 | 後期学園生活 10日目 |
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| Diary |
前回のお話。
同属のみんなと一緒に焚き火で焼き芋を食べていた時に起こった、誰も予想し得なかった悲劇！
なんと、歩行雑草・くるすの頭が、フィンの目の前で落ちてしまった！！
恐怖か悲しみか、或いはその両方に震えるフィンの目の前で、くるすの躯はわさわさと揺れる。
ツッコミを入れたら負けなんです。
「く、くるす……？」
恐る恐る、フィンは震えた声音で呼びかける。
嘗て。目の前の者の血となり肉となるかはさて置き、其の者に食される筈だった芋は、
力なく、冷たく冬近い気候に晒された地面へと無情にも零れ落ちた。
しかし、フィンの声に答えるように、きゅぽんっ、と。
「もぎゅ？」
新しい顔が、生えてきた。
よく見れば、葉っぱが落ちた所為で、フォルムもまたすっきりとしているように感じられる。
若返った、と形容してもあながち間違いではないかも知れないその顔。
けれどぶっちゃけ別人と云った方が早い気がしてならないのは何故。
矢張り、つぶらな瞳であったり、どこか憂いを帯びた表情だったり――
するような心持で見たらあながちそう見えなくもないから、だろうか。
何と云うか、何を云っても無駄な気がして黙り込んだ同属四人を差し置いて、フィンはひしっと歩行雑草らしき緑色に縋り付く。
足元に転がった、マスク状の物体は、風に吹かれて転がった。
「くるす、良かったの……っ！
死んじゃったかと思って、……っ、ふえぇ……っ」
「――これ、感動の場面ってコトになってるのかな？」
「恐らくは其の通りで御座いましょうね」
「だって雑草ですし。燃やさないと死なない気も…」
「駄目よレィア。本当に死んだらフィンが寝込んじゃうわ」
何故かそこだけ空気がキラキラしている中で、しっかと抱き合うフィンとくるすを眺めつつ。
焼き芋片手に、好き勝手な事を並べる四人。
補足するならば。
上から順に、フィンストーニク、カーネィロ、アーレィア、ディサエル、の順。
当初の目的を綺麗さっぱり忘れてしまったフィンの所為で、
くるすの取り分だった芋は、働きアリさんたちのご飯となりつつある。
それでも、当事者二人――と云っても良いのだろうか、この場合――に取っては些細な事。
お互いの存在をしっかりと確かめ合えれば、それで充分なのだ。多分。
きっとかの空間では、相手こそが世界であり、そして世界は相手の存在によって価値を得る。
世界とは相手がいなければ何の意味も持たないものであり、そして其の逆もまた――云々。
「何て云うか、最早何を云っても無駄って云うか、ねぇ？」
ぱく。
如何にでもなれ、と云った様子で、芋を食べつつフィンストーニクは云う。
程よく火の通った芋は、アルミホイルのお陰で蒸し焼き状になり、しっとりと舌触りも良好。
ゆっくりとした熱により、甘みを存分に引き出した、なかなかの出来栄え。
そして焚き火跡の燻った残り火のお陰で、暖を取るのにも困らない。
それなのに。
どうして、こんなに微妙な空気が漂っているのだろう？
通りすがりの生徒や先生が、何も見ないフリをして立ち去って行く。
一瞬此方――主にフィンとくるすの方――へと視線をやって、露骨に首を痛める勢いで視線を逸らさないで欲しい。
もし、あの赤の他人の中に紛れ込めたら、この違和感からも解放されるのだろうか――…
「――フィンストーニク様、フィン様。
では我々はそろそろお暇させて頂きますね」
何気なく切り出したカーネィロの言葉に、アーレィアとディサエルも立ち上がる。
けれど、其れをフィンストーニクが容易く赦す筈がない。
「逃げる気？」
この上なく冷たく無慈悲に、かつ突き放した口調で云い放つと、びたっ、と三人の動きが止まった。
普段無表情なレィアですら額に汗を浮かばせ、サエルも露骨に視線を逸らしている。
唯一、カーネィロのみが動揺を抑えて、幾分瞳が剣呑になった少年へと弁解を試みる。
「いえ――唯、余り『場』をそのままにして置くのは寒心致し兼ねますし、
フィンストーニク様も後々手間取るのは喜ばしく御座いませんでしょう？」
「ネィロは僕たちより仕事が大事なんだね。」
「滅相も御座いません！
そのような事を申し上げたいのではなく、わたくしめは、後の事を考えた上での提案を――」
普段なら。
この辺りで、仕事中毒の夫と妻の会話みたい、などとサエルが茶々を入れる所では在るのだが。
流石に、不機嫌なフィンストーニクの火に油を注ぐ真似はしようとは思わないようだ。
其の時、丁度、夕刻を告げる鐘が鳴った。キーンコーンカーンコーン、と矢鱈無邪気に。
「ほら――部外者がいつまでも留まる訳には行きませんでしょう？
またの機会に訪れさせて戴きますね。
ところでフィンストーニク様、睡眠時、布団は肩まで被っていらっしゃいますか？
食事は好き嫌いなさらず、きちんとバランス良く召し上がっていらっしゃいますか？
そうそう、身嗜みについても――」
「あー、解った解った、もういいからっ」
聴いているといつまでも続きそうな、説教にも似た言葉から逃げようと、フィンストーニクはばたばた手を振り…
不図。気づく。
カーネィロが、いっそ腹が立つくらいににこやかに笑って一礼した事に。
見れば、其の足元には既に影がない。
「では、御機嫌よう。Mon maitre.（我が主）」
流暢な発音で述べられた別れの言葉と共に、瞬時にして男の姿が掻き消える。
其れを追うようにして消えた残る二人の同属の気配の残滓を、フィンストーニクは力の限り睨みつけた。
「やられた………」
無理にでも、せめてフィンが脳内お花畑から戻って来るまで留まらせようと思ったのに。
威圧すれば断るまいと踏んだのだが、カーネィロの方が一枚上手だったようだ。
けれど一応、主の立場に当たるのは少年の方なのだが。
―――面白くない。
この妙な空間に取り残されたのも。巧くあしらわれた事も。
不機嫌に手の内に炎を生み出して食べていた芋を炭化させ、立ち上がる。
其のついでに焚き火跡に燻っていた火を躊躇いなく踏み潰した。
何の事はない。ただの八つ当たりだ。
「じゃあ、僕は先に部屋に戻ってるから。寒くならないうちに帰るんだよ」
「はぁーい」
生返事を聞き流しながら、いまだくるすの隣で幸せそうなフィンに軽くため息つきながら、歩いて戻るのも億劫だとばかりに、彼も空へと姿を消した。
とりあえず。
くるす、第一進化！
| Message |
シューメ(1311)からのメッセージ
シューメ「・・・どんな姿になるんだろう。恐怖いっぱいだったり」
イオーネ(1713)からのメッセージ
イオーネ「精身体って、精神が侵されても大丈夫なのかしら･･･？」
| Quick Action / etc |
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現在の大乱戦チームメンバー イシュトル(1009) シューメルク(1311) フィン=エレボス(1490) イリュツイオーネ(1713) このチームで 大 乱 戦 に参加しました！ 特に何もしなかった。
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| Party Message |
イシュトル「石ころや歩行雑草なんてそのへんにうじゃうじゃ・・・」
| ねこじゃらし愛好会 Group Message |
フィン(1490)からのメッセージ
フィン「――あっ、入ってる人、いるの…っ！」
ストーニク「ふぅん。良かったね。て云うか、気づくの遅いね君。」
フィン「あ、あうぅ……」
ストーニク「まぁ、遅くなったけど、入部アリガトウゴザイマシタ。
特に活動予定ないけど宜しくね」
| そう、それは気持ちの問題・所属メンバー (Before) |
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| Character Data (Before) |
| ENo.1490 フィン=エレボス | |||||||
| HP | 1120 / 1120 | 1 | 結界1 | 場所 | F6 ［山岳LV0］ | ||
| SP | 184 / 360  | 2 | 風柳1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 10 | 体格 | 82 | 3 | 召喚10 | 参 加 団 体 | |
| CP | 103 | 敏捷 | 87 | 4 | 命術10 | 0 | ねこじゃらし愛好会 |
| PS | 1201 | 器用 | 75 | 5 | 魔石1 | 1 | 体育会系家政部 |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 113 | 6 | 魅惑10 | 2 | 亡霊集会 |
| 連勝 | 8 | 魅力 | 124 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 329 | 生命 | 75 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 169 | 9 | ――― | 5 | |
|  | |||||||||
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手下No.1 くるす 体格：65 敏捷：82 器用：60 魔力：60 魅力：55 生命：65 精神：55
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手下No.2 < No Entry > 空いている手下枠です |
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 | イベント戦闘 |
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そう、それは気持ちの問題 所属 † V S †
ウォーキング部員
 歩行小石  歩行小石
Enemy |
イシュトル「手加減は出来ん・・・全力でいかせてもらう」フィン「……痛いこと、しないでね？」
くるす「もぎゅーっ！」
ウォーキング部員「戦いなんてやめて、一緒に歩きませんか？」歩行小石A「ごっつぅぅ・・・」歩行小石B「ごっつぅぅ・・・」
BATTLE START!!
くるすは少しはやる気だ！(実力発揮71％)
非接触フェイズ
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フィンの攻撃！
フィン「わたる。つきよ。さわぐ。きのえ。…出て来て…っ」
サモン・ドライアド！！
ドライアドを召喚！
フィンのSPが96減少！
ウォーキング部員の攻撃！
ウォーキング部員「日々の活動の賜物です！」スピードアップ！！1
ウォーキング部員のSPDが上昇！
ウォーキング部員のWAITが減少！
非接触フェイズ
|
戦闘フェイズ
イシュトルの活力LV2
イシュトルのMHPが上昇！
ドライアドの活力LV3
ドライアドのMHPが上昇！
TURN 1
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イシュトルの平穏LV1
イシュトルのSPが5増加！
イシュトルの攻撃！
イシュトル「芸術は爆発だ・・・」ダズルアート！！
イシュトル「少し力が入りすぎてしまったようだな・・・」クリティカル！
歩行小石Aに282のダメージ！
歩行小石Aの物理HITが低下！
歩行小石Aの物理EVAが低下！
歩行小石Bに349のダメージ！
ウォーキング部員の攻撃！
ドライアドは攻撃を回避！
歩行小石Aの攻撃！
くるすに108のダメージ！
歩行小石Bの攻撃！
歩行小石B「ごっつぅぅ・・・」ブレイク！！2
くるすに142のダメージ！
くるすの物理DFが低下！
ストーニク「フフ……良い子だね」フィンはウォーキング部員を魅了した！
ウォーキング部員「・・・良い脚してますね。」フィンの攻撃！
歩行小石Aは攻撃を回避！
くるす「もぎゅー…」くるすの攻撃！
歩行小石Aは攻撃を回避！
TURN 2
|
イシュトル「そこでおとなしく見ているんだな・・・」イシュトルは歩行小石Aを魅了した！
イシュトルの攻撃！
イシュトル「とりあえず小手調べだ・・・」スラスト！！
クリティカル！
クリティカル！
クリティカル！
歩行小石Aに751のダメージ！
イシュトル「生きる意味を見出せなかった奴に生きる資格は無い・・・」ウォーキング部員は魅了されている！
（ウォーキング部員の魅了の効果が消失）
ドライアドの攻撃！
歩行小石Aに191のダメージ！
歩行小石Bの攻撃！
歩行小石B「ごっつぅぅ・・・」エキサイト！！1
歩行小石Bの物理ATが上昇！
ドライアドは攻撃を回避！
歩行小石Aは魅了に耐えている！
歩行小石Aの攻撃！
クリティカル！
イシュトルに105のダメージ！
（歩行小石Aの魅了の効果が消失）
フィンの攻撃！
歩行小石Bに208のダメージ！
イシュトルの攻撃！
イシュトル「とりあえず小手調べだ・・・」スラスト！！
クリティカル！
歩行小石Bに533のダメージ！
イシュトル「生きる意味を見出せなかった奴に生きる資格は無い・・・」くるすの攻撃！
歩行小石Bに78のダメージ！
歩行小石A「ごっつぅぅ・・・」歩行小石Aが倒れた！
歩行小石B「ごっつぅぅ・・・」
歩行小石Bが倒れた！
TURN 3
|
ウォーキング部員の攻撃！
イシュトルに88のダメージ！
イシュトルの攻撃！
イシュトル「少し力が入りすぎてしまったようだな・・・」クリティカル！
ウォーキング部員に503のダメージ！
ウォーキング部員の攻撃！
くるすに116のダメージ！
ウォーキング部員「足腰が弱いですね。」フィンの攻撃！
ウォーキング部員に202のダメージ！
ストーニク「……悪夢に抱かれて眠れ。」ドライアドの攻撃！
プランジ！！1
ウォーキング部員に196のダメージ！
ウォーキング部員に203のダメージ！
くるすの攻撃！
ウォーキング部員に78のダメージ！
くるす「もぎゅぅ…」くるすが倒れた！
ウォーキング部員「足が！足がァァッ！」
ウォーキング部員が倒れた！
イシュトル「これが実力の差だ・・・初めからわかっていたことだ・・・」
フィン「えへへ……ｖ」
戦闘に勝利した！
159 PS、 0 CPを獲得！
フィンは 丸石 を入手！
イシュトルは 石ころ を入手！
ウォーキング部員 はフィンに魅惑されている！
歩行小石A はフィンに魅惑されている！
| Normal Action / etc |
|
G6に移動しました。 G5に移動しました。
魔石 のLVが1上昇しました。(- 2 CP)
ねこじゃらし愛好会 の活動をしました！
体育会系家政部 の活動をしました！
亡霊集会 の活動をしました！
くるす の 敏捷 が 6 上昇しました。(-8CP)
くるす を愛でました！（親密+ 2 ） CPが 39 増加しました！ NPが 1 増加しました！
くるす のCPが 19 増加しました！
手下No. 2 として 歩行小石 を迎え入れました！
イシュトル(1009)を同行者に指定しました。
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| 手下可能リスト |
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| Shout!! |
かまぼこ(11)の叫び！
かまぼこ「ＮＰじゃなくてＣＰか単位が欲しかった・・・orz」
テスラん(104)の叫び！
テスラん「………（眠くて首がカクンッ、と）」
イザベラ(603)の叫び！
PL「海洋考古学部に入れば日記に載りますよぉ〜（何」
レジーナ(868)の叫び！
レジーナ「防具屋始めました！ご来店ください！！」
ふうか(921)の叫び！
ふうか「何かパーティの組み方、変な風に思いこんどったわー…（汗」
イシュトル(1009)の叫び！
イシュトル「俺の作品に投票してくれた奴、ありがとうな・・・」
伽羅(1090)の叫び！
伽羅「投票するのわすれちゃったのーっ（じたばた」
シューメ(1311)の叫び！
シューメ「小石ばっかりじゃつまんない・・・」
イオーネ(1713)の叫び！
イオーネ「この学園に必要なのは文化ではない。おそらく。」
サンタ(1796)の叫び！
サンタ「じゃぱん犬寝るくらぶ（漢部）、こんどは少々尻尾中（？）だゾ♪（何それ）」
リュイナ(1824)の叫び！
リュイナ「え？俺だけ、また迷子か？」
| Event |
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何者かと遭遇した！
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| イベント戦闘予告 |
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そう、それは気持ちの問題 所属 † V S †
帰宅部員
 歩行雑草  歩行雑草 歩行雑草
Enemy |
| そう、それは気持ちの問題・所属メンバー |
|
| Character Data |
| ENo.1490 フィン=エレボス | |||||||
| HP | 1133 / 1133 | 1 | 結界1 | 場所 | G5 ［森林LV0］ | ||
| SP | 220 / 400 | 2 | 風柳1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 11 | 体格 | 83 | 3 | 召喚10 | 参 加 団 体 | |
| CP | 120 | 敏捷 | 88 | 4 | 命術10 | 0 | ねこじゃらし愛好会 |
| PS | 1360 | 器用 | 75 | 5 | 魔石3 | 1 | 体育会系家政部 |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 114 | 6 | 魅惑10 | 2 | 亡霊集会 |
| 連勝 | 9 | 魅力 | 125 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 368 | 生命 | 75 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 189 | 9 | ――― | 5 | |
| | |||||||||
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手下No.1 くるす 体格：65 敏捷：88 器用：60 魔力：60 魅力：55 生命：70 精神：55
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手下No.2 歩行小石 体格：70 敏捷：45 器用：45 魔力：45 魅力：45 生命：70 精神：45
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