後期学園生活 7日目



基本行動宣言成功


Diary



 後期学園生活06日目 「鈍色に染まった世界」

鈍色・・・。

簡単に言えば、濃い鼠色。
昔は喪服にこの色を用いたらしい。
そういうようなことを、可憐は昔聞いた事がある。

そう思うと、可憐の目の前に広がる世界は禍々しいものに思えた。


可憐「(山って聞いたから、もっと緑が広がっているものだと思っていたのにな・・・)」


可憐が今いる場所は、標高が少し高い場所。
足下には硬い土。
すぐ左には岩の壁。
右側は崖になっていて、転落防止用の黄色いロープが張られていた。
道幅は約3m〜4m、それがこの先ずっと続いている。
そんな場所だった。

これまで過ごしてきた第三共通棟を、今朝早くに後にして、歩くこと小一時間。
案内標識に従って進んできた結果、こんな場所に辿り着いた。


可憐「(森林はもっと遠くになるんだね)」


遥か遠くを眺めると、森林地帯が見えた。
逆に、これまで登って来た道を見渡すと、昨日まで過ごした共通棟が。
視線をもっと奥に移すと、荒野が広がっていた。

こうしてみてみると、地図では測りきれなかったこの学園の広大さが改めて解る。
逆に言うと、これだけの土地を保有している学園組織そのものに、ある種の敬意を覚える。

可憐が、このように校舎以外の場所を訪れたのは初めてだった。
少し移動するだけでこれだけ違う世界が広がっている。
これが同じ校地とは思えない・・・。
他にもまだまだ未知なる世界が広がっているのだろう。
世界は広い・・・。

もう少し歩くと、開けた場所に出た。


 ∽∽


まず、直径50cm大の平らな石が視界に入る。


可憐「(黒曜・・・石?)」


黒緑色でガラス質のその石は、黒曜石だ。
こんな大きな石は初めて見た。
でも冷静に考えてみると、これだけの石がそう簡単に見つかるとは思えない。
だから、集めたものを加工したのだろう。

その黒曜石の表面は平らに磨かれていて、表面に書いてある文字を読み取る事ができた。

「D8−05」

その石を中心にして、いくつかのコテージが円を描くように並んでいた。


可憐「そっか・・・」


要するに、ここは生徒用の宿舎だったのだ。
単位のために戦いをする学校とは言っても、寝食の場は用意されていたみたいだった。
岩肌に囲まれた場所に立つ、丸太作りの小さな小屋。
すこしアンバランスな気もするが・・・。

とりあえず、可憐は「受付」かかれた看板が掛けられた小屋へ向かった。


可憐「えっと、こんにちは」
受付嬢「こんにちは」


二十歳代前半だろうか。
軽く茶に染まった(染めた?)髪を後ろでに一つに束ねた女性が、可憐に笑顔を向けている。
可憐はコテージの一つを指差しながら。


可憐「えっと、ここって入れるんですか?」
受付嬢「入れる・・・? ああ、入舎希望ね」
可憐「はい」
受付嬢「えーと、ああ、丁度誰も使っていない場所があるわね・・・。それじゃあ」


受付嬢は一枚の白い紙と黒ボールペンを取り出した。


受付嬢「ここに必要事項を書いてくれる?」
可憐「あ、はい」


ENo、名前、所属、種族、性別、年齢、その他諸々・・・。


受付嬢「しかし、今の学生は変わったものだね」
可憐「・・・え?」


可憐は顔を上げ、女性の顔を見つめた。


受付嬢「いや、実はあたしもここのOGでね」
可憐「そうだったんですか・・・。」
受付嬢「今は、学生達にこんなことをさせるなんて、時代は変わったね・・・」
可憐「・・・・・・」
受付嬢「失礼なことを聞くけど・・・。貴女、実は運動とか出来ないほうでしょ」
可憐「・・・はい


そういって小さくうなずく可憐。


受付嬢「・・・あ、悪く思わないで。ただ、貴女が偉いなと思っただけよ」
可憐「そんな、別に・・・」
受付嬢「そんなことない。いくら単位が掛かっているといっても、学生同士戦うなんて普通しないし、出来ないでしょ」


そういえば・・・そうだ。


受付嬢「つまり、何をいいたいかというと、あたしは貴女が気に入ったの」
可憐「えっ?」
受付嬢「あなたの名前『香坂可憐』。その名に違わず可憐な貴女が頑張っていることに・・・」
可憐「・・・・・・」
受付嬢「ほら、貴女の右手、傷だらけでしょう。大方、ここ数日の戦いでついたのね」


この5日間、一度も保健室に行かなかった可憐。
昔の自分なら、ちょっとの傷でも大騒ぎして、少しの痛みでも泣いていた。


受付嬢「自分の傷に気付かないくらい、頑張ってたってことでしょ」
可憐「わたし・・・こんなにボロボロだったんですか・・・?」
受付嬢「その傷を見る限りね・・・。あ、ほら鎖骨の辺りにも刺し傷が」
可憐「えっ?」


思わず首に手を当てる可憐。


受付嬢「とりあえず、入舎登録はしておいたから、荷物を置いたらすぐにあたしのところに来なさい。一応命令形」
可憐「はい」


 ∽∽


とりあえず、言われたとおりに再び行ってみた。
さっきの受付嬢は、受付所の併設されたコテージの入り口に立って、可憐を手招きしていた。

受付嬢「まあ、入って入って。一応ここが今のあたしの住居」
可憐「あ、お邪魔します」


彼女に先導されて中に入ると、香しい木の香りが可憐の鼻腔をくすぐった。
部屋の大部分はベッドによって占められていて、そのベッドに座るように言われた可憐はそこに腰掛けた。


受付嬢「あ、そういえば名乗るの忘れてた。あたしは風祭美鈴。」
可憐「香坂可憐です」
美鈴「さて、というわけで、腕見せなさい」
可憐「腕・・・ですか?」
美鈴「何のために呼んだと思ってるのよ。あたしはここで受付してるけど、救急関係の仕事も兼務しているの。さあ、治療してあげるから早く制服捲って」


可憐は仄かに琥珀色に染まった腕を美鈴に差し出した。


美鈴「ほとんどが擦過傷、あとは・・・。ああ、ここ内出血してるじゃない。でもそれ以外に深い傷はなさそうだ、っと」


綿布に消毒液を染み込ませ、傷口を消毒して、包帯を巻いて・・・。
この一連の作業を手際よくこなす美鈴。

美鈴「貴女、学生時代のあたしに似ているの。だからどうしても肩入れしたくなっちゃうのよね・・・」
可憐「・・・・・・」
美鈴
「ほら、これでOK。じゃ、頑張って!」


そういって可憐の背中を強く押した。


可憐「あわわっ」


転びそうになったけど、何とか持ちこたえた。
そして、美鈴に礼を言って、小屋を後にした。


 ∽∽


可憐「(ずっと一人だと思ってた)」


それは、後期が始まったときから・・・。


可憐「(でも違った。支えてくれる人がいた)」


全てが全て敵じゃなかった。
そのことに可憐は安堵し、そして美鈴の優しさに触れて、なんともいえない気持ちになっていた。
まだまだ長い後期学園生活。
その先に希望が持てた気がした。

========================================

閑話休題。

あと数時間でフライトです。
・・・にもかかわらず、現在これを書いてます。
フライト前日にこんなことしてるなんて馬鹿ですね・・・。

とりあえず、再更新されてもいいように、今回の日記は戦闘シーン描写を抜いた、非常に簡易的なものになりました。
・・・これで文字数が稼げたのかどうかは微妙ですが・・・。

アクションの設定も適当になってしまいました。
とにかく時間が無かったもので・・・。

まあ、結果を待つのみです。
ではでは。


Message


フレア(4)からのメッセージ
フレア「あはははは、時間いっぱい(20:27)遅れてなかったらごめんなさいm(__)m」

フレア「資質はあるはずだよ。ウィスは見えてるんだよね?特に隠れるつもりが無いみたいだから可能性のある人には見えるはず…」

ウィス「(というか僕は基準外だったのか)(’’;>感じる」

ウィス「(俺に触れると火傷するぜ)(ぇ>抱っこ」
フレア「この…ばか(=▽=;」

フレア「まぁ、一日くらいだったら行っても良いんじゃない?どうせ転移でいつでもすぐに戻ってこれるんだから」

ウィス「(まぁ、そういうみたいだけど、どうする?)」

PL「どうやらこっちは間に合ったみたいですがそちらは予定が重なるらしいようで、無事に継続いけてますかね」

PL「一応送信記録はとってあるので回数遅れになったとしても気兼ねなくどうぞー」

Quick Action / etc




特に何もしなかった。



Amber HolinessAngel・所属メンバー (Before)



香坂可憐(648)
適応2 孤高2 魔術10 精霊10 命術3
現在地 D8


Character Data (Before)


ENo.648 香坂可憐
HP977 / 977

1適応2場所D8 [山岳LV1]
SP283 / 283

2孤高2使用可能技一覧
NP6体格633魔術10参 加 団 体
CP37敏捷584精霊100蒼空観測部
PS350器用635命術31精霊研究会
0(0)魔力2356 2
連勝6魅力507 3
総CP257生命748 4
単位0精神1069 5
= Profile =
種族人間
性別少女
年齢15歳

彼女を一言で形容すると「琥珀色の空」

少し大きめで、琥珀色の澄んだ瞳。
腰の辺りまで伸びる、同じく琥珀色のつやのある髪。
整っているとは思うんだけど、子供っぽい顔。
制服の袖からは、薄い琥珀色の肌が垣間見える。

声質は、無邪気で明るい声。
甘えたようにも聴こえないことも無い。

事実、どうしようもない甘えん坊。
一応高校生なのだが、こういう性格と、童顔から、実年齢より子供っぽく見える。

空を眺めるのが好きで、毎日の日課になっている。
蒼穹は沈んだ気持ちを晴れ晴れとした気持ちにさせてくれるし……。
夕空は明日への勇気をもらえる気がする……。
だから、彼女の空への思いは日に日に強くなるばかり……。

幼い頃に両親を事故で亡くし、それ以来「暗闇」と「孤独」が嫌いになった。
誰もいない家は、とても静かで……。
そして、一人でいることが辛くなってきて……。
夜になると、暗闇の中で一人、寂しさに耐え切れずに泣いていた……。

彼女が願うは『強い人間になりたい』こと。
寂しさに負けて、ただ涙を流すような弱い人間にはなりたくないから……。





No所持品名種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2装備

1空想格子魔石 / 2 / 2 / なし / なし
2アルスフィア魔石 / 4 / 1 / なし / なし自由
3制服防具 / 10 / 2 / なし / なし防具
4胸章装飾 / 10 / 2 / なし / なし
5純白の六芒星魔石 / 3 / 2 / なし / なし武器
6メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし装飾
7メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし
8丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし
9藍鉄鉱鉱物 / 4 / 2 / なし / なし
10丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし



イベント戦闘



Amber HolinessAngel 所属

可憐(648)

† V S †
剣道部員

Enemy




可憐「えっと、あの……出来ればお手柔らかにお願いします。」

剣道部員「斬るッ!」



BATTLE START!!



非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐1131 / 1131

283 / 283




[前]剣道部員3292 / 3292

363 / 363




剣道部員の攻撃!
剣道部員「・・・ハァァッ!」
ストライキング!!2
剣道部員の物理ATが上昇!
剣道部員の物理DFが上昇!




非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐1131 / 1131

283 / 283




[前]剣道部員3292 / 3292

313 / 363




可憐の攻撃!
可憐「最初に距離を保ったまま、どれだけ相手にダメージを与えれるか、試してみるね。」
マジックミサイル!!
剣道部員に430のダメージ!




非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐1131 / 1131

263 / 283




[前]剣道部員2862 / 3292

313 / 363




可憐の攻撃!
可憐「まだまだ、わたしのチカラはこんなものじゃないつもりだよ。」
ホーミングミサイル!!
剣道部員に501のダメージ!




非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐1131 / 1131

213 / 283




[前]剣道部員2361 / 3292

313 / 363





戦闘フェイズ


剣道部員の命中LV2
剣道部員の物理HITが上昇!
剣道部員の魔法HITが上昇!
剣道部員の先制LV2
剣道部員のWAITが減少!



TURN 1
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐1131 / 1131

213 / 283




[前]剣道部員2361 / 3292

313 / 363




剣道部員の攻撃!
クリティカル!
可憐に1022のダメージ!


可憐「でも、まだ終わったわけじゃないんだから……。」
可憐の攻撃!
可憐「そこに在りし三匹の鼬よ、わたしの声が聴こえるなら、身に纏う風刀で相手を切り刻んで!」
カマイタチ!!
剣道部員に294のダメージ!
剣道部員に90の風属性ダメージ!
剣道部員は攻撃を回避!
剣道部員に271のダメージ!
剣道部員に89の風属性ダメージ!


剣道部員の平穏LV2
剣道部員のSPが9増加!
剣道部員の攻撃!
剣道部員「覚悟ッ!」
ダークブレイド!!1
可憐に1067のダメージ!
可憐に88の闇属性ダメージ!


可憐「やっぱり、わたしはだめだね……。」
可憐が倒れた!




剣道部員「すぐ治療した方がいい。」

戦闘に敗北した・・・

単位を 1 喪失!

BATTLE END.




Normal Action / etc




E8には前回経由/到着しているため移動できません。

命術 のLVが1上昇しました。(- 6 CP)
命術 のLVが1上昇しました。(- 8 CP)
魅力13 上昇しました。(- 5 CP)
魔力 を訓練するにはCPが足りませんでした。

ボロウライフ を習得!

蒼空観測部 の活動をしました!
  精神1 上昇!
  生命1 上昇!

蒼空観測部 の活動をしました!
  精神1 上昇!
  生命1 上昇!

蒼空観測部 の活動をしました!
  精神1 上昇!
  生命1 上昇!

純白の六芒星 への 丸石 の付加に失敗しました。

CPが 36 増加しました!

NPが 1 増加しました!

C8に強制移動されました。



Shout!!


ウィル(87)の叫び!
ウィル「無料の工房を開きました♪作製士に依頼したいけど、宛と金が無い… そんな貴方の為の工房です。プロフィールのURLから気軽にどうぞッス♪」

天草(115)の叫び!
天草「死の物狂いで復活!?」

オウカ(145)の叫び!
オウカ「二度目なんですけど…… 何方かマイケルさんの脚、余ってませんかー!?」

リード(234)の叫び!
リード「秘書!秘書!秘書!」

カオス(368)の叫び!
カオス「休憩、うまく使わせてもらいますか。」

トモエ(433)の叫び!
トモエ「いざ尋常に、勝負っ!!」

たるたる(678)の叫び!
たるたる「おあー。」

レックス(733)の叫び!
レックス「武具作成受付中ですわ。」

坊やだからさ(791)の叫び!
坊やだからさ「ぜったいに許さんぞ、虫けらども!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!」

ニーナ(823)の叫び!
ニーナ「また、もーどろっと。」

カナタ(1111)の叫び!
カナタ「スポットライトが当たると灰になるって言ってるのに。」


Event



何者かと遭遇した!


イベント戦闘予告



Amber HolinessAngel 所属

可憐(648)

† V S †
歩行雑草

Enemy




Amber HolinessAngel・所属メンバー



香坂可憐(648)
適応2 孤高2 魔術10 精霊10 命術5
現在地 C8


Character Data


ENo.648 香坂可憐
HP737 / 1017

1適応2場所C8 [森林LV0]
SP287 / 291

2孤高2使用可能技一覧
NP7体格633魔術10参 加 団 体
CP54敏捷584精霊100蒼空観測部
PS350器用635命術51精霊研究会
0(0)魔力2356 2
連勝0魅力637 3
総CP293生命778 4
単位-1精神1099 5
= Profile =
種族人間
性別少女
年齢15歳

彼女を一言で形容すると「琥珀色の空」

少し大きめで、琥珀色の澄んだ瞳。
腰の辺りまで伸びる、同じく琥珀色のつやのある髪。
整っているとは思うんだけど、子供っぽい顔。
制服の袖からは、薄い琥珀色の肌が垣間見える。

声質は、無邪気で明るい声。
甘えたようにも聴こえないことも無い。

事実、どうしようもない甘えん坊。
一応高校生なのだが、こういう性格と、童顔から、実年齢より子供っぽく見える。

空を眺めるのが好きで、毎日の日課になっている。
蒼穹は沈んだ気持ちを晴れ晴れとした気持ちにさせてくれるし……。
夕空は明日への勇気をもらえる気がする……。
だから、彼女の空への思いは日に日に強くなるばかり……。

幼い頃に両親を事故で亡くし、それ以来「暗闇」と「孤独」が嫌いになった。
誰もいない家は、とても静かで……。
そして、一人でいることが辛くなってきて……。
夜になると、暗闇の中で一人、寂しさに耐え切れずに泣いていた……。

彼女が願うは『強い人間になりたい』こと。
寂しさに負けて、ただ涙を流すような弱い人間にはなりたくないから……。





No所持品名種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2装備

1空想格子魔石 / 2 / 2 / なし / なし
2アルスフィア魔石 / 4 / 1 / なし / なし自由
3制服防具 / 10 / 2 / なし / なし防具
4胸章装飾 / 10 / 2 / なし / なし
5純白の六芒星魔石 / 3 / 2 / なし / なし武器
6メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし装飾
7メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし
8丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし
9藍鉄鉱鉱物 / 4 / 2 / なし / なし
10丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし



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