 | 後期学園生活 3日目 |
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| Diary |
自分の視界が真っ赤に濡れていると気付いて、俺はユメを見ているのだと理解した。
それは一人の少年のはじまりと、おわり。ずっと昔に識っていたはずの、遠い日の出来事。
―――其処にあったのは絶望だった。
生臭い匂いが鼻腔を満たしている。ボロボロで、指一つ動かせないままで、打ち捨てられた案山子のように少年は横たわっている。
血で塞がった目を開くと、閉じていたはずの神経が不意に全身の異常を告げてきた。
身体が鉛のように重い。傷口は焼けるように熱いのに、手足は何故か氷のように冷たかった。
……当然だ。
限界を遥かに超える打撃を受けた肉体はもはや満身創痍。致死量ではないが血も相当量を失っている。
直ちに死に至る傷ではなかったが、これだけの失血で意識を保っている事は奇跡に近かった。
しかし、それも時間の問題だ。時間と共に流れ出る血は、自らの生命の残量。
さらさらさらさらと……砂時計の真砂のように緩やかに流れ落ちて、いずれは尽き果てるだろう。
『死』―――混濁した頭にさえ狂おしく響くその意味に、背筋がぞくり、とした。
身体は動かない。否、身体の感覚が失くなってゆく。意識は深く沈む。
それが堪らなく恐ろしくて、思わず苦悶の声を漏らした。
「あ……。い、いや……だ……死にたく……な……い」
何が可笑しいのか、笑い声が聞こえる。くすくすくすくすと誰かが笑っている。
絶えずブレーカーを落とそうとする神経を力尽くで捻じ伏せて、意識を現実に引き戻す。
声の主を求めて見上げたその先には、足掻く姿を嘲笑う女が居た。
『―――さようなら。残りの人生、精々無様に這い蹲って生きるのね』
女は人間ではなかった。
その姿形は人型。けれど、少年を見下ろして笑っている女は、人間を捕食するモノ。
世話になっていた人達は、皆コイツに殺された。
口煩く自分の世話を焼いていた幼馴染は、俺の眼前でコイツにやられてしまった。
良い人達だった。けして、こんな風に惨たらしく死んで良い人達ではなかった。
許されるはずがない。こんな理不尽が許されていいはずはないのに。
……俺にはそれを否定する権利も、抗う力も、何もなかった。
違う。あるはずだったんだ。いや、今だってこの手の内にあるはずなんだ！
少年は右手の内にある剣を握り締める。
それは神籬―――神の住処と称された神剣。
封印されていた剣に触れた空巣が翌朝消炭で見つかった事もあるという、人では至れぬ遺産。
神籬に神を封ずるための、神封の神剣。
初めて神籬を手にしたのは大体今から半月ほど前の事。
代々選ばれた継承者が継ぐという秘中の秘。それに触れたのは、幼馴染の家の倉の整理をしていた所にたまたま強盗が入ってきて、已む無く身を護るために手近な棒を手に取ったら――それが曰く付きの剣だった、なんて冗談のような経緯。
周囲の人々は目を丸くし、中には何かの間違いだ、この神籬は贋作だと陰口を叩く者も居たが、自分はそれでも構わなかったし、寧ろ嬉しかった。
自分は特別な存在なのだと。何もできない無力な存在ではないのだと。
セカイは理不尽だと識っていた。幸せは誰にでも平等に与えられるものではなくて。総数が常に一定なのだから、誰かが幸せになれば、その分必ず誰かが不幸になっているのだと。そんな当たり前の事は子供の頃から解かっていた。
だからせめて、自分の知っている世界だけは人並み（シアワセ）であって欲しいと想っていた。
セカイが理不尽でも、自分が特別なら、きっと不幸は見なくて済むだろうと信じていた。
だというのに―――こうして為す術もなく倒れているのは、何故なのか。
柄を握る手に返って来た感触は、やけに頼りなかった。
それを見てか、もはや興味はないとばかりに女の気配が周囲に溶けて行く。
ぴんと張り詰めていた空気が緩んで行く。
力が抜ける。
剣が床に転がり落ちて、ゴトリと音を立てた。
―――底にあったのは絶望だった。
絶望ばかりが詰まった箱、その最奥に希望が在るなんてとんでもない夢物語だ。
ほら、だって今の自分に救いなんて一部たりともない。
特別な力は更なる特別に完膚なきまでに捻じ伏せられた。
護ろうと想っていた世界は、全て真っ赤に染まって壊れ果ててしまった。
あらゆる意味で此処は救いがなくて。あらゆる意味で此処は終わっている。
此処には絶望以外の何もない。
残されたのは無力な自分と、空っぽの心と、張子の神剣だけしかない。
だから―――誓った。
誰の力を借りるでもなく。
何の力を借りるでもなく。
自分自身の力であの女を裁こうと。
全ての輪郭が曖昧にぼやけて、昏い底に沈んで往く中で。
―――それがソイツ（俺）の出発点だった。
| Message |
あまいい(980)からのメッセージ
あまいい「やあ、こんにちは。あなた方の活躍ぶりじっくり観察させていただきます。」
セイラ(1128)からのメッセージ
セイラ「ここ…とは、この学園のことでしょうか？ そうですね、姉がここへ入学すると言い出した時はそれは驚いたものですが」
セイラ「『生きる力』というものは大切なものだと思うのです。この学園では、それは戦闘技術なのですが、それを鍛える事は精神的にも『生きる力』を育てる事になるのではないかと、私は考えています」
セイラ「私達現代人には、それが欠けているのではないかと」
繭(1407)からのメッセージ
繭「ええ、気をつけさせていただくわ。ご忠告ありがとう。
――ゲシゲシ+BRあら、ごめんなさい。わたしったらドジで……つい、こういう失敗ばかりしてしまうの」
ノエル(1595)からのメッセージ
ノエル「解っていながら話しかけてくるとは驚いた。何、今まで絵の中で動いただけで逃げていく奴が多くてな。」
ノエル「……あいつが俺と一緒にされてどう思うかは知らないが、まぁそんなもんだ。」
| Quick Action / etc |
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ItemNo. 2 駄石 から 神籬 という 斬撃 を作製しました。(- 0 PS) ItemNo. 1 駄木 から ニオファイト という 斬撃 を作製しました。(- 0 PS) 孤助(1429)のItemNo. 1 駄木 から 新孤角 という 斬撃 を作製しました。(- 0 PS)
武器に 神籬 を装備しました。
参加団体No. 1 として 学園補修清掃係 に参加しました。
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| Group Message |
ペンギン道場 に対するこおり(76)からのメッセージ
こおり「クエクエ」
ヤクルト販売部 に対するハンス(259)からのメッセージ
ハンス「売り上げの1割をいただけると聞いてやって参りました。」
大河のお料理教室 に対するハンス(259)からのメッセージ
ハンス「レディ・大河！包丁の使い方が判りません！手取り足取り教えて頂きたい！」
ヤクルト販売部 に対するレディ・ヤクルト(525)からのメッセージ
レディ・ヤクルト「ヤクルト売れ行き好調ォオ！！」
大河のお料理教室 に対するたいが(964)からのメッセージ
たいが「入部ありがとー。お祝いに魚ジュースをご馳走するねっ！」
| 第1429パーティ・所属メンバー (Before) |
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| Character Data (Before) |
| ENo.1217 アイゼン＝ウェイクス | |||||||
| HP | 1198 / 1198 | 1 | 貫通1 | 場所 | B7 ［特殊LV1］ | ||
| SP | 178 / 178 | 2 | 侵食1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 1 | 体格 | 117 | 3 | 武具10 | 参 加 団 体 | |
| CP | 39 | 敏捷 | 75 | 4 | 仕掛5 | 0 | 鋼の工房 |
| PS | 50 | 器用 | 102 | 5 | 1 | 学園補修清掃係 | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 75 | 6 | 2 | 大河のお料理教室 | |
| 連勝 | 1 | 魅力 | 75 | 7 | 3 | ペンギン道場 | |
| 総CP | 74 | 生命 | 85 | 8 | ――― | 4 | ヤクルト販売部 |
| 単位 | 0 | 精神 | 75 | 9 | ――― | 5 | |
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 | イベント戦闘 |
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第1429パーティ 所属 † V S †
図書委員
 歩行雑草 
Enemy |
アイゼン「（剣に目を落とし）ふっ……昔を思い出すな。さあ、出番だ―――往くぞ『黄泉』」繭「そこのお方、わたしと踊ってくださりません？」
図書委員「な・・・何の用ですか？」歩行雑草「モッサァァァァ―――ッ！！」
BATTLE START!!
非接触フェイズ
|
アイゼンの攻撃！
アイゼン「―――セット」ピットフォール！！
設置技「ピットフォール」を設置！
繭の攻撃！
エンチャント！！
繭の物理ATが上昇！
繭の魔法ATが上昇！
歩行雑草の物理ATが低下！
歩行雑草の魔法ATが低下！
図書委員の攻撃！
図書委員「こっち来ないでくださいっ！！」マジックミサイル！！2
繭は攻撃を回避！
アイゼンの攻撃！
アイゼン「……小手調べと行くか」ピットフォール！！
設置技「ピットフォール」を設置！
繭の攻撃！
エンチャント！！
繭の物理ATが上昇！
繭の魔法ATが上昇！
歩行雑草の物理ATが低下！
歩行雑草の魔法ATが低下！
非接触フェイズ
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図書委員の攻撃！
図書委員「動かないで！」マジックミサイル！！3
繭は攻撃を回避！
戦闘フェイズ
TURN 1
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アイゼンの攻撃！
必殺技が発動！
アイゼン「悪いな……其処は射程内だ」残華！！
図書委員は攻撃を回避！
アイゼン「……曇ったもんだな、俺の眼も」歩行雑草に356のダメージ！
歩行雑草のWAITが増加！
図書委員の攻撃！
繭は攻撃を回避！
繭の攻撃！
歩行雑草に250のダメージ！
歩行雑草にアイゼンの設置技が発動！
アイゼン「……教科書通りの動きで安心した」ピットフォール！！
歩行雑草に199のダメージ！
アイゼン「急所は外した……暫くすれば動けるだろう」歩行雑草のWAITが増加！
歩行雑草「モッサァァァァ―――ッ！！」歩行雑草が倒れた！
TURN 2
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アイゼンの攻撃！
図書委員に234のダメージ！
繭の攻撃！
図書委員に224のダメージ！
図書委員の攻撃！
図書委員「やめてくださーい！」ブロウ！！1
繭に124のダメージ！
図書委員の攻撃！
繭は攻撃を回避！
アイゼンの攻撃！
図書委員は攻撃を回避！
繭の攻撃！
繭「――――執拗に、貪欲に、狂えるほど優しく、痺れるほど残酷に、あの命を犯しつくそう」ボロウライフ！！
図書委員に195のダメージ！
繭のHPが97回復！
TURN 3
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図書委員の攻撃！
図書委員「やめてくださーい！」ブロウ！！1
アイゼン「……全く、急ぎ過ぎても大成しないと思うが」アイゼンは攻撃を回避！
アイゼンの攻撃！
図書委員に221のダメージ！
アイゼン「諦めるなよ……負けないコトより、負けて這い上がる方がずっと大切なんだ」繭の攻撃！
必殺技が発動！
繭「……なんておいしそう」ボロウライフ！！
図書委員に229のダメージ！
繭のHPが114回復！
図書委員にアイゼンの設置技が発動！
アイゼン「（パキン、指を鳴らし）―――捉えた」ピットフォール！！
図書委員に190のダメージ！
図書委員のWAITが増加！
アイゼンの攻撃！
図書委員は攻撃を回避！
繭の攻撃！
図書委員に226のダメージ！
図書委員「きゃぁぁっ！」図書委員が倒れた！
アイゼン「……ゆっくり休め、休息も大事だぜ」繭「それでは御機嫌よう。紳士淑女の皆様方……」
戦闘に勝利した！
180 PS、 2 CPを獲得！
アイゼンは 百科事典 を入手！
繭は 新鮮な雑草 を入手！
| Normal Action / etc |
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B6に移動しました。 B5に移動しました。
体格 が 21 上昇しました。(- 11 CP)
鋼の工房 の活動をしました！
鋼の工房 の活動をしました！
鋼の工房 の活動をしました！
鋼の工房 の活動をしました！
繭(1407)に、 脚 を消費して 制服 に 加速LV1 を付加してもらいました。 CPが 32 増加しました！ NPが 1 増加しました！ 繭(1407)を同行者に指定しました。
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| Shout!! |
るし(159)の叫び！
るし「パンツいりませんかー？ できたてほやほやのパンツいりませんかー？ 新鮮なので冷凍すれば一ヶ月ぐらいもつよー？」
ネジ子たん(1036)の叫び！
ネジ子たん「ひたすらに追いかけるのです！」
イツキ(1242)の叫び！
イツキ「私の僕…」
ヨク(1340)の叫び！
ヨク「叫ぶのは性に合わない…」
のんのん(1586)の叫び！
のんのん「覚悟ぉぉーーー！！！」
ノエル(1595)の叫び！
ノエル「ふう……生徒でも講師でもないものが単位貰ったらどうなるのだろうか」
| Event |
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何者かと遭遇した！
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| イベント戦闘予告 |
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第1429パーティ 所属 † V S †
眼鏡男
図書委員 図書委員
Enemy |
| 第1429パーティ・所属メンバー |
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| Character Data |
| ENo.1217 アイゼン＝ウェイクス | |||||||
| HP | 1349 / 1349 | 1 | 貫通1 | 場所 | B5 ［花園LV1］ | ||
| SP | 188 / 188 | 2 | 侵食1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 2 | 体格 | 163 | 3 | 武具10 | 参 加 団 体 | |
| CP | 39 | 敏捷 | 75 | 4 | 仕掛5 | 0 | 鋼の工房 |
| PS | 230 | 器用 | 124 | 5 | 1 | 学園補修清掃係 | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 75 | 6 | 2 | 大河のお料理教室 | |
| 連勝 | 2 | 魅力 | 75 | 7 | 3 | ペンギン道場 | |
| 総CP | 108 | 生命 | 85 | 8 | ――― | 4 | ヤクルト販売部 |
| 単位 | 0 | 精神 | 75 | 9 | ――― | 5 | |
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