灰簾石の頃/炭の日


契約したものの、なかなか顔を見せなかったエンブリオがいる。
その名はぺかそＥＸ。以前にゃんこを倒した際契約したにゃんこである。

名前に関しては向こうから名乗って来たから間違いないのだろう。
変な名前だけど。

彼とは焼き鳥の世話のバイトが忙しくてなかなか会えないが、たまに顔を見せてくれる。
そもそも焼き鳥って世話する必要あるのか？

どうして喜んでるんだろう。
昇格ってことは、昇給でもしたのだろうか。

蕪もどきみたいに行動をマークされてる訳ではないので付き合いは気楽だ。

蕪もどきに関しては姿が見えない時でもどこからか見ている気がして怖い。

こうして日記を書く様も見られていた。

「お利口」と言われた事に照れ臭そうな表情を浮かべ、

鼻をひくひくしている。

うっとり。