で、相も変わらず違う方向を指されるんですよね、この方は。

「コレが高レベルになると黒魔術の真っ最中で異世界へのポータルが開いてたり
たまたま付近を通り掛かったグリーンドラゴンが目の前に降ってきましたとかあるからな。
…まぁ、そこまでご都合主義的な展開は滅多に無ぇけどよ…ダイスの神様は時に非情だ」

「かなりメジャーな"世界"の生物だから知名度は高いし代表格になってるが
意外と色んな"世界"にいるぜ？名前は微妙に変わってるかもしれねぇけどな。
…そういやこの"世界"、ドラウグルがいるよな。こっちも同名なだけで別モンかもしれねぇが」

「『メチャクチャ強くてそんじょそこらの冒険者じゃ歯が経たない』か『ただの置物』かの
極端な二択って感じするな、シティ・ガードの面々の扱いは。環境によっちゃ強くなきゃならねぇだろうし…
あとは恐らくだが、重視する歴史なんかが影響してるんだろうな」

「ほー、兄ちゃんレンジャータイプだったか。いやまぁ見た感じそうだと思ってたけどよ。
宝箱はなー、ヘタしたらそこいらのクリーチャーよか危ねぇからな。本職と違って特化してねぇから
危険度高いんだが、なまじ技能を修得しているから無視も出来ない…で以下略、ってか。怖いねぇ」

「林檎に顔ができて身体が生えて猛スピードで突っ込んでくる、が序の口レベルだし
火の星に苔と一緒に置いてかれたゴキブリも真っ青の超進化だぜ全く…
まぁそいつらは場所を選ばなきゃ相手する事もねぇが、他も他でとんでもねぇの出てきてるっつうしなあ。
SANチェック入りそうなクリーチャーが城内に沸いたって話だぜ？冗談であって欲しいモンだ」

「農場出戻り組は既にナニカサレている可能性が微レ存…？
だがナニカサレる前からどうにかなってる連中がゴロゴロしてんのも事実か…やだ、なにこれ怖い」

「へぇ、そうか。突貫する事はねぇだろうが、一応忠告は受け取っとくぜ。
…1週間程度の遅れなら、攻略本片手に進めるゲームさながたの情報完全開示の状態で
効率的に進められるからなぁ、しかも最前線との差も徐々に埋まってくし…
"攻略"するならベストな手段だとは思ってるが、どーもあまりいい目では見られねぇな俺は」

「ある程度の錬度で解禁される要素が全ての生産能力にある、と見るべきかね。
例えば作製なら特殊な材質の武装なんかもそのうち作れるかもしれねぇしよ。
いやーしかし料理にも漸く光が当たって嬉しいぜ、これで客が取れるってモンだ。
…なお当方はLv30になる前に一揆が終了しかねない模様」