No.899 暮れゆく窓辺INDEX >>
[設立者] ENo.899 燈子

コミュニティイラスト
城内の一郭。
一揆衆がさほど気にも留めずに過ぎてゆく、廊下に並んだ部屋のうちのひとつ。
忍び寄る闘争の気配に侵され切らぬ、けれども少しく、埃のにおいのする――

窓辺には、黄昏の光が差している。



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ロール用の専用コミュニティです。
恐れ入りますが、関係者以外の参加はご遠慮ください。

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参加者からのメッセージ

燈子(899) のか細い応答 >>
あ……、

女はヤールを見上げる。
かすかな迷いが瞳に揺れている。

……どう、する……

……行かなくちゃ、いけない、と……思うわ。
いつまでも……ここには、いられない……
目も……治して、もらったのだもの。
あとはわたしが、自分で……なんとか、しないと。

ずっと一緒にいてもらうわけには、いかないでしょう?

だから……行かなくちゃ。
……まだ生きるって、決めたのも……わたし、だから。


オルガ(1495) の乾いた低い声。 >>
懐から紙巻を取り出し、火はつけないまま、軽く振る。
いいよ、なんにせよほっとけなかったからな。
でも何度も助けるわけじゃねえし、いつでも助けるわけじゃねえ。
この革命もじき一段落つくか……
……まあ、あるいはもっと悪くなるだろう。
あんまり時間もねえが、生き延びる支度はしておきな。

紙巻を口にくわえ、燐寸を取り出しながら、
じゃ、あとは頼んだぜ、とヤールの肩を叩き、
女はいそいそと部屋を出た。

ヤール(1496) の応答 >>
私はほんとうに、ただ連れてきただけだからね。
まあ、ありがとうと言ってもらえるほどのものでもないだろう。

ありがとう、オルガ。
私からもね。



参加キャラクター : 3名