレア！！
眼鏡娘に129のダメージ！
眼鏡娘に126の火属性ダメージ！
雪の攻撃！
眼鏡娘に241のダメージ！
眼鏡娘「眼鏡買い直さなきゃ・・・っ」眼鏡娘が倒れた！
雫「これってカツアゲ？強盗？ま、いいか。」雪「手合わせ有り難う」
戦闘に勝利した！
175 PS、 2 CPを獲得！
雪は 新鮮な雑草 を入手！
雫は メガネ を入手！
| Normal Action / etc |
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付加 のLVが1上昇しました。(- 5 CP) 付加 のLVが1上昇しました。(- 6 CP) 付加 のLVが1上昇しました。(- 7 CP) 付加 のLVが1上昇しました。(- 8 CP) 付加 のLVが1上昇しました。(- 9 CP)
エンチャント を習得！
登録チーム名/時雨 の活動をしました！
登録チーム名/時雨 の活動をしました！
登録チーム名/時雨 の活動をしました！
頭 を消費して 呪符 に効果付加すると 魔攻LV1 が付加されるようです。 CPが 32 増加しました！ NPが 1 増加しました！ 雪(1494)を同行者に指定しました。
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| Shout!! |
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たくさんの叫びが聞こえてきます。 |
| Event |
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何者かと遭遇した！
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| イベント戦闘予告 |
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第1492パーティ 所属 † V S †
保健委員
 保健委員
Enemy |
| 第1492パーティ・所属メンバー |
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| Character Data |
| ENo.1492 九条 雫 | |||||||
| HP | 1079 / 1079 | 1 | 逆境1 | 場所 | B7 ［特殊LV1］ | ||
| SP | 148 / 234 | 2 | 孤高1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 2 | 体格 | 75 | 3 | 精霊10 | 参 加 団 体 | |
| CP | 38 | 敏捷 | 77 | 4 | 付加10 | 0 | 霧雨 |
| PS | 225 | 器用 | 75 | 5 | 1 | 登録チーム名/時雨 | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 122 | 6 | 2 | 氷雨 | |
| 連勝 | 2 | 魅力 | 75 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 108 | 生命 | 83 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 103 | 9 | ――― | 5 | |
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