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*SIDE*？？？
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「あの錬金術師め…！この封印はもう解ける、これさえ解ければ…！」

封印の中、動く事さえできずにもがいていると、後ろから聞きなれた、そしてこの身体の主が愛した少女の声がした。

「お父様…」

「…おお、我が愛しい娘よ！助けに来てくれたのか！」

未だ、既にこの身体の主をのっとっている事に気がついていないのか、まだ父と呼んでくる。

これはしめたものだ。

逆にあの娘の中の我を呼応させてそのまま乗り移れば…

そう、思考を巡らせていた最中

「もう、貴方の出番は終わりました…役目の終わった役者は、大人しく退場してください。」

娘の腕が、我の心臓を貫いていた。

「き、きさ…」

「…心臓を貫いてもまだ息があるのね？でも、もうおしまいです。」



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*SIDE*オリフィア
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完全に物言わぬ躯と化した元、自分の父親だったものを冷たく眺める。

「お父様…貴方と、貴方身体と…貴方の「民」だけは使わせていただきます。」

そして、もう後戻りはできない。
・・・ごめんなさい。

「また、会いましょう…お父様。」

そして物語は終わりへと向かう