マリー「気になることがー、あーるのでーす。」
シフォン「なんですかー？」
マリー「食事の時、どうしてレアだけナイフとフォークが多いん？」
シフォン「たくさんつかうからですよー。ねー？」
レア「うむ。そのとおりだな。」
マリー「・・・実はおっちょこちょいでよく落とすとか。」
レア「失敬な。これもテーブルマナーの内なのだぞ。」
マリー「えっ、レアってもしかして良家のお嬢様？」
レア「余り吹聴する話でもないが・・・まあ、そういって差し支えはないぞ。」
マリー「その筋力で！？」
レア「・・・マリー、その言葉の含み処について、是非とも御教示願おうか。」

筋力ＳＵＧＯＩ＝筋肉バカってイメージで損してる。


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レア「そも、テーブルマナーとあらば、シフォンもよく知っておるぞ？」
マリー「その胸で！？」
シフォン「ど、どういういみー！？」

巨乳＝バカのイメージも損してる。いや、得してる？


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マリー「じゃあ、シフォン、こんなにたくさんあるフォークとナイフでどれからつかうの。」
シフォン「わたしはこれさえあればっ。（中央にある小さなスプーンを指し）」
マリー「・・・意味なくない？」
レア「いや、シフォン的にはあっておるな。」
マリー「・・・？」
レア「シフォンはデザートしか食さんからな・・・。」

デザート用のスプーンとフォークさえあればよい。


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マリー「よく考えたらミドリもなんというか、品あるよな・・・私だけか庶民派アイドルは！」
シフォン「わたしもー。」
マリー「庶民には一佐とかそういう階級ないです。・・・お給料高いんでしょ？」
シフォン「えっ・・・そんなのないですけど。」
マリー「・・・天使かなにかだった。」

特に通貨でやり取りするものもない世界。


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レア「まあ、テーブルマナーひとつにしても、だ。住む世界によって違いはあろう。」
レア「差し詰め、マリーの世界ではカロリードリンクばかり食卓に並ぶのだろう？」
マリー「いや、お肉とかあるよ。ヴォルドラゴンのとか」
レア「・・・あれを本気で調理しておったのか・・・。」
マリー「偉い人の間ではギルナス頭部の鉄板で焼いたのが人気らしい・・・。」
レア「通は器から食を嗜むと云うが、どの世界にも訳の分からぬ代物はあるのだな。」
マリー「ねー。」

フランカおばさんまじＳＵＧＯＩ。


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レア「では、シフォンの世界では壮観なまでの甘味が並んでおるのか？」
シフォン「そんなことないですよ？そもそも、食事が可能なほうがめずらしいですし。」
レア「食事は不要、と？」
シフォン「個体差はありますし、訓練とか好みとかでかわったりしますけどー・・・。」
シフォン「基本はお茶とかお酒がエネルギーで、わたしは甘味が好きだったので、甘いものとかなら消化できるかんじです。」
レア「おお・・・。では、魚や肉は嫌いというよりは消化できないのか？」
シフォン「わたしは無理にたべるともどしちゃいますねー・・・。」
シフォン「後、甘いものも消化する際に、成分に応じて逆にエネルギーがかかったりするものもあるので、あんまりよくはないです。」
レア「ならば何故食べる・・・。」
シフォン「・・・おいしいから？」
マリー「それは大事だな！・・・なので復唱。」
シフォン「おいしいからｖ（えがお）」

水分以外は、きえてなくなる。察せ。

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レア「そもそもの消化の基準が、甘いこと、なのか？」
シフォン「十分条件ではないですけど、ある程度必要条件ですねー。」
マリー「甘さで消化するのかー。」

食材の種類に加えて、味覚の種類も関わるらしい。


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マリー「鬼といえば酒豪イメージあるけど。レアはどうなのー？」
レア「さてな、嗜んだ事が無い故わたしにも分からぬ。未成年が呑んでは、余り好い顔がされぬ世界なのでな。」
マリー「（ロリババアじゃなかったのか）」
レア「なんだその目は」

マリー「シフォンはお酒もエネルギーにするから底なしでしょ？」
シフォン「わたしは小食ですよ？」
マリー「ワインで言うと一晩で？」
シフォン「５，６本でほろ酔いかなあ。」
マリー「それは酒豪だ・・・」
シフォン「そっかぁ。」
シフォン「じゃあ、一晩で3樽くらいあける人いるけど、大酒豪？」
マリー「樽！？」

それはもはや別のなにかだ。

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レア「ああ、ハレの日と言えば大抵、空けた樽がそこいらに転がっておったな」
マリー「えっ」

鬼つよい。

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マリー「なるほどなるほど。チームルームでたまに棚の缶チューハイとか減ってるのって・・・」
シフォン「あ、ときどきのんでます。」
マリー「ホラーかとおもってちょっと怖かった！安心した！！」

うちのチームはガキばかり。

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シフォン「〜〜♪」
マリー「シフォンはピアノ好きだねえ。」
シフォン「はいー。楽器は大好きですっｖ」
マリー「ちょっと変わった曲だけど何の曲？」
シフォン「クレハさんが口ずさんでいたのを耳コピしてアレンジしましたっ。」
マリー「（こいつ天才か）　和風テイストってやつ？」
シフォン「そんなかんじですよねー。ショパンまざってますけどー。」
レア「（・・・。これ、某仕事人のテーマじゃないのか・・・？）」

そんな動画がニコ動に・・・。


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シフォン「ほかにも、クレハさんが元気ないときに弾いてほしいっていわれたのがー・・・。」
マリー「ほほう」
シフォン「〜〜〜♪♪」
レア「！！」
シフォン「がんばろーっていう気になるそうですー。わたしもすきですよー。」
マリー「あー、確かに元気でる系。」
レア「横からすまぬが、それ、続けてくれないか」
シフォン「レアちゃんも元気でるです？」
レア「うむ、まあ、な！」ﾃﾚ

たっほいたっほい

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レア「そういえばクレハが言っておったが、将棋、強いらしいな。」
シフォン「うーん。論理的な打ち方を構築済みなのでー、わたしとやってもおもしろくないとおもいますよ？」
レア「おお、これはなかなかの自信だな！本気のコンピュータとの対戦のようなものなのか？」
シフォン「うーん。コンピュータだとデータベース依存ですけれど、わたしはそうでもないのでそういった意味ではもっとひどいかも。」
レア「むぅ、それほどまでとは。確かにこれでは勝ち目がなさそうであるな。クレハが二度としたくないとぼやくわけだ。」
シフォン「てへへ・・・。」

シフォンの演算能力は実はすごい。


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レア「されども、まあ、なんとかなろう。」
シフォン「そうなんです？」
レア「もちろん、ハンデを頂ければ、だが。駒落ち戦は経験がないだろう？」
シフォン「？？」
レア「では、少し付き合わないか。」
シフォン「やってみましょー。」

シフォンは将棋でドミノをするのがすきです。

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レア「まず普通に並べる。」
シフォン「はいー。」
レア「そして、ハンデとしてシフォン側からそうだな、相当強いようだから・・・」
レア「角か飛車を落とす。どっちを落とす？」
シフォン「！？」ﾋﾞｸｰﾝ
シフォン「そ、そんな・・・そんなことしたら戦術が成り立たなくなっちゃいますよぅ？」
レア「ま、そういうことだ。まあ、どうしても辛いならば・・・左側の槍を一枚落とすだけでもいいが・・・どうする？」
シフォン「うう・・・角さん・・・飛車さん・・・角・・・うう・・・や、やっぱり飛車さん、さよならします！」
レア「ふむ。では、始めようか。」
シフォン「うう・・・チャリオット・・・」

・・・

シフォン「と・・・投了・・・です。」ﾊﾟﾀﾘ
レア「ふむ、成る程な。普段の戦闘もそうだが、綺麗にきっちり型にはめすぎておるのだろうな・・・。」
シフォン「ふぇー。」
レア「まあ、ゲームだからできないのだろうが・・・不慮の事象において、おそらく、相手にとっても不慮となる事象で対象するのだろう。」
シフォン「うっ・・・、だ、だってぇ・・・。そーゆーことが起こる、というときは、たいてい相手は無理してるので・・・」
レア「隙も大きい故、こちらの無理を通せる穴ができておる、という寸法だな。」
シフォン「はぃ・・・。」
レア「まあ、ハンデをもらっておる・・・にしても、弱くなったな。遊戯だからそういうことは起きない、と思っているからなのだろうが」

相手が無理を通せば、その隙に対し無理なく無理を通す。

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レア「だとしても此処までとは、予想できなんだぞ。」
シフォン「うう・・・すみません・・・。」
レア「いや、わたしが少々意地が悪かっただけだ。次は普通にうってみるか？」
シフォン「いいんですか？」
レア「負けっぱなしというのも癪だろうし、わたしも興味がある。」
シフォン「えへへ、今度はまけませんよー。」

・・・。

レア「うむ、ないな。投了だ。」
シフォン「勝ちましたっ。」ｴﾍﾍ
レア「確かに、クレハのように、感覚や直感で打って勝てるものではないな。正直に驚いた。」
シフォン「レアちゃんも、投了の読みが早くて驚きました・・・。」
レア「そうか？まあ、聊かばかり次元が違うというか、既に別の遊戯のようだったからな。」
シフォン「てへへ・・・。飛車さん抜いて勝てるようなロジックくんでみようかなあ。」
レア「ああ、ちなみに・・・さらにひどいハンデは、飛角香桂が落ちる。一番酷いと王と歩のみだ」
シフォン「飛び道具が全滅ですよ！？」
レア「そういうルールもあることを覚えておくといい。」
シフォン「うう・・・相手が大きなミスを何度もしないと勝てないですよお、それ・・・。」
レア「ま、そうなのだろうな、ここまでくると。名人ともなれば、それでも善戦するようだが」

アウトレンジからぼっこぼこ。


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マリー「なにやってんのー」
シフォン「将棋をしてましたー。」
シフォン「チェスの和風テイスト？」
マリー「なるほど。やってみよー。」
シフォン「ルールはー」
マリー「だいたい知ってる。というよりこっそり見てたからねー。」
レア「こういう時にさっき言ったルールを使ったりするのだ。マリーは初めてだろうしな。」
シフォン「な、なるほどー。」
マリー「ん？いや、それはいいよ。そのかわりのハンデもらうからー。」
シフォン「かわりのハンデです？」
マリー「それは始まってからのお楽しみだよー。ふふふー。」
レア「（それは遊戯として成り立っておらぬ気もするがな）」

・・・

レア「ほう・・・早々に飛車を振るのか。」
シフォン「うーん。」ﾊﾟﾁﾝ
マリー「ふふー、ここでー」ﾊﾟﾁﾝ
マリー「飛車の追加行動！」ﾊﾟﾁﾝ
シフォン「！？」
レア「！？」
マリー「5ターンに一回誰かが連続行動します！」ｷﾘ
シフォン「あうあぅ・・・あわわわゎわ・・・。」
レア「これまた酷いハウスルールだな。」
マリー「えー、だってー、シフォンだって普段から追加行動しまくりだから、いい案かなーとおもってー」

ＡＧＩやべえ。


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シフォン「負けた・・・」ﾊﾟﾀﾘ
マリー「ふふん」ﾄﾞﾔｧ
レア「シフォン・・・これは仕方ないぞ・・・。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
シフォン「うう・・・連続行動されても負けないパターンを・・・」ｸﾞｯ
レア「いや、さすがに無理だろう。」

ﾒｹﾞﾅｲ。