 | 後期学園生活 1日目 |
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| Diary |
「翳す左手は３時から７時へ。黄銅を砂漠へ赤銅は湖に−−」
銀髪の神父服姿の青年は、彼以外誰もいない教会で左手の小指の
中指から小指までを順に折り曲げ、一定の音律を保った文句を
口にしていた。
青年の足元には、教会のステンドグラスがはめられた美しい
天窓から投げ掛けられた光が、落ちて文様を描いている。
「−−葉は茶色から翠へ、幹は根に、根は枝へ−−」
青年の手が一閃し、彼の折り曲げた指は一度解かれまた折られた。
「七色の門、白い錠前、黒い鍵。」
青年はそこで自らがかけているふちなし眼鏡に手を延ばし、
眼鏡を外して微笑んだ。
形が恐ろしくよい切れ長の瞳が猫の様に細められる。
顔形が整い過ぎた恐ろしく美しい銀髪の青年は、心地よい
音楽の様に耳障りのよい美声で最後の文句をそっとつぶやいた。
「おはよう、ロア。」
そこだけ呪文ではない。
あの音楽的な響きはなく、超日常的で空気台なしだった。
正直場を裏切った。
けれども青年はそんなことはかけらも気にしないらしく、
期待した瞳でわずかに待つ。
するとどうだろう。ステンドグラスが作り上げた足元の
鮮やかな模様から、うっすら煙が立ち上り始めた。
それにあわせ神父服姿の青年は足を一歩引く。
やがて−−。
煙から、黒衣のミニドレスをまとった16、7歳ほどの
愛らしい少女が姿を表した。黒髪を二つの三編みに結わき、
それを輪にした髪形。大きく青い瞳。
黒い山羊の耳と角が頭から、腰の下のあたりからは山羊の尾が
はえている。
人間に似た姿で非なる存在だった。その名を悪魔という。
彼女は由緒正しい悪魔っ娘だった。
しかしなぜか彼女の右の足首には鉄輪がはめられ、重たい鎖が
それと丸い大きな鉄球をつないでいた。
青年は満足そうにそれをちらりと見ると、視線を彼女の顔に
うつし、微笑みながらもう一度、おはようとくりかえした。
少女を拘束して喜ぶ丸きり変態の所業だ、と心ある人が見れば
そういったかもしれない。生憎と俯いていた少女には少々
世間知らずな所があったため、目をしぱしぱしながら青年を
みあげ、視線を合わせて挨拶を不本意そうに返しただけだった。
「−−おはよう、我が従兄上」
寝ぼけ眼でけだるげに。
「式の５から１５をわざわざ解かずに我を召喚するからには
従兄上であろうとは思っておったがの。なんとかならないの
かえ？その悪い癖」
眠そうな声でむーむー不満をつぶやき、少女は涙目で足の鎖を
じゃらりと持ち上げ、青年にうったえかけた。動きを疎外する
だけではなく、彼女の本来の力までも抑制するその拘束具は、
彼女がそのまま召喚に応えるのをキャンセルして、快適な寝床へ
Ｕターンすることも許してくれない。それもこれも従兄上が
不完全な呪で自分を召喚したからだ。足首の鉄輪と鎖と鉄球が
その証。
おかげで大幅に力を削られおまけに体力気力も削られひどく眠い。
その一言につきるとばかりに彼女は眠い眠いと呪文のように
呟き、頭を船をこぐようにゆらゆらとゆらしている。
「ちょっと久しぶりに召喚したから手元が狂っただけですよ、
嫌だな。親愛なる従妹殿。誤解です。」
青年は爽やかな、いっそ神々しいとすらいえる眩しい笑顔で
しらをきる。
しかしそんなはずはない。寝ぼけた頭のロアにだってわかる。
彼は次期魔王筆頭に名を上げられる程の魔力と、技を操る力は
他に追随を許さない実力者である。
たかだか神父の姿をまね、教会でその力を奮った所でよくよく
見知ったロア−彼女は彼に真名はおろか正体も生まれた星の位置、
日にち曜日好み身長体重スリーサイズまで把握されている。
はっきりいってちょっと恐い。世間知らずのロアでなければ、
ストーカーを疑っただろう−を召喚するなど造作ないに違い
なかった。
彼が魔王候補にあげられるだけで結局選外にされるのは、単に
彼が教会という「汚れた」場所に面白がって住み、あまつさえ
神父の真似事−例えば日曜礼拝、聖体拝領などまで−をやるよう
な酔狂な悪魔だからである。彼が魔王になっても、下級悪魔は
魔王の住居に近寄ることはできない。なぜならば教会は境界で
あり、彼等のような力弱い悪魔には存在を保つのが精一杯、
下手すれば死に至るに違いないからである。
しかし彼は教会でも力をほとんど損なう事なくけろりとした顔
で、貞淑な御婦人達をその姿でタラシ込んでいる、と３件隣の
タカさんちの娘のみっちゃんの言であった。
ちなみに彼女も悪魔っ娘である。２２２年生きて来てそのうち
２１９年ほどは寝て過ごしていたロアでは窺い知れぬほどの
物知りさんだ。
残念ながらタラしとはなにかとの具体的内容については
うふふ…と笑ってごまかされたけれど、彼女がいうからには
きっと凄いことなのだろう。
多分そうだ。
そうであるからには彼がこうして５から１５の式の解をわざわざ
すっとばして呪式をたて、召喚を試みたのは故意以外にありえない。
「で、何用かや？何もなければ我は寝るぞぇ。」
「用件はあります。ちゃんと聞いてくれたらえらいと頭を
撫でて、俺の柔らかい天蓋つきベッドで寝かせて添い寝も
してあげましょう」
「添い寝はなんからく顔とかされそうだからいらぬ。して？」
何用かの？と最後は口には出さず視線で促した。
いらぬといった瞬間、物凄いがっかりした溜息とらく顔では
なくもっといろいろ気持ちイイこととかしてあげるだけなんです
が、とぶつぶつつぶやく声が聞こえた気がしたが、近くには
眩しい笑顔の従兄しかいない。
空耳かもしれないとすぐに結論づけじっと眠いのを我慢して
銀髪の悪魔の答えをロアはまった。
「生★ALIVE学園？」
「えぇ、そこにいって貰いたいのです。」
「生ものしか行ってはいけないのかの？」
「校則には無機物は通ってはいけないとはなかったですし、
前期は卵型の紳士ロボやムスカかぶれの二重人格眼鏡ロボも
通ったとか通ってないとか聞きますよ」
「どっち！？」
「あっち」
「………。」
「まあさておき学園には女学生がつきものですから。貴方の
夢の悪代官について学んでくるのもよいでしょうし、
通いますよね？通いたい？勿論ですよね。
じゃあそういうことで、はい」口を挟む隙を与えず畳み掛け、
彼は彼女の左手をとり親指に朱肉のようなものをつけた。
そのままそれを流れる動作でとりだした紙の特定の位置に
ぽんぽんと押印させ、紙を折り畳んで封筒にしまうと懐に
しまいこんだ。
きょとんとした顔のロアに、彼はそれじゃ入学申請に押印
しましたから後は行くだけです行ってらっしゃいと微笑んだ。
まだロアの思考はついていっていない。
押印？
ああでも悪代官は夢。
学園てなに？どこ？
「じゃあ用件はすみましたから寝ていいですよ。つれていって
あげますね 」
返事をまたず、混乱のさなかのロアを抱え上げ、お姫様だっこ
して彼は歩き始めた。
「制服も用意しましたからね。由緒正しい悪魔っ娘ならばこれを
着れば大丈夫ですから安心していってきてください。俺もたまに
臨時講師の宗教学担当者のような顔してロアを遠くから見守って
上げますからね。」
彼が用意した「制服」な通称をボンテージといい、制服などで
あるはずがないことをロアが知るのは遠い未来のこと。
ロアを寝台に運び、口先三寸で返事も待たず入学希望届けに
押印させたことや、制服を受け入れさせた銀髪エセ神父が、
なぜ彼女を学園に入学強行させたかも、ロアが真意を聞き
そこねたことによりこれから長いこと明かされることはなかった。
番外。寝台に運ばれたロアがどうなったかのご想像は各人に
委ねるとする。
| Message |
緋影(144)からのメッセージ
オウジ「 （・・）なんかねむそーにしてるおねーさん発見ー（ぉ」
オウジ「（・・）いたずらしてみよっと（額にマジックで「にく」と書くオウジ」
Jack ＆ T(226)からのメッセージ
Jack ＆ T「はじめまして、見目麗しきお嬢さん。この度アルバイトとして働くこととなりましたトーマスと申します。どうぞお見知りおきください…」（跪き、手の甲に口付けをしようとする。」
厳烈(246)からのメッセージ
パンプキンマン「オ！悪魔のネェチャンじゃねぇか！ツノが生えてるぞ！ツノ！」
しゃちょー(258)からのメッセージ
しゃちょー「お代官様、今後ともよしなに（（（（（（（（つ▼∀▼）つ｜饅頭｜」
ルシード＆リム(264)からのメッセージ
ルシード「コンニチわ、極商ノ友。…デキルだけ上手い事やっテ、単位をもらおうじゃないか。」
ルシード＆リム「@リリム/2/’’）…がんばってね。（こっそり」
マスター(376)からのメッセージ
マスター「…移動中は寝るなよ…？（苦笑し）」
エルザ(618)からのメッセージ
エルザ「おっはよーっ♪同じ会社のエルザだよっ、これから宜しくー！」
風斗(714)からのメッセージ
風斗「君、なんか角とかしっぽとか変な耳とか色々ついてて面白いね。ひょっとして君も契約者なの？」
風斗「そ、そんな事より…そ、その格好、恥ずかしくないの？ちょ、ちょっと刺激が強すぎるよ。」
ジャシム(1007)からのメッセージ
ジャシム「いいか、寝てもいいのはワインと発酵食品だけだ！」
ジャシム「わかったらもうちょっと起き……こら、寝るなー！」
Rf（ラフィー）(1060)からのメッセージ
正義（の味方）部「ラフィー『後期よりALIVE学園でひじょーきんする事になってしまったラフィーです、生徒と同業者の皆さんよろしくっ！
いきなりだけどボク達は今さっき、団体「正義（の味方）部」を設立したっ!!
入部条件は「無差別狩りをしない」ってことだけで、後は自分の正義のもとに自由だよっ!! ちなみに部活動できたえる能力は生命・精神!!+ この学園に正義を広めるため入部よろしくっ!!
もうちょっとくわしく知りたい人は、ボクの結果の名前のリンクからっ!!』
ラピス『（…「ボク達」じゃなくて、アンタ１人でしょう？ほんとに部員なんて集まるのかしらね）』
ラフィー
『とりあえず、今部員は２人っ!!』
ラピス
『（だから私は部員じゃないわよ）』」
| Quick Action / etc |
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ジャシム(1007)にパーティ勧誘許可を出しました。 ItemNo. 1 駄木 から 刀んの頭 という 刺射 を作製しました。(- 0 PS)
武器に 刀んの頭 を装備しました。 団体 制服研究会R を設立しました！
参加団体No. 1 として 桃色オカルト研究会 に参加しました。
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| 第47パーティ・所属メンバー (Before) |
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| Character Data (Before) |
| ENo.47 ロア・シーメルダ・シマノア | |||||||
| HP | 738 / 738 | 1 | 終幕1 | 場所 | I4 ［特殊LV1］ | ||
| SP | 113 / 113 | 2 | 猛撃1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 0 | 体格 | 75 | 3 | 付加5 | 参 加 団 体 | |
| CP | 40 | 敏捷 | 75 | 4 | 合成5 | 0 | 制服研究会R |
| PS | 0 | 器用 | 75 | 5 | 1 | 桃色オカルト研究会 | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 50 | 6 | 2 | サイキックサッカー部 | |
| 連勝 | 0 | 魅力 | 50 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 40 | 生命 | 50 | 8 | 4 | ||
| 単位 | 0 | 精神 | 50 | 9 | 5 | ||
|  | |||||||||
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 | イベント戦闘 |
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第47パーティ 所属 † V S †
マイケル
棒状戦闘練習機体 |
ロア「えーとえーと。我は眠いので後は任せてよろしいかの？我が親愛なるお友達。」
マイケル「遠慮なくかかって来なさいッ！！」
BATTLE START!!
非接触フェイズ
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戦闘フェイズ
TURN 1
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マイケルの攻撃！
マイケル「いいです！いいですよぉッ！！」エキサイト！！
マイケルの物理ATが上昇！
ロアに142のダメージ！
ロアの攻撃！
架伊那「なんか適当に刀様の頭をなげたりとかしてみたりいたしなんすよ（’’*」テリブルタッチ！！
マイケルに132のダメージ！
マイケルに 切傷LV0 を付加！
TURN 2
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マイケルのHPが20減少！
マイケルの攻撃！
マイケル「まだ現役だということを証明して見せましょ―――ッ！！」ブロウ！！
ロアは攻撃を回避！
ロアの攻撃！
架伊那「それじゃ、いっけーでございんすよ。かたなん頭120号ホームラーン」フリーズ！！
マイケルに85のダメージ！
マイケルに74の氷属性ダメージ！
マイケルのHPが20減少！
マイケルの攻撃！
マイケル「ここからが私流のやり方ですッ！！」毒を盛って毒を制す！！
マイケルに猛毒を追加！
TURN 3
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ロアの攻撃！
架伊那「今日も元気に刀様いってらっしゃいなんせー。」フリーズ！！
マイケルは攻撃を回避！
マイケルのHPが20減少！
マイケルは猛毒により99のダメージ！
マイケルの攻撃！
マイケル「終わりですッ！これぞ現役時代の多くの試合に決着をつけた必殺技ッ！！」独りクロスカウンター！！
マイケルに1019のダメージ！
マイケルの物理ATが上昇！
マイケルの物理DFが上昇！
マイケルのWAITが増加！
ロアの攻撃！
マイケルは攻撃を回避！
マイケル「ガハァァッ」マイケルが倒れた！
架伊那「さすが刀様の頭は頑丈でございんすねぇ（´∇｀*）よい効果を得られなんした。」
30 PS、 3 CPを獲得！
ロアは 腕 を入手！
| Normal Action / etc |
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ジャシム(1007)にパーティへと勧誘されました。
I3に移動しました。
猛撃 のLVが1上昇しました。(- 10 CP)
オートダメージ を習得！
制服研究会R の活動をしました！
桃色オカルト研究会 の活動をしました！
サイキックサッカー部 の活動をしました！
刀んの頭 への 駄石 の付加に失敗しました。 ジャシム(1007)を同行者に指定しました。 CPが 31 増加しました！ NPが 1 増加しました！
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| Shout!! |
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たくさんの叫びが聞こえてきます。 |
| Event |
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何者かと遭遇した！
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| イベント戦闘予告 |
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大人の遊び研究開発局 所属 † V S †
歩行小石
歩行小石
Enemy |
| 大人の遊び研究開発局・所属メンバー |
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| Character Data |
| ENo.47 ロア・シーメルダ・シマノア | |||||||
| HP | 750 / 750 | 1 | 終幕1 | 場所 | I2 ［山岳LV0］ | ||
| SP | 116 / 116 | 2 | 猛撃3 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 1 | 体格 | 76 | 3 | 付加5 | 参 加 団 体 | |
| CP | 34 | 敏捷 | 76 | 4 | 合成5 | 0 | 制服研究会R |
| PS | 30 | 器用 | 76 | 5 | 仕掛1 | 1 | 桃色オカルト研究会 |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 50 | 6 | 2 | サイキックサッカー部 | |
| 連勝 | 1 | 魅力 | 50 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 74 | 生命 | 51 | 8 | 4 | ||
| 単位 | 0 | 精神 | 52 | 9 | 5 | ||
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