【問題】
サツマイモの定番メニュー「大学イモ」の大学ってなに？
1)中国の古書「大学」のレシピ
2)大学生に人気のメニュー
3)サツマイモの品種名

解答は
2)大学生に人気のメニューです。
名前の由来についてはいくつかの説がありますが、大正初期に東京大学赤門前のお店で、アメをからめたサツマイモを学生が好んで食べていたので、「大学イモ」という名前が定着したという説が有力なようです。
そのまま焼いても蒸かしても美味しいサツマイモですが、油で揚げてひと手間かけた上にトロリとした砂糖蜜でコーティングし、仕上げにゴマをパラリと加えれば、ワンランク上のスイーツになります。

ここで少し一休み
さつまいもの花は次のどの花と似ているでしょう？
1)菜の花
2)アサガオ
3)スイトピー

●○解答は『2)アサガオ』です。サツマイモの花は、アサガオの花とよく似ています。●○
サツマイモは、ヒルガオ科サツマイモ属の植物で、アサガオの仲間です。ピンク色の花を咲かせますが、作物ですから、花が咲く前に収穫されてしまいます。したがって花を見る機会には、ほとんど恵まれないというのが実情です。

サツマイモは、英語では「sweet potato」、つまり甘いお芋ということになります。
日本では、蒸して裏ごししたサツマイモのペーストを整形した洋菓子として、すでにこの名前がよく知られていますが、実はシンプルにサツマイモ＝スイートポテトということだったんです。

今が旬のサツマイモですから、美味しい大学イモづくりに挑戦しましょう。
大学イモの場合は、サツマイモを油で揚げますから、なるべく火が通りやすいように1cm程度の厚さに切りました。
160度の油で12分揚げる
サツマイモ三個分の量を揚げるので、油は多めに用意して温度が下がらないように気をつけます。
今回は正確さを期すために、油用の温度計を使います。
160度になったら、切ったサツマイモを一切れ油につけてみました。こんな感じの泡が出ます。
とりあえず全部材料を放り込みました。一気に泡が出てきました。
かなりに泡が出てきてサツマイモが見えなくなるくらいです。
ちょっとびっくりしましたが、そのまま12分ほど揚げます。
まあ偉そうに作っていますが、実は大学イモ作りは初挑戦です。ドキドキしながら油から引き上げてみると、意外にカラッといい色です。
火の通り具合も良さそうで、第一段階クリアです。
第二段階では、油の温度を180度まで上げてきつね色に焼き色を付けます。
ここが成否のポイントです。サツマイモの断面がきつね色になるように2分ほど揚げます。
エイヤッと投入し、泡の中に隠れてしまったサツマイモの表面を気にしながら2分待ちます。
油の中から再び顔を見せたサツマイモは、いい色になっているようです。

蜜を作る手順
いい色に仕上がったサツマイモは、キッチンペーパーを敷いたお皿に上げて、油切りをします。次は蜜作りです…。
水と三温糖をお鍋に入れて焦がさないようにゆっくりかき混ぜ、仕上げに黒糖をひとかけら…、と言いたいところですが、今回はそのあたりは端折ります。
と言うのも世の中には便利なものがあるようで、スーパーのサツマイモコーナーの脇に、「大学イモのたれ」なるものを発見しました。コレは便利とばかりに買い物カゴの中に放り込みました。大学イモ作り初心者には助かります。
いよいよ仕上げです。余分な油を切ったサツマイモと即席大学イモのたれをボールに投入し、ゆっくり混ぜます。
仕上げにゴマをパラリと入れて、大学イモの完成です。