「単語の響きとは裏腹に、農場に転がってる連中を見る限りじゃ美味そうとは言えねぇがな…
あいつらの間にも食物連鎖…喰うか喰われるかみてぇのはありそうだが
正直どうなってやがるのかは想像も付かねぇや」

「ふーん、体力系統か…今はちっとばかし時期が悪いみてぇだな。
明確にコレといった狙いがあると遭遇タイミングにも振り回されるが…そういう時間はなるべく減らしたいモンだ。
山岳地方…は今のお前にゃちっとばかしキツそうだな。逃げ帰ってきたか？
もう少ししたら城内にうろついてるやたら顔の造りがいいとか言われてるゾンビを狙うのもいいかもな…
あいつら相当タフだっつうしよ。まぁこっちは臭いが気にならねぇなら、だが」

「…それと、コイツはお節介だが…生命エネルギー持て余しとくのは止した方がいい。
一日に譲渡できる生命エネルギーの量は決まってるんだ、エンブリオは毎日強化しとくべきだぜ。
技能的に頭打ちになるまでに必要な生命エネルギーは、もう普通に過ごしてても数日で溜まるみてぇだし
悪い事は言わねぇから自身を守る為だと思って生命エネルギーを常に何かしらのエンブリオに譲渡しておくこった。
…お前ヘタすりゃ後からメルンテーゼに来た連中にちょっかい出されかねねぇぞ？」

「天然モノの川魚はそこいらの高級魚ともタメを張れるレベルだからな…舌触りが違うぜ舌触りが。
鮎は塩のみ。異論は認めん」