【一揆参加13日目】

初めて初日から一揆に参加している先行組と同行した。
前線での障害の大きさ、戦い方、そして最初から戦い抜いてきた彼らの強さなど、たくさんのことを学ぶことが出来た。
相手にとって得意な戦術を使用される前に速攻で潰すと言った戦い方はとても参考になるとともに、真似をするには相当な苦労がいることが予想される。

火力なら我々の仲間であるファイ少年は比肩しうるだろう。
しかしながら、彼らの強さはそんなところにはない。
まるで一つの生き物であるかのように寸分たがわぬ連携。
そして経験に裏打ちされた的確な攻撃先。

どちらも、我々のような新参には敵わぬものである。一朝一夕に真似するには無理なものであろう。
本当に力の差に感服するばかりである。


さて、今回の件で先行組の強さを目の当たりにしたが同時に我われ後発隊がそれほど前線に対して遅れていないこともしれたのは良かった。
先行組の方々の大半は基本的に連携を重視し、一塊になって行動している者が多いようである。
我々のようなゆるやかな同盟を組む集団はまだそれほど多くなく、城内への潜入経路の多さから攻めあぐねているようである。
今後、我々が果たすべき役割は、彼ら先行隊の橋渡しをしてより効率的な攻略を手助けするということなのかもしれない。


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　　　　　　……

あなたの姿を見つけると、嬉しそうに駆け寄る。

そう言うと、彼はまじまじと君や周囲の人を眺め、さらに自分のベストやスラックスを見直しながらふとこう言う。

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