空飛ぶだんご？

【問題】
岩手の有名な景勝地・厳美渓には評判の珍しいだんごがあります。それはどんなだんご？
1)舟で流れてくるだんご
2)空を飛んでくるだんご
3)トロッコで走ってくるだんご

編集後記解答は

2)空を飛んでくるだんご

厳美渓（げんびけい）の名物ともなっているのが、「空飛ぶだんご」と呼ばれるだんごです。
空飛ぶだんごの注文方法？

正式名称は「郭公（かっこう）だんご」で、厳美渓の観光場所の対岸にあるお団子屋さんで売られているものです。
空飛ぶだんごの注文方法？
ここで少し一休み

この空飛ぶだんごのザルを吊しているケーブルは、何を動力として動いているのでしょうか？
まだまだ続くよ！

では、それがなぜ「空飛ぶだんご」と呼ばれているかというと、それは観光場所である対岸まで、太いケーブルを使って届けられるようになっているからです。

このトンカチと年季の入った木板が、販売所の目印です。
このザルにお金を入れて、トンカチで木の板を叩くと、それを合図にザルはケーブルを伝わって、対岸の店まで上がっていきます。

空飛ぶだんごの不思議そしてだんごとお茶が入れられると、ザルはシャーっと一気に戻ってきます。まさにシャーっといった感じ。あまりに速いので、中のお茶がこぼれないのか心配になりますが、それがまったくこぼれません。何人もいたお客さんの、すべてのお茶がこぼれていませんでした。ザルはあんなに揺れていたのに不思議です。

また、もう一つ不思議なことが…。
注文は1箱にしました。初めてだったので味もわからないから、とりあえず1箱にしようということになったのです。
1箱は1人前なので、お茶もきっと1人分だろうと思っていたら、ちゃんと紙コップは3個。しかも、幼い子どもがいるのがわかっているかのように、1個は水でした。距離的に対岸からこちらの様子は見えないようなのに…。不思議です。

そして肝心のだんごはこちら。
食べた瞬間、1人前にしたことを後悔しました。ふわふわモチモチの食感は、なかなか味わえないです。あんこの甘さもほどよく、みたらしも絶妙な味わいです。男性はもちろん女性でもあっという間にペロリとイケます。
今でも後悔します。

もちろん厳美渓の素晴らしさはだんごだけではありません。
奇岩が魅せる景観岩手県の一関にある厳美渓は、1972年に国の名勝・天然記念物に指定されるほどの絶景。噴火による凝灰岩が川の急流に侵食されてできた、鋭く尖った巨大な奇岩が魅せる景観が人気を博しています。ぜひ一度訪ねてみてください。