広いな……なんだココは？

なんかいい匂いするニャア♪

え、ほんと？……うーん、よくわかんないや

フム……ずんどう鍋、包丁にやかん……倉庫……じゃあねえな。厨房か？

ドクター・カーライル、確か調理場は初めてだったわよね。

ご覧の通り、何千人分の食料を一度に調理できそうなほどの設備が整っているわ。
尤も、調理師は一人も居ないわ。居るのは農場から送られた食材だけ。
調理するのはわたくしたち。素敵なルールでしょう？

なんでも、スイカレディというマシンガンを持った――…非常に前衛的な格好の女性や、パプリカさんという双子の姉妹が現れた事もあったみたいね。

……アンタ……一体誰だ？どんなに姿かたちが似てようと、俺がレディと野郎の違いに気づかないと思うか

ああ、勘違いしないでくれ。何もとっちめようってんじゃないんだ。あんたから敵意は感じない。オーガストが変わらずに黙って従ってるからには、それ相応の事情があるんだろう。

何がどうなってるのか、話せる範囲で教えてくれないか？

レディには、うちのかわいいエンブリオちゃんが心を開きかけてるところなんだ。ちょっとそのまま見過ごせなくってね

レ、レディ……話が違う。アブナイ格好の美人ガンマンや双子の美人姉妹は一体どこに？！

まあ、大抵の野菜と果物には旬というものが有るわね。

がっかりしている場合ではなくてよ。
貴方が頑張れば、愛しのフェーローニアまで辿り着けるわ。

あらす、もの・・・・・・け、す・・・・・・・

排除いたします。