戦いが終わる。そんな予感がありました。
この日々が終わる。保証も確信もなく、ただただそれを感じ取っていました。
私は、それを喜ぶべきなのでしょうか。
悲しむべきなのでしょうか。

この傷つき、傷つけ合うばかりの日々はたまらなく愛おしく、どうしようもなく居場所のない私達は、息を潜めるために一つの陰に潜り込み、身を寄せ合う。

あまりに手放しがたい日常も、しかし、いつかは終わるのです。

なにより、そう、私達はその終結に向けて……理想を求めて、歩き続けているのです。
だから、立ち止まることはできない。日々を繰り返し繰り返し、先延ばしを繰り返すことはできない。