「知らなかったんですか？先輩？
メルンテーゼは法治国家じゃなくて人治国家ですよ？」

JINTI・・・・国家？


「ですです。水を盗んだ子供を追いかけて捕まえようとした
おじさんに某ケンシロウが有無をいわさず一方的な私的刑罰を
与えることが許される。そういう世界です。私達の間にあるルールは契約だけです」

おじさん可哀想・・・

「つまりブサメンが幼女を見つめても捕まらないですけど、
目があった幼女がブサメン＝サンの存在を
なかったコトにしても正当防衛成立だゾ☆ってことですね。
あ、店員さん生おかわりー！」

目と目が合うー瞬間ーすーきだとーきづーいたー♪

「先輩、話し聞いてます？まあ個体の見た目、性能が
あまりにもかけ離れてる種族が雑多に共同生活してる社会ですからねー
下手に法なんぞ作ったらかえって混乱しちゃうし」

スピ子は頭いいなー、大生うめぇ。

「やだ先輩ったら///そりゃあもう、そんじょそこらの低INT物理どもとは
違うんですよ私は。物理INT0.1ってあれですよ？
知能レベルがミジンコとかダルシムとかブランカの
世界ですよ？うはｗｗｗｗｗｗスフェンコビッチェｗｗｗｗｗｗｗｗざまｗｗｗｗｗ」

スピ子の馬鹿笑いが居酒屋に響く。
ダルシムは知性あるだろう、見た目で判断すんなよ・・
とかおもいつつそこは黙る。
私だってそれぐらいの分別はあるのだ。

「それに先輩がいい年して魔法少女って言い張れる社会に法があるとでも？」

夜は長い、スピ子とは語り合うことがまだまだある