みーもゆ、こっそり、歩きみち。
かくれて、ひびくのは、あるきみち。



みーもゆ、みているけしきは、奥のけしき。
いろんなことを、起こしてきそうな、なにかにつづいていきそうな、
建ててあるかたちよりも、ながく歩いていきそうな、奥につづいていく、けしき。

奥に歩いていきそうな、生き物と生き物じゃないもの、
ささえていけるように、ちょっとだけお手伝いしていけるように、
歩いていきそうな、奥につづいていく、みち。

ちょっとだけ、お手伝いをしてみているのは、
とおれそうなみちと、とおれなさそうなみちを、みつけていくこと。

いろんななにかが、来たときに、
隠れさせてあげたい生き物も、生き物じゃないものも、
隠れられるように、みちをみつけていくのも、お手伝いしているの。



でも、隠してみているのは、棲んでいそうなもの、だけじゃなくて、
つむいでみていた、けしきも。

おはなしに聞いていたけしきは、
むかしのなにかに、似せてうつしたけしき、
ちいさな世界にしまっておいて、じっくり思い返してみたいときに、
来てみる生き物も、居たみたいに聞いていたの。

ちいさな世界につながりそうな、隠れみちは、
ないしょにしてみたくなるって、聞いていたこと、あったけれど、
こんなふうな気持ちなのかな。




いろんなみち、みつけながら、
ちょっとだけのみち、かくしながら、
ちょっとずつ、みちのまわり、みていきながら・・・

時間をとめちゃえればいいのに！