後期学園生活 26日目
基本行動宣言 成功 戦闘行動宣言 成功 [イベ][デュ][援護][大乱]
└ 技設定 セリフ 必殺技名 を変更
Diary
「……なあ。お前、斬るってよりは、殴ってないか?」
或る夏の日――男はむぅ、と呻りながらも口を開き、そして頭をボリボリと掻く。
草臥れた着流しに浅黒い肌。長身をしたそれは、大きくも無い家の庭で、縁側に座っていた。
ボリボリと掻いた先からはぱらぱらと白い粉が舞い落ちている。
その男の視線の先には竹刀を握る道着姿の青年が一人。
掛けられた言葉に励んでいた素振りを止め、男の方に向き直る。
「……意識はしていないが、何分殺すつもりで振っている。ならば力が入るのも道理に思えるが」
「そう言う話じゃ無くってな――……自惚れてるんだよ。うん、自惚れだ」
雲脂の溜まった頭を掻き毟りつつ、満足な表現に至れたらしくうんうんと大いに頷く。
自惚れか、と口の中で復唱し小首を傾げる青年だったが、やがて口を開いた。
「…………別段意識していたわけでも無いが――とは言え何が悪いと言う。
想定すべき状況には万全を規すべきでは無いのか?……第一、私は刃物が嫌いだ。出来れば真剣は持ちたくない」
「――ぁー……そう言えば、そうだったな。
しかしお前の場合は無駄な力って言うよりも信じてない感じだがね、握った獲物を。」
八百万が泣くよ、とでも言いた気な感じで男は竹刀へ視線を落とす。
「――ふむ」
「だから殴るつもりで振ってるし――ああ、お前、無手の方が以外に良い所まで行くかも知れんな」
「そうか?……明らかに不利に思えるが」
「単純に、その分野としての将来性を言ってるまでだ。分野間の相対的戦力差は考慮の外と知れ」
なあに、覚えておいて損は無い、と男は笑う。
不服、と言うより戸惑いにある様子の青年だったが、まあとりあえずは頷く。
別に彼も剣術に思い入れがある訳では無しに――第一に、彼自身も将来性の点では大きな疑念を抱えていた故だろう。
「心得た。無手か――……よもや無手勝流とか言うオチではあるまいな。」
「心配は要らんよ。こう見えて剣よりそっちの方が得意分野だ。」
「初耳だが……お前はどう言う医者だ」
「戦うドクター。」
ふんと偉そうに胸を張る男。
「ヤブだな。」
ふんと鼻で笑い、縁側に座る青年。
「お前の身体此処まで治してやったのは誰だと思ってやがる」
「私だ。所詮自己治癒に勝る物など在る訳も無かろう。医者など外道のする事だ」
その回答に、男はハトに豆鉄砲食らった様な顔になり、徐にその口からは溜息が出た。
「……それも親父さんの弁かね。
……ったくアイツは……何で息子を変人にしたがるか……」
「別段、そう言う教育を受けた覚えも無いがな。
……まあ、性分の事を言っているのであらば、雨打の当主の宿命に違うか」
雨打の宿命ねえ――と天を仰ぎ、またも男は溜息をつく。
何だか馬鹿馬鹿しい響きであるが、こう言う人種の人間には大事なモノなのだろうか。
「半分は、多分そうだろうがな。それでももう半分はアイツの責任だ」
次いで天を仰ぐ青年。
季節は夏。ギラギラと照り付けている筈の太陽は丁度良い具合に雲に隠れ
見えるのは綺麗な青空と雲の万華にも似た二色だった。
「ふむ」
男への相槌か、はたまた単なる空へと贈る賛美の意か。
何となくな感じで青年は間を埋める。
「自惚れに、友達居ない性格に……どっからどう見ても小利霧な訳だが。」
良くもまあ此処まで似たもんだ。
男は気難しい友の顔を思い浮かべ、次いで横に居るその息子の顔を重ね、苦笑する。
男の視線に気付いたか、青年は天を見るのは止め、男の顔に視線を降ろした。
「……自に惚れて何が悪いか。寧ろ惚れる価値も無い自など醜態に他ならん。
友も自ら作るものでも無かろうに。時が来るのを待っているだけだ」
「…………まあ、そう言う事にしておくがね。」
薮蛇だとでも言わんばかりに男は話題を打ち切った。
「現に時が来たればお前のような男も現れた。私はこれ以上を望まんし、望める身分でも無い」
打ち切った筈の話題を繋げる青年に、二発目の豆鉄砲を食らった男はポカンとした後、笑うタイミングを損ねたのを悔やみつつ苦笑した。
「――……お前、意外なところで親父と正反対だもんな」
若干褒め言葉の含みを持ったその感想に、青年は生真面目に答えた。
「未だ至っておらず、と言った所だろうさ」
「さてな、その性分が十年経って利霧になっているとも思えんが」
「私とて父上の生き写しになるつもりは無い。雨打当主としての求められる性質を語っているまでだが」
はあ。溜息を吐いて男は頭を抱える。また雨打か、と。
まあ悪い事では無いが、あのナルシスト後継者教育が徹底過ぎてないか――
「……ややこしいんだよお前との話は」
そんな心中を何とか喉元で再度腹の中に飲み込んで、そんな苦言を漏らしてみせる。
そんな男に、皮肉の一つでも返せば良いものの青年はやっぱりどこかズレている。
「元来、会話とはややこしい物だろう。情報の疎通とは、決して簡易な行為ではあるまい」
「適当にしろ。てきとーに。人生それで生きてる人間が九割九分だ」
「お前の頭の中の認識か」
「俺が世の中パッと見た感じだ」
「同じ事だな」
……じゃあお前は何なんだと言ってみたくなった男だったが、其処は大人の貫禄と言う物で何とか我慢である。
引き攣る笑顔で、何とか精一杯の皮肉を込める。
「少なくともお前の蛸足配線ビジョンよりはマシだ」
「…………蛸足か」
ズレている青年は、うんうんと頷き、男の皮肉を噛み締めていた。
「ああ、八本どころじゃ足りんな。イカでも不足するぐらいだ」
うん。コイツは十本でも足りないかも知れんが。
「…………海洋生物から抜けれんのか」
「じゃあ、同等八本の蜘蛛足とでも言ってみるか?……俺は節足動物よりタコの方がマシだが」
「タコにしてくれ。商店街に並んでいる方がまだ愛着も持てる」
「蜘蛛は一家に一匹以上は住んでるだろうがな」
身近に居ると言う点では上だと屁理屈を捏ねる男。
「売られているか住み着いているかの違いは大きいと思うが」
「益虫扱いの蜘蛛もいるんだぞ」
何だか論点がずれ始める話。
「ならばお前が蜘蛛になれ。少なくとも私はそれが褒め言葉とは思えんよ」
「じゃあ、蛸蜘蛛って事で」
何だか訳の解らない口論が続く。
騒がしくも平和な夏の日、仁心の今に至る少々ばかり前の話であった。
+++
PL:前回用に書いて、時間切れで登録できなんだ遺産のリサイクルを……。
一応、加筆するつもりだったものの、あれよあれよと言うままに七日の短さを知り、また惰性の恐ろしさを知りますた。ああ、ダメ人間……(´;ω;`)
Quick Action / etc
特に何もしなかった。
Party Message
源五郎「はい。仁心さん、あなたとPTを組めて嬉しく思います」
アリア「単騎で聖歌隊員と決戦ですのね・・・これで勝てれば少しは自信がつきますねぇ。」
名無しさんパーティ・所属メンバー (Before)
新発田 源五郎(300)
猛撃4 風柳3 叩撃7 仕掛15 刺射10 合成10
現在地 F9「 」(419)
貫通3 必殺3 斬撃15 絵画15 付加20 斬射10
現在地 F9雨打 仁心(1663)
風柳6 終幕2 叩撃15 叩射5 合成8
現在地 E9アリュセリア・ウル・トヒケゥ(1751)
侵食1 漲溢6 精霊16 召喚20 命術10
現在地 F9
Character Data (Before)
ENo.1663 雨打 仁心 HP 3562 / 5648 1 風柳6 場所 E9 [山岳LV0] SP 205 / 302 2 終幕2 技 使用可能技一覧 NP 24 体格 283 3 叩撃15 参 加 団 体 CP 76 敏捷 409 4 叩射5 0 無手ノ会 PS 9507 器用 248 5 合成8 1 業 0(0) 魔力 75 6 2 連勝 7 魅力 75 7 3 総CP 1187 生命 276 8 ――― 4 単位 5 精神 88 9 ――― 5
= Profile = 種族 人間 性別 男性 年齢 十七
(無駄に)由緒正しく(かなり)ローカルな退魔師の宗家………の分家に当たる雨打家の長男にして次期当主。
執拗にプライド高い両親の元に生まれたのが災いしたのか、それともそんな両親の元で過度の期待をされながら育ったのが起因したのか実に自意識過剰かつ自尊心が高い。
雨打家の次期当主として相応しい人間となるべく、日々、退魔の術の鍛錬に打ち込んではいる物の、実力の程は一向に上がらず
その反面で、身体作りの為にと嗜むように言われた体術の方ばかりが上達する事に少なからず葛藤している模様。
それが理由で、若干体術修行の方を行う事に、少々、精神的な抵抗感がある。
幼い頃の荒修行で酷い目に遭ったのを筆頭に刃物相手には碌な目に遭っていないので、それが起因してか先端恐怖症で、刃物全般が苦手だったり。合併症で流血恐怖症だったり。
その上、実は金槌で首まで水が浸かって来るとパニックになったり。世の中怖い物だらけである。
性格であるが、一見性悪で近寄りがたい雰囲気を放ってはいる物の、義理堅く情に脆い一面も若干だがある模様。
No アイテム名 種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2 装備 1 固いタンポポ 其他 / 3 / 3 / なし / なし 2 無花果 植物 / 14 / 21 / なし / なし 3 制服 防具 / 10 / 2 / なし / なし 防具 4 胸章 装飾 / 10 / 2 / なし / なし 装飾 5 FRAGMENT〔活性LV3〕 其他 / 0 / 0 / なし / なし 6 新鮮な雑草 植物 / 2 / 2 / なし / なし 7 メガネ 装飾 / 12 / 3 / なし / なし 自由 8 韮 植物 / 3 / 3 / なし / なし 9 固いタンポポ 其他 / 3 / 3 / なし / なし 11 牡丹 植物 / 4 / 7 / なし / なし 12 犬歯 其他 / 2 / 2 / なし / なし 14 ナズナ 植物 / 1 / 3 / なし / なし 15 割と凄い雑草 植物 / 3 / 4 / なし / なし 16 爪 其他 / 8 / 6 / なし / なし 17 竹刀 叩撃 / 30 / 6 / なし / なし 武器 18 新鮮な雑草 植物 / 2 / 2 / なし / なし
イベント戦闘
名無しさんパーティ 所属 † V S †ウォーキング部員
Enemy
仁心「……面倒だ。戯言を聞かされる前に、沈めるとするか。」ウォーキング部員「戦いなんてやめて、一緒に歩きませんか?」
BATTLE START!!
非接触フェイズ
[列]名前 HP/MHP SP/MSP [前]仁心 3562 / 5648 205 / 302 [前]ウォーキング部員 1155 / 1155 110 / 110
ウォーキング部員の攻撃!
ウォーキング部員「日々の活動の賜物です!」
スピードアップ!!1
ウォーキング部員のSPDが上昇!
ウォーキング部員のWAITが減少!
戦闘フェイズ
TURN 1
[列]名前 HP/MHP SP/MSP [前]仁心 3562 / 5648 205 / 302 [前]ウォーキング部員 1155 / 1155 70 / 110
仁心の攻撃!
仁心「備え有れば何とやらだ」
アームズディフレクト!!
仁心の物理EVAが上昇!
仁心の攻撃!
仁心「一つ、鎌をかけてみるか」
ストライク!!
ウォーキング部員に1403のダメージ!
仁心「止めだ。と言うのは陳腐と言うモノか?まあ、他に言葉も知らん。とりあえず負けで納得しておけ」
ウォーキング部員の攻撃!
ウォーキング部員「食らえぇぇッ!!」
ブロウ!!2
仁心「避けるを卑怯と罵る前に、先ずは当ててみる事だ、下郎」
仁心は攻撃を回避!
仁心の攻撃!
ウォーキング部員に822のダメージ!
ウォーキング部員「足が!足がァァッ!」
ウォーキング部員が倒れた!
仁心「まあ、当然だな。…とは言え、油断できる身分でも無い、か……」戦闘に勝利した!
190 PS、 0 CPを獲得!
仁心は 丸石 を入手!
BATTLE END.
Normal Action / etc
F9に移動しました。
終幕 のLVが1上昇しました。(- 20 CP)
敏捷 が 22 上昇しました。(- 40 CP)
精神 が 13 上昇しました。(- 8 CP)
プレリュード を習得!
無手ノ会 の活動をしました!
敏捷 が 1 上昇!
器用 が 1 上昇!無手ノ会 の活動をしました!
敏捷 が 1 上昇!
器用 が 1 上昇!無手ノ会 の活動をしました!
敏捷 が 1 上昇!
器用 が 1 上昇!無手ノ会 の活動をしました!
敏捷 が 1 上昇!
器用 が 1 上昇!
ナズナ に 新鮮な雑草 を合成して 固いタンポポ を作り出しました。
名無しさん(419)に、 固いタンポポ を消費して メガネ に 治癒LV2 を付加してもらいました。
CPが 56 増加しました!
NPが 1 増加しました!
Shout!!
たくさんの叫びが聞こえてきます。
Event
メイデン=ブラックスター
[分類]石売り姐御 [性別]女性 [年齢]不明
黒の長髪に黒い瞳に日焼け肌、太陽の下でクロッシェを被ってピクニックシートの上でタバコを吹かしながら様々な素材となる石を売っている。
暇になるとふと火遊びを始めては警備員に叱られる。
石売り姐御がのんびりと石を売っている。「はーい学生とか色々なお客さん見てってねー、見るだけなら無料無料。あたしのこともじっくり見てっていいからねー、ほらこいほらこーい。」
それはそうと何者かと遭遇しましたよ!?
イベント戦闘予告
名無しさんパーティ 所属 † V S †人形部員
Enemy
名無しさんパーティ・所属メンバー
新発田 源五郎(300)
猛撃4 風柳3 叩撃7 仕掛15 刺射10 合成10
現在地 F9「 」(419)
貫通3 必殺3 斬撃15 絵画15 付加20 斬射10
現在地 F9雨打 仁心(1663)
風柳6 終幕3 叩撃15 叩射5 合成8
現在地 F9アリュセリア・ウル・トヒケゥ(1751)
侵食1 漲溢6 精霊16 召喚20 命術10
現在地 F9
Character Data
ENo.1663 雨打 仁心 HP 5567 / 5677 1 風柳6 場所 F9 [特殊LV0] SP 296 / 327 2 終幕3 技 使用可能技一覧 NP 25 体格 283 3 叩撃15 参 加 団 体 CP 64 敏捷 435 4 叩射5 0 無手ノ会 PS 9697 器用 252 5 合成8 1 業 0(0) 魔力 75 6 2 連勝 8 魅力 75 7 3 総CP 1243 生命 276 8 ――― 4 単位 5 精神 101 9 ――― 5
= Profile = 種族 人間 性別 男性 年齢 十七
(無駄に)由緒正しく(かなり)ローカルな退魔師の宗家………の分家に当たる雨打家の長男にして次期当主。
執拗にプライド高い両親の元に生まれたのが災いしたのか、それともそんな両親の元で過度の期待をされながら育ったのが起因したのか実に自意識過剰かつ自尊心が高い。
雨打家の次期当主として相応しい人間となるべく、日々、退魔の術の鍛錬に打ち込んではいる物の、実力の程は一向に上がらず
その反面で、身体作りの為にと嗜むように言われた体術の方ばかりが上達する事に少なからず葛藤している模様。
それが理由で、若干体術修行の方を行う事に、少々、精神的な抵抗感がある。
幼い頃の荒修行で酷い目に遭ったのを筆頭に刃物相手には碌な目に遭っていないので、それが起因してか先端恐怖症で、刃物全般が苦手だったり。合併症で流血恐怖症だったり。
その上、実は金槌で首まで水が浸かって来るとパニックになったり。世の中怖い物だらけである。
性格であるが、一見性悪で近寄りがたい雰囲気を放ってはいる物の、義理堅く情に脆い一面も若干だがある模様。
No アイテム名 種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2 装備 1 固いタンポポ 其他 / 3 / 3 / なし / なし 2 無花果 植物 / 14 / 21 / なし / なし 3 制服 防具 / 10 / 2 / なし / なし 防具 4 胸章 装飾 / 10 / 2 / なし / なし 装飾 5 FRAGMENT〔活性LV3〕 其他 / 0 / 0 / なし / なし 6 新鮮な雑草 植物 / 2 / 2 / なし / なし 7 メガネ 装飾 / 12 / 1 / 治癒LV2 / なし 自由 8 韮 植物 / 3 / 3 / なし / なし 10 丸石 鉱物 / 3 / 0 / なし / なし 11 牡丹 植物 / 4 / 7 / なし / なし 12 犬歯 其他 / 2 / 2 / なし / なし 13 固いタンポポ 其他 / 3 / 3 / なし / なし 15 割と凄い雑草 植物 / 3 / 4 / なし / なし 16 爪 其他 / 8 / 6 / なし / なし 17 竹刀 叩撃 / 30 / 6 / なし / なし 武器
Next Entry
基本行動宣言 戦闘行動宣言 セリフ設定 その他の設定 追加メッセージ