-エンブリオ記入者：戦妖精　緑霊（物理フェアリー　現在戦線外）-

おや、ワシも日記を書くことになったのか。
しかし…書きたいことを昨日彼に書かれてしまっておる…。
いっそ皆で書いてしまおうか。　…あやつにも書いてほしいのだが…。

　キャプテン：水浴びとトイレの恨みは忘れねえからな！
　辛辛：そろそろうめぇ飯ができるんじゃねぇか？
　紺霊：どういうわけかこの前服をめくられたんじゃが…。

…うむ、あやつには鉄槌が必要じゃ。
あの悪魔が心を開き次第徹底的にやってやろうではないか。
これを見た大人も気が変わるじゃろうて。

と思ったが…今は思い詰めているのか…。　そっとしておこうかのう…。
もしかしたら…やたらと子供にこだわる理由がどこかにあるかもしれん…。

いや…どうやらそれより先に別の問題を解決する必要がある。
やはり若造に戦は早すぎるのか…ティルト殿と当時上手くやっていたせいで感覚が…。
奴がいつもしているはずのメモすらない、これは非常事態ではないのか？

――――――――――

そういえばあの女の子…ネクターをねだっていた…。
でも僕は王の呪いか何かでこれ以上渡せなかった…。
僕が…自分の行動で少女を殺してしまった…！　渡せば助けられたのに…！
取り返しが付かない…射撃した以上は立派な殺人だ…。
ねえ…僕はどうすればいい…？
あの時はルークさんのことで頭がいっぱいで…全く気付かなかったんだ…駄目だな…僕は…。

そういえば…今日やっとあの子が僕の名を呼んでくれた。
でも…二言目は…。



「殺し屋のくせに何泣いてんの？」

無言で採掘へ向かった…。