［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

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【データが破損しています】

【サルベージを実行】


【記録23～34　サルベージ失敗　破損率99.9％　解読不可能】


【記録35　サルベージ完了　破損率0.5%】


【データをロードします】

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【夜明けと黄昏の記録　其の三十五】

――どうやらこのハザマとかいうところは最後まで意地悪らしい。

「……レヴァさん」

イバラシティとアンジニティの戦争が終わるまであとちょっと。
できればこのまま会わないままでいたかった――終わるまでは。
だって終わればそんなこと気にしなくていいし、あっちはあっちで上手いことアンジニティから抜けられるらしいからこのまま離れ離れなんてことにならないし。
どっちが勝つのかとかは正直考えてない。
多分どっちにしろ何とかなるというか、あっちがそんなことさせない気がしてるから。

「…………」

銃を握る。
もしこうなった場合のことも考えて話はした。
またこうなったら、今度はちゃんと向き合って正面から戦うって。
正直完全に覚悟決まったかと言うと――それは自信を持って言えない。
いっつも俺はそうだ。覚悟を決めたハズなのに最終的には結局照準がブレて当てらんねえことが多い……
我ながらチルドレンに向いてねえ自覚はある。

でも、それでも俺はチルドレンになった。

たくさん戦ってきたし、たくさん殺しもした。

もう戻れなくなったという理由で元々は普通の人だった人たちを数え切れないぐらい殺してきた。

――だから、今更自分だけ都合のいい話にはできねえ。もちろん、そうならないことが一番良いという前提で、だけど。

「……無理はしなくていいですからね」

でもそう考えてたらこの親友とかいう奴が横からそう入ってくる。
いっつもそう。
自分だって色々思うところがあるのに、「自分の方が向いてるから」なんていう理由でわざと自分から嫌われ役ばかりやろうとする。

「無理してねえよ。っつーか今回ばかりは無理でもやる」
「本気で言ってるんですか？」
「本気だよ。こうなった時のことを考えてあっちとも元からメッセージで話してた。
　レヴァさんだって向かうのに俺だけ引っ込んでるとかできるか」
「別に僕が無理やり気絶させたということにしても良いですけｄあいたっ」
「そういうこと言うとひっすん兄貴怒りますよーというかもう大分おこですよー」
「ひ、ひっはあないへふあはい（訳：引っ張らないでください）……」

今までのその辺りの恨み――というにはあんまりにもちっぽけだけど――を籠めてプチチョップとほっぺた伸ばしの刑に処してやる。
正直結構さらさらで柔らかいからよく伸びる。楽しい。まあすぐに手を離すけど。

「結構痛かったんですけど」
「そりゃおこですし。お前さあ、そうやって自分ばっか嫌われ役になろうとすんなよな。
　お前だってホントは嫌だったり納得いかなかったり色々もやもや抱えてんのにそうやって自分ばっか背負ってさー」
「貴方が言いますか？」
「日明だって人のこと言えねえじゃん。　いやまあ、何を抱えてるのかは正直鈍いからわかってねえんだけどさ……
　お前がずっと何か悩んでるっぽいのは知ってたよ。ずっと」
「えっ」
「えっ？！」

めっちゃびっくりされた。何で？いや何でって言うからって言われそうだけど。

「何か今は悩みが晴れたみたいだからよかったけどさ。
　俺に抱えすぎんなって言うぐらいならお前も抱えるなよなー。
　そりゃまあ、俺は鈍いっぽいから……あんま相談乗っても意味がないかもだけどさ……
　お前だって人間じゃん。
　頭良くて顔も良くて物腰柔らかい感じと見せかけて実はめちゃくちゃ怒りっぽくて手が出るの早いけど、誰よりも寂しがりだし誰よりも真剣に向き合う奴ってのは俺が一番わかってるつもりだよ」
「後　半　が　余　計　で　す」
「いひゃいいひゃいいひゃいいひゃい！！！」

事実言っただけなのにほっぺた引っ張られた。ひどい。

「……今だから言いますけど、貴方にだからこそ余計に言えない話だったんですよ」
「いてて……え？」
「だって、「貴方のことが好きです」なんて言えるワケないじゃないですか」
「……はい？」

意外な言葉が飛び出してきたような気がする。
俺のことが好き？でも好きじゃなきゃ親友なんてやってないけどって言ったら日明は肩を竦める。
そう言うと思ったよ――って。

「LikeとLoveは別物ですよ」
「いやまあそうだけど……そういう意味じゃねえの？」
「そういう意味じゃないですよ。大分かいつまんだ言い方したのでちゃんと説明しますけど」

――曰く。
日明には、"友達"と"恋人"の明確な境界線がない。……らしい。
こいつは《蠱毒》のせいで一番共有したい話を共有できる友達が元からめちゃくちゃ少なかった。それは俺も知ってる。
でも、こればっかりはどうしようもない話で、どうにか折り合いをつけて生きていくしかないし
《蠱毒》の影響を気にしない人――それこそ俺みたいな奴とか――としか元々バディなり小隊なりも組めない。
でも、こいつ自身は普段は落ち着いているように見えるけどホントは心細さを誰よりも感じやすい奴だ。
押さえ込めばそれが余計に膨れ上がって、最終的には一緒にいてくれるなら何をされても何を頼まれてもいい、と自然と誰に対しても思うようになっていった……らしい。
だから、俺に対してもずっとそんな感じだったって。
ずっと好きだったっていうのは親友としても、一人の人間としても、ということらしい。
だから清蓮さんと俺がその、恋人になった時も。祝ってはくれたけど内心凄く嫉妬していた……という。

「僕の中で折り合いがある程度ついたから、今こうして話してますけど。
　こんなこと本人に向かって言うとか普通できませんよ。引かれるの目に見えてますし……」
「うーん……」

引いてるかと言われると全く違う感情が俺の中にあった。
何だろ、こう……俺のせい、というと違うと思うし、それを言ったら怒るのはわかるし。

「引いてはねえけどこう、何かこう……こう……何かごめん……」
「何で謝るんですか」
「いや、何かこう気づくまでとはいかなくても、ちょっとは話聞くなりして楽にしてやれただろうからさあ」
「だから話もできませんって言ったじゃないですか」
「いやそうじゃなくて、そういうこと考えなくてもいいぐらいもっと一緒に遊んだりとか話をしたりとかしてたら、気が紛れて楽だったろうなーって……親友なのに何もしてやれなくてごめん……」
「……月夜さん。……もう、本当に貴方って人は」

くすくすと日明が笑った。
何かおかしなこと言ったつもりはないけど、でも多分そういう意味で笑ってるんじゃないのはわかる。

「日明？」
「ああ、ごめんなさい。やっぱり月夜さんはずっと変わらないなあと思って」
「そ……そう？」
「ええ。そう思えただけで僕は充分です。
　ただでさえ今は隣を独り占めしているのでこれ以上は彼に嫉妬されてしまいますから」

よくわかんないけど、満足したらしい。
けど今までで一番いい顔してる気がするのできっとこれでよかったんだ。

「何かお前のそういうところ、今まであんまり見なかったな」
「そうですか？……そうですね、こういう話もできるとは思いませんでしたし」
「でもおかげでちょっと気が楽になったというか緊張ほぐれたというか。ありがとな」

大事な勝負の前に何を話してるんだって感じだけど、きっと今だからこそ必要な話だったのかもしれない。
俺にとっても、あいつにとっても。

「……よし、今度こそ腹括る。ちゃんとこうなる覚悟はしようって互いに話もしたし。頑張る」
「ダメだと判断したら僕が横から取っていきますからね」
「そうならないように頑張る。俺の為にもレヴァさんの為にも……もちろん、お前の為にも」
「……そういうところですよ、本当」

……戦争が終わるまで、あと僅か。

ENo.19 翠眼の蛇 とのやりとり


ENo.546 不幸喰らい とのやりとり

八生と出久(271) から ぶどうジュースの香り を手渡しされました。

八生と出久(271) に ItemNo.33 伝説のカツサンド を手渡ししました。

ItemNo.15 ぶどうジュースの香り を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 魔力52 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

ウィル(72) から 立派な歯 を受け取りました。

リカルド(28) に ItemNo.7 オパール を送付しました。

変化LV を 4 DOWN。（LV39⇒35、+4CP、-4FP）
百薬LV を 1 DOWN。（LV40⇒39、+1CP、-1FP）

呪術LV を 10 UP！（LV30⇒40、-10CP）
合成LV を 5 UP！（LV90⇒95、-5CP）

ウィル(72) の持つ ItemNo.31 花水木 から聖衣『Aurora Veil』を作製しました！

ノリーン(371) とカードを交換しました！

貴方のためのスキャット （ハイパージョーク）


グシオン を研究しました！（深度0⇒1）
グシオン を研究しました！（深度1⇒2）
メルト を研究しました！（深度0⇒1）

デスグラシア を習得！
ブラッドサッカー を習得！
インテンスドリーム を習得！
メメントモリ を習得！
インソウル を習得！
ヴァニッシュ を習得！
サバト を習得！
グウェンウィヴァー を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

リカルド(28) は リアファル を入手！
八生と出久(271) は オパール を入手！
日明と月夜(285) は オパール を入手！
冷泉といちか(533) は 殺生石 を入手！
冷泉といちか(533) は 金の光焔 を入手！
日明と月夜(285) は 金の光焔 を入手！
リカルド(28) は 水の光焔 を入手！
冷泉といちか(533) は 桜の光焔 を入手！

チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

MISSION!!
タニモリ区 P-4：草原 を選択！
　　 - 日明と月夜(285) の選択は タニモリ区 P-4：草原

［792 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［433 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［464 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［201 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［399 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［326 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［267 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［197 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［117 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［147 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［152 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［310 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［49 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［225 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［106 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［110 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［112 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［56 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［88 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［81 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［16 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［45 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［92 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［100 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［100 / 100］ ―― 《黒い渦》不運
［21 / 100］ ―― 《線路》駆逐



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

星空が映る。

　

微かな波音と共に、弦楽器の優しい音色。

　

　

　

星空のなかに、黒い裂け目。

　

その裂け目にいくつもの小さな光の玉が吸い込まれてゆく。

　

　

　




　




　

　

　

チャットが閉じられる――

何もない、草原。

　

その中で異常に生い茂っている場所。

そこから顔を出す――

　






　

ゆっくりと目を開き、こちらに気づく。

　




無表情のまま、笑い声のようなものを発する。

ゆっくりとこちらへと歩みを進める。

　

少女の歩みを追うように、茂みが作り出される。

･･･身体中が危険を知らせてくる。