ただ、力があれば良いと思っていた。

己一人が強くあれば良いと考えていた。

しかし、俺はどうしようもない程の思い違いをしていた。

己一人だけでは生きてゆけない。

そんな単純な事にも気づかずに、乾き切った心を引き摺りながら。

俺は果て無き荒野を彷徨い歩く。


あいつに会う、その時までは。



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時間が無いので巻いていくぞ。


まず、あれからドライアドと契約した。

その後ユーノ達と分かれて樅の木を見つけた。

そして暫く歩いていると森を抜けて平原に出た。

そこには広い庭園があり、ブランチマンという庭師が居た。

俺は初顔合わせだったが、道すがら一緒になった者達は如何やら二度目の様子だった。

で、今こうして庭園の守護神と対峙しているって訳だ。

少々端折り過ぎたが、僅か十分という短い時間ではこれぐらいしか伝えられん。



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握り締めた杖が血液を循環させる様に脈動する。

この杖も初めは只の棒っきれと同じだった。

時間が経つ毎に肉片が不気味な光沢を取り戻し、黄金色に輝く得体の知れない液体が杖内を満たした。

・・・・・これ以上これに頼っているとどうなるか分かったもんじゃないが仕方が無い。

俺の世界の術式を起動させるにはこれがどうしても必要だ。

不穏な気持ちを抱えながら俺は補助呪文のスペルを唱え始めた。

突然なユーノからの不思議な質問。

１６歳くらいの背格好で、しかしその倍は生きてるというのをどう捉えるべきか？
おそらくは精神的な意味の年齢なのかもしれない。

話題が軽く戻って、

そう言い、銀紙を破いて、チョコを少し小さめに割ってドゥーロさんに差し出す。っと同アクションで別の小さいチョコを自分の口に入れてもぐもご。

雰囲気を出すため、あにまがスモークを焚いている！

マリアの体を黒い霧が包むと下半身が蛇の女性が姿を現した

マリアの体を黒い霧が包むと下半身が蛇の女性が姿を現した