「……ん」

気のせいかと思ったけれど、そうではなさそうだった。ヘリオドールは聴力には自信がある。確かにそれは、瑠璃から受け取った本から聞こえた。
『鈴のなる夢』。異本とやらだというそれは、ヘリオドールの推測が当たっていれば、自分とも関係があるひとのものだ。

「ヘリオ？どうかしたか。何かあったか」
「いいえ何も。ごめんメカエキス、今行く」

森を行くのは4つの動く者。機械と鎧と少女と、そしてヘリオドール。
歩みを進めるうちに、鈴の音のことはすっかり忘れてしまった。











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タワムレガキ4期(おおよそ11月〜)でユーエと関わりのあった人を手当たり次第に借りたりPTMをちょい出しさせたりさせていただきました。何故一揆でやった
色々とお世話になっております。今後とも宜しくお願い致します

と、今まででいちばんはっきりとした声でそう言う。

少し寂しそうに笑ってそう呟く。

上機嫌で連呼している。ウザい。

ごう、と炎が揺れる。光を飲み込み、閃きを吸い取り、輝きを喰い殺す黒炎。