後期学園生活 5日目



基本行動宣言成功
戦闘行動宣言成功 [イベ][デュ][援護][大乱]
 └ 技設定 を変更


Diary








 後を向いて、思う。



 赤、青、黄、白など色とりどりに咲き乱れる花たち。その中に、花ではなく葉や茎の色、緑で全身ができている生物がいた。歩行雑草と呼ばれるそれは幾度目かの咆哮を上げ、花々を寝床にして倒れ伏した。彼の者を下したのは我が槍、そして覚えたての罠だった。

 罠は中々に具合が良かった。最大の利点して上げられるのは戦闘に入る前にあらかじめ準備をして仕掛けておけることだ。これにより相手より僅かに有利を得ることができる。もっとも、相手も同じように罠を用意していたり、あるいは接触する前に遠距離からの狙撃などをしてきた場合には、そううまくいくものでもない。罠同士ならば各々の技量の差で不利有利が決まってしまうし、基本的に接近戦主体の戦術なので弓や銃、または術などといった遠くから攻撃可能なものにはあまり強くないのだ。一応、術の類は使えなくもないのだがそれほど得手ではない上に長年の眠りで上手く扱えず、威力や有効射程距離が低くなってしまっていて接近戦でしか効果を発揮できない。

 他の生徒達の話を聞くに、この島で術と名のつく技術は大まかに分けて五つあるようだ。魔術、幻術、命術、呪術、忍術。このうち最後の忍術以外は、魔力という力でもってその効力が大きく左右されるらしい。他にも精霊術や召喚術などもあるようだが、同じ系列のようでいて厳密には違うので省く。というより、使役系のものは元々ほとんど知識を持ってなく、また今の所情報収集にもあまり引っ掛からないのでわからないのだ。
 魔術はわかりやすく、純粋に魔力を操り攻撃手段などに用いる術だ。先程戦った歩行雑草も魔術を使い、魔力で構成した矢を放ってきていた。単純明快に魔力をぶつけて攻撃するという魔術の基礎の基礎であるらしいが、使用者の魔力が高ければ侮れない威力になる。魔力のような実体のおぼろげなものは、同じ類の力でないと防ぎ難いため、魔術などを使わない所謂戦士系の者は苦手とするのだ。
 幻術は魔力でもって幻を創り出して、敵を惑わすものが主なようだ。その性質は魔術とは少々異なり、罠のように仕掛けて相手がかかるのを待つような術がある。それに敵がかかると幻が発動して行動を封じ、物理的損傷だけでなく精神の方にも影響を及ぼしたりする。精神の影響は例えば魔力の減退などがあるので、相手の身動きをさせないまま攻撃手段も削ることができるという厄介なものだ。
 命術は魔術に近いところがある。魔力を加工し攻撃手段として用いるところは同じだが、放った魔力を相手の生命力に影響させ、それを自身の生命力へと奪い取るのだ。つまり生命力吸収だ。術の威力に応じて吸収量も変わるらしく、魔力に対する耐性が低い者は大変難儀するであろうものだ。ひ弱な魔術師系の者もこれを放つことで相応の耐久力を得ることができる。
 呪術は文字通り怨敵を呪うことだ。過去に私が居たところではこの呪いか、あるいはそれに近いものが多く存在していた。この呪術は相手に損傷を与えると同時に呪いを施すという性質がある。具体的に言えば、攻撃と同時に相手の身体能力を下げるものなのだ。呪術で敵の力を下げ、他の術で追い込むという戦法が適している術だと思う。

 忍術。これは他の四つの術とは少し違うものだ。一応これにも魔力でもって効果が上昇する技はあるのだが、他の術と違ってそれだけではなく体術として考えられるような、つまり魔力的ではない物理的な技も存在する。魔術などが魔力を操る技術だとすれば、忍術は魔力を操ることも技術の一部として取り入れている戦闘術だというように考えることができる。向いてる者の例えを出すならば、魔術師ほどではないがそれなりに魔力を持った戦士が適している術と言えるだろう。必ずしも、というわけでもないが往々にしてそんな感じである。
 忍術といえば、私もその技術を持っていることになるようだ。目が覚めた初日、棒状物体との戦闘の時から使っている火の玉を吐く技。あれは忍術でいう火遁の術であるらしい。あの技は体内の妖力を腹腔に溜めて性質を変化、口へと登りきるまでにどんどんと温度を上昇させていき、最終的には火の玉として吐き出す、という仕組みだ。妖力というのは微妙な差異があるが魔力と解釈していい力だ。妖力を使う術だから妖術と呼ばれていたこともあったのだが、元々これはとある人間の知り合いに教えてもらった術なのだ。その時には知らなかったが、後々考えるにどうやらその知人は世間で言う忍者にあたるらしい。つまり妖術ではなく忍術と呼ぶのが正しいことになる。

 しかし、妖術とは懐かしい響きだ。今はよく知らないが、昔はこの単語を聞くことが結構あったものだ。妖術というのは魔術や忍術のように具体的な技術として存在しているものではない。妖力を使った術とは言うが、その妖力というのは妖怪のみが持つ力なので、つまりは妖怪が用いる術を妖術と呼ぶ。だが、そもそもにして妖怪自体が具体的な存在ではないのだ。私自身も妖怪と呼ばれたことが何度かあるにはあるが、かといって私の種族が妖怪なのかというと首を捻ることになる。正解とも言えるし、間違いとも言えるのだ。妖怪には一つ目小僧、ろくろ首、一旦木綿、塗り壁、子泣き爺、山姥、唐傘お化け、水虎など上げればきりがないぐらいに種類が多い。また、それらには主としての一貫性が見られないのだ。つまり妖怪というのは種族分類ではなく、一定の生物ないしは存在の総称として考えることができるのだろう。
 そして、一定の存在というのはどういう存在か。これは簡単だ。獣を獣、鳥を鳥、魚を魚、虫を虫、人を人と呼ぶように、妖怪を妖怪と呼び始めたのは人間である、と聞いた気がする。獣や鳥、魚や虫のように妖怪には人間から見てある共通点があるということになる。それは他のもののように生物的にわかりやすいものではなく、というか生物的にわかりにくいからこそ妖怪と呼ぶのだ。簡単に言えば、人から見てわけのわからないものなど、人の理解の範疇を超える怪物や未知のものを“妖怪”と分類して纏めているのだ。と、考えてみたはいいが正直なところ私は人間でない上に、人のそういったところの知識も乏しい。大体が想像の枠を出ないことなので実際はもっと違う理由で呼んでいるのかもしれない。まあ、詮無きことだ。

 妖怪と自身が呼ばれていた頃は、同時に化け物やら怪物やらと言われたこともあった。客観的に自分を観察してみて、なるほど人から見たら怪物などと言いたくなるのもわかる、と納得していたため取り立てて嫌悪感は感じなかった。人の身体能力を軽々と超え、人と同等の知能も持ち、尚且つその外見が異形なものならば誰とてそういう感想を持つだろう。そう呼ばれること自体にはなんら不都合はなかった。
 ただまあ、人によってはこちらを激しく拒絶する者がいたのが難儀ではあった。野生で育ってないような作物を口にしたい時は人里で交渉せねばならないため、そういった妖怪を拒む者がいると非常にやり難いのだ。私以外にも多くの妖怪変化がいるようなところだったし、妖怪と人間の関係がそれなりに良好である時代でもあったが、やはり中には人を襲って食すような人喰いの妖怪もいるので、人間が妖怪を忌避するのも仕方ないことだった。
 私は基本雑食なので何でも食べられるが、色々と面倒なことになるので人は食していなかった。そもそも獣に比べて喰い難い上に、あまり旨くない気がするのだがそこは各々の感性か。まあ、友好的な人間もちゃんといるから、山や川で採取できる山菜や獣や魚を里に持って行き、野山などでは手に入らない食べ物や工芸品などに物々交換してもらうことも多々あった。時には他の妖怪から人間を護衛するということもやった。名の知れた有名な妖怪ほどではないが並みの妖怪にはひけをとらない程度には強さがあったのだ。今はまあ、かろうじて怪物と呼べるのはこの異様な外見ぐらいになってしまったが、昔居た場所と同じくここは異形の存在が結構いるので全然目立ってはいない。私の知る魑魅魍魎なんかとは一風変わった生物などもいたりするので、中々目に楽しい。ここが特殊なのだとは思うが、人間の方も色々と昔に比べて変わったようで、時の流れというのを噛み締めることができる。

 時の流れ、か。なにやら今日は随分と昔のことを思い出してしまった。ある種の郷愁感とでも言えるだろうか。まったく、意外と私も感傷的な生き物だったらしい。過去は懐かしい、懐かしいがただそれだけだ。戻りたいと思うことはない。戻れないからこそ過去ができ、今があり、未来が創られる。楽しい過去を思い出し、しかしそれに捕らわれないようにする。楽しむべきは今、楽しめるかと期待するのは未来。過去は、辛さを乗り越えるための足場となるのみ。古い楽しさをもって新しい楽しさを得る。それが我が生、我が矜持。
 前方に一人の人間がいるのが見える。さあ、来たぞ。過去に覚えた技術でもって、今に展開される事態を楽しくする。それが、それこそが私なりの過去へのたむけ――。



 前を向いて、歩く。






Message


斑猫(731)からのメッセージ
斑猫「動くと撃つ!」

斑猫「間違えた」

斑猫「撃つと動くだ。 今すぐ動く。」

Quick Action / etc




休憩により自分と手下のHP・SPが 5 %回復しました!



第277パーティ・所属メンバー (Before)



夜蟲(277)
必殺1 風柳1 刺撃5 忍術5 武具1 防具1 舞踊1 絵画1 仕掛5
現在地 B7


Character Data (Before)


ENo.277 夜蟲
HP1306 / 1543

1必殺1場所B7 [花園LV1]
SP169 / 177

2風柳1使用可能技一覧
NP4体格1023刺撃5参 加 団 体
CP72敏捷1194忍術50蟲毒之坩堝
PS140器用1195武具11ёмρдтнч
0(0)魔力506防具12
連勝4魅力507舞踊13
総CP238生命1298絵画14
単位0精神769仕掛55
= Profile =
種族妖蟲
性別不明
年齢不明



虫に非ず。
籠に入らず。
網に捕まらず。

其れは其れしかいなく、
故に其れは其れとしか言えず、
其れを語ることは其れにしかできない。


永い時を。

無音の世界。何も聞こえない。
暗闇の世界。何も見えない。
孤独の世界。何もいない。

過ごしてきた。


偶然か必然かを問うて語る価値はなく、
事実が其処にあるだけであり、
気にすることはない。


ひたすらに。
謳歌しよう。

この、明るい世界を――。





※殺虫剤は効かない。
※骨格は内外存在。
※ゴギブリは敵。
※孵化しない。
※二足歩行。
※肺呼吸。
※雑食。





No所持品名種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2装備

1刺撃 / 2 / 1 / なし / なし
2刺撃 / 4 / 1 / なし / なし自由
3制服防具 / 10 / 2 / なし / なし防具
4胸章装飾 / 10 / 2 / なし / なし装飾
5鉱物 / 1 / 0 / なし / なし
6刺撃 / 6 / 1 / なし / なし武器
7ナズナ植物 / 1 / 3 / なし / なし
8新鮮な雑草植物 / 2 / 2 / なし / なし



イベント戦闘



第277パーティ 所属

夜蟲(277)

† V S †
気弱学生

Enemy




夜蟲「みーんみんみんみんみー」

気弱学生「ごめんなさい、卒業したくて・・・」



BATTLE START!!



非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]夜蟲1306 / 1543

169 / 177




[後]気弱学生897 / 897

204 / 204




夜蟲の攻撃!
ピットフォール!!
設置技「ピットフォール」を設置!


夜蟲の攻撃!
ピットフォール!!
設置技「ピットフォール」を設置!




非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]夜蟲1306 / 1543

129 / 177




[後]気弱学生897 / 897

204 / 204





戦闘フェイズ


気弱学生の魔攻LV1
気弱学生の魔法ATが上昇!



TURN 1
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]夜蟲1306 / 1543

129 / 177




[前]気弱学生897 / 897

204 / 204




夜蟲の攻撃!
スラスト!!
気弱学生に178のダメージ!


気弱学生に夜蟲の設置技が発動!
夜蟲「じぃーん、じぃーん」
ピットフォール!!
気弱学生に166のダメージ!
気弱学生のWAITが増加!




TURN 2
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]夜蟲1306 / 1543

114 / 177




[前]気弱学生553 / 897

204 / 204




夜蟲の攻撃!
火遁の術!!
気弱学生に72のダメージ!
気弱学生に58の火属性ダメージ!


気弱学生の攻撃!
気弱学生「あの・・・その・・・」
マジックブースト!!3
気弱学生の魔法ATが上昇!
夜蟲に277のダメージ!


夜蟲の攻撃!
スラスト!!
気弱学生に183のダメージ!




TURN 3
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]夜蟲1029 / 1543

89 / 177




[前]気弱学生240 / 897

189 / 204




気弱学生の攻撃!
気弱学生「負けてもらえませんか・・・」
ボロウライフ!!2
夜蟲に259のダメージ!
気弱学生のHPが129回復!


夜蟲の攻撃!
火遁の術!!
気弱学生に71のダメージ!
気弱学生に59の火属性ダメージ!


気弱学生の攻撃!
夜蟲に298のダメージ!




TURN 4
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]夜蟲472 / 1543

79 / 177




[前]気弱学生239 / 897

169 / 204




夜蟲の攻撃!
気弱学生に145のダメージ!


気弱学生の攻撃!
夜蟲は攻撃を回避!


夜蟲の攻撃!
気弱学生に151のダメージ!
夜蟲「すぃーっちょん、すぃーっちょん」


気弱学生「ひどい・・・」
気弱学生が倒れた!




夜蟲「かなかなかなかな」

戦闘に勝利した!

190 PS、 6 CPを獲得!

夜蟲 を入手!

BATTLE END.




Normal Action / etc




B6に移動しました。
B5に移動しました。

体格13 上昇しました。(- 10 CP)
敏捷18 上昇しました。(- 11 CP)
器用18 上昇しました。(- 11 CP)
魔力13 上昇しました。(- 5 CP)
生命18 上昇しました。(- 12 CP)

ёмρдтнч の活動をしました!
  敏捷1 上昇!
  器用1 上昇!

CPが 37 増加しました!

NPが 1 増加しました!



Shout!!




たくさんの叫びが聞こえてきます。



Event



何者かと遭遇した!


イベント戦闘予告



第277パーティ 所属

夜蟲(277)

† V S †
暴れ兎

Enemy




第277パーティ・所属メンバー



夜蟲(277)
必殺1 風柳1 刺撃5 忍術5 武具1 防具1 舞踊1 絵画1 仕掛5
現在地 B5


Character Data


ENo.277 夜蟲
HP1249 / 1780

1必殺1場所B5 [特殊LV1]
SP181 / 191

2風柳1使用可能技一覧
NP5体格1153刺撃5参 加 団 体
CP66敏捷1384忍術50蟲毒之坩堝
PS330器用1385武具11ёмρдтнч
0(0)魔力636防具12
連勝5魅力507舞踊13
総CP281生命1478絵画14
単位0精神769仕掛55
= Profile =
種族妖蟲
性別不明
年齢不明



虫に非ず。
籠に入らず。
網に捕まらず。

其れは其れしかいなく、
故に其れは其れとしか言えず、
其れを語ることは其れにしかできない。


永い時を。

無音の世界。何も聞こえない。
暗闇の世界。何も見えない。
孤独の世界。何もいない。

過ごしてきた。


偶然か必然かを問うて語る価値はなく、
事実が其処にあるだけであり、
気にすることはない。


ひたすらに。
謳歌しよう。

この、明るい世界を――。





※殺虫剤は効かない。
※骨格は内外存在。
※ゴギブリは敵。
※孵化しない。
※二足歩行。
※肺呼吸。
※雑食。





No所持品名種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2装備

1刺撃 / 2 / 1 / なし / なし
2刺撃 / 4 / 1 / なし / なし自由
3制服防具 / 10 / 2 / なし / なし防具
4胸章装飾 / 10 / 2 / なし / なし装飾
5鉱物 / 1 / 0 / なし / なし
6刺撃 / 6 / 1 / なし / なし武器
7ナズナ植物 / 1 / 3 / なし / なし
8新鮮な雑草植物 / 2 / 2 / なし / なし
9植物 / 3 / 3 / なし / なし



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