○レヴェック・ベルナール　54歳、男、略称はレーヴェ。
　男は、その昔、反乱を企て蜂起した集団に雇われた傭兵の一人だった。結果的に反乱は失敗に終わったものの、数年にも及ぶ活動は相当数の地域を巻き込んだこともあり、少なくない被害を齎した。
　そんな折り、これ以上の継戦は無意味と悟った男は、考えに同調した少数の者達と共に、被害を拡大させぬようとある地域へと部隊を誘導させた後、奇襲をかけこれを全滅させた。その所業故に、英雄とも悪人とも十数年にわたって称されたという。多くの者は処刑或いは流刑にされ、残った民兵も散り散りになっていった。男にしても流刑送りにされた…それが30年弱前の話しである。

　男の噂も年を重ねるうちに徐々に廃れていき、その名を知る者も少なくなっていき、やがては誰からも忘れられる存在…のはずだった。だが、男は四半世紀ぶりに戻ってきたのである。老骨に鞭を打つ姿に民草が見るは、昔日の栄光か或いは悪夢か…。老雄は黙して語ることなく、それが返って不気味さを加味している節がある。

【外見的特徴】
　中肉中背、太陽とも称された金髪と同色の瞳を備えているが、年老いた今となっては、かつての輝きも色褪せていることだろう。
　また、サングラスをかけているが、これは揶揄されるから…ではなく、視力が落ちてきている事に起因する。それ故に、平時で瞳の色を知るのは難しいし、男もこれを外そうとする事は少ない。
　加えて夏であろうと肌を露出する事はなく、身を隠すように長い外套も羽織るため、時季によっては暑苦しく感じるかも知れない。

【内面的特徴】
　寡黙ではあるが、全く喋らないという事ではない。言葉を口にするのは最低限に止めるため、会話に齟齬を生じさせやすい。実際の所は結構熱い心を備えていたりする。


○リコッタ・スフォルツァ　13歳、女、略称はリコ。
　多くの者が現王に反発を抱く中、忠臣を誓うスフォルツァ家の令嬢。レーヴェの孫娘と称し、彼の元へと単身やってきた行動力溢れる人物でもある。また、ネクターと呼ばれる紅い花の花びらを、レーヴェの元に持ってきたのは誰あろう彼女であり、それは二体目のエンブリオとなったグラナ（ピクシー）へと使われた。

【外見的特徴】
　銀髪のショートボブと金色の瞳を持ち、何処か儚さと気高ささを感じさせる。白のシャツに黒いベスト、下は膝位までの黒色の巻きスカートを着用している他、頭にはやはり黒色の帽子を被っている。

【内面的特徴】
　複雑な家庭環境の中で育ったせいか、物分りが良く確り者であり、リアリストでもある。真面目過ぎる嫌いがあり、甘える事に不慣れな面も。姿形こそ年相応ではあるが、舌戦を仕掛けようとすると一筋縄ではいかない事もあり、生意気だと思われやすい。

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素適なプロフ絵とアイコンは、葱。さん(ENo.281)に描いて頂きました。こんなに格好良く＆可愛く描いて頂けて本当に有難う御座います。改めまして感謝の言葉を、ここに記載させて頂きます。

バイカウツギの花アイコンは、じゅねは.jpさん(ENo.696)に描いて頂きました。華やかな彩りを添えて頂き、有難う御座いました！

[エンブリオ画像]
アニマ：風見んさん、ピクシー：うりさん、セイレーン＆ドール&ラタトスク：メシエナンバーさん、ザントマン：雨宮/カイさん、サラマンダー：stkさん、ミニドラゴン：はさしろさん、サンダーバード：YAceさん、ポーン：mibukenさん、オコジョ：ジョンさん、ヒュドラ：じゅねは.jpさん、ジャックオーランタン：なおすけさん、ブラウニー：cumaさん、スザク：びすこさん、パピヨン：herietさん、レッドドラゴン：こかさん、アリエス：ほろさん、パイニャンニャン：F石さんから、それぞれお借りしております。

[備忘録]
ザントマン（カンタル）、セイレーン（ラクレット）、サンダーバード（エポワス）、ポーン（ヴァランセ）、マンステル（ジャックオーランタン）、オルトロス（エダム）、アニマ（アンジェロ）、レッドドラゴン（ライオル）、オコジョ（リヴァロ）、サラマンダー（ルイ）
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※日記は基本的にリコの視点で記載していく予定。