無事に仲間も見つかり、いよいよ…と思っていたのだが。
やはり組んだ当初というのは連携も何もあったものではないというものか…。初戦は負けに終わってしまった。
とは言え、まだまだこれからだ。互いの動きというものが見えてくれば自ずと勝てるようになると私は信じている。


ただ私自身、自分の実力というものを過信していたのかもしれない。ここでたくさんの人を見、そして上には上がいるという事を思い知らされた。
また一から始めなければ。そして少しでも自身の腕を磨かなければ、あの人を探すというのも夢のまた夢になってしまう。


それにしても、この世界には本当に様々な人がいるものだ。
異なる世界の住人だという事を除いても、万に一人も似たような人がいないというのは正直驚く。
私の周りだけでもあれだけ多様な人で溢れかえっているのだ。この一揆に参加している人には、想像もつかないような人もいるのだろう。
願わくば、いつか強者と手合せ願いたいものだ。何時になるとも知れないが…。
そのためにも、今は私にできることをしなければならないな。

やれやれ…。相も変わらず、どうやら忙しい日々は続いていきそうだ。