10月4日はシナモンロールの日だったなあ。
(ひとつき前の話じゃないか…。)
という訳で、パンを焼こう。
とは言っても、小麦粉から捏ねるのは俺の技術的・材料的・金銭的・状況的に難しいので既製品を用意する。

一応弁解しておけば、材料や道具や器具があれば俺だって捏ねる所からパンを焼くことは出来る。
いやあ腕を披露出来なくて残念だ、ハッハッハ。

…取り出したのは冷凍シナモンロール。
6個入り398YENくらいだった気がする。
そう、すでにカタツムリの殻型になっている方だ。シート状の物ではない。
あれも結構難しくてな、冷えた状態だと丸まっていたのに、焼いている途中でシナモンフィリング部から崩れてしまって無残な姿を晒す事になる…なんてのはザラだ。

その点、これは少し自然解凍しそのまま釜へinすればOKという優れもの。
小川のほとり、大き目の石を見繕い釜へ見立てて組む。
香ばしいにおいがしてきたら食べ時だ。


シナモンの甘い香り。体を温めるスパイス。
普段よく食べるパンでも、この日口にするものは冬の訪れを感じさせる。
ああ、寒くなるのだなあと。
プレーンのまま焼いたものは香料がきいてて甘さ控えめなので、焼いたベーコンを添えても美味しい。
表面に追加でパールシュガーやざらめをまぶして焼けば、いつもの味になる。
りんごのジャムを塗って食べるのも美味い。

マッシュポテトにスウェディッシュミートボール、リンゴンベリージャムを添えて立派なブランチの出来上がりだ。
別に、ホームシックになった訳ではないが、異国の地にいて初めて判る、祖国の味って奴、かな。
(もぐもぐもぐ。)