わたしは、いつも、おなじゆめをみる



彼女は、何故かいつも屋上にいた。行ったことが無いのに、そこが私の通う学校の屋上だと理解していた。
白い髪に、私と同じ背格好で、オフホワイトのワンピースを着ている彼女だ。
あるはずのフェンスは一角だけボロボロになっていて、そこから縁に彼女は足を伸ばす。
そうして、彼女は"堕ちる"。
文字通り何の比喩でもなく、彼女は縁から一歩外へ踏み出して、堕ちる。
堕ちて、落ちて、どんどん落ちて、聞こえる肉が地面にぶつかる音がなる直前で、いつも目がさめる。

あぁ、今日も同じ夢だ。

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トガノは笑みを浮かべながら手を差し出してみた。
握手のつもりなのだろうか。

ハルの表情が少し沈む。
一方トガノはそれを気にする素振りは微塵も見せない。
各々の同意を得たことを確認すると、大きく手招きするような形で移動を促し始めた。

などと言いつつ、1人先頭に立ってどんどん道を切り開いていく。

ハルはどこか上の空といった様子で、淡々と皆の後を追っている。
体力があまりないのか、その動きはお世辞にも素早いとは言い難い。

# make matrix
> use option: NYPHN code2, GOPHN code3, HYKYH code4
>
> -- ready --

声と共にヘクスが晴れ、曖昧になっていた姿が顕になる。