［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

「・・・」

意識が戻った。

暗い森と夜空が私を見つめているので、睨み返してやった。

わかっている。私は気絶していたんだ。

「・・・っ～・・・」

起き上がろうとすると全身が軋んだような痛みに襲われ、力が抜けて起き上がれなかった。

「はぁー」

そしてため息が出た。

「・・・なにやってんだろ」

その通りだ。

「でも先生好きだし」

その通り。

「な、何言ってるの？」
「へっ！？　あいたーっ！！」

後ろから声が聞こえたので反射的に飛び起きようとしたが、やはり激痛で起き上がれない。

「ご、ごめんね。先生よ。驚かせちゃったわね。」
「先生・・・。」

視界の端までやってきて心配そうに見つめてくる。超恥ずかしい。

「ここは安全だからそのまま寝てて。・・・よく頑張ったね。パルサちゃん。」
「・・・はぁ。まぁ、そうですね。」

頭をよしよしと撫でられた。とても照れ臭い。

落ち着くと、火が薪を焼く音と、微かにその明かりが周りの森を照らしていることに気づく。手当を受けて、寝かされていたようだ。

「・・・はぁー・・・」

先生に褒められて、一つ気づいたことがある。

「・・・先生はどうしてよく頑張ったことを知ってるんですか？」
「・・・見ていたから。」
「へぇー　・・・どうやって？」
「・・・それは」
「知っていたんですね。私がイサオ君の精神世界でなんかするってこと。」

あの精神世界での出来事は現実では一瞬だったから、他人からはただ私がイサオ君に突っ込んですっ転んだようにしか見えないはずだ。

「・・・そう、ね。　そういう、能力だから」
「それにしては私がどうにかするって言った時、止めたい雰囲気でしたよね。」
「・・・」
「誰かを巻き込むのが嫌だったんですか？」
「・・・！」

どうやってか知らないが、とにかく何かを理解してしまう能力を持っていて、自分のせいで他人を巻き込む展開に気づいてしまった時、どう思うだろうか。

マイナスの力が強い異能を持った私にはわかる。そういう異能は、本人の心をよく振り回すから。

「ごめんなさい・・・パルサちゃん・・・」
「めっちゃ痛かったですけど、いいですよ」
「うん・・・ありがとう、う・・・うう・・・無事で、よかったよぉ～～～っ・・・」
「な、泣かないでくださいよ、もう・・・」

――――――――――――

それから私は、先生に色々と説明してもらった。

イサオ君の命を直接脅かしている病気は、要するにガンの魔法版だ。体内を循環する魔力の一部が腫瘍のように固まり、それが本物のガンになったり、精神を蝕んだり、異能に悪影響を及ぼしたりする。寿命が永遠とされる生物の中でも、肉体は衰えずとも、循環する魔力がだんだん衰える者もいるため、同じように発症してしまうことがある。
肉体がただ一度死んだだけなら、魔法で蘇生や再生で元の状態に戻すことはできる。しかし、肉体が「死に続ける」状態になってしまった時、それを魔法で再生することはできない。再生しても命はすぐに消えてしまう。それが魔性腫瘍と呼ばれる、不死でさえ死に至らしめる三大難病のうちの一つである。

「イサオ君の体は今も病院にあるわ。昏睡状態でね。でも、魔性腫瘍と言っても急性のものだから、今回の精神干渉で問題ないレベルまで回復して、目を覚ますと思うわ。」
「へぇー。」

あの後あの聖騎士が精神世界に残って治療したのだろう。

「そこで、本人の選択を聞けばいいですね。というか、なんで一度現実に戻したんですか？」
「・・・それは・・・」

なるほど。だんだんわかってきた。

「制約、なんですね。馬鹿なことをしでかす先生を演じなければならなかったと。」
「・・・ば、馬鹿って～～・・・ひどいじゃない～～・・・。・・・でも、そういうことよ。先生は、イサオ君を現実に留めなければいけないの。」
「・・・ふーん・・・」

会話の後で、ここに関してはまだ何か裏がある気がするなと思ったが、とりあえず話を進めることにした。

「とりあえず、このゲームを終わらせないといけないですね」
「・・・そう、ね」

いい加減、化物と化物を相手にするのもうんざりなんだ。

ItemNo.31 駄弁当 を食べました！
　体調が 1 回復！（25⇒26）
　今回の全戦闘において 攻撃10 活力10 体力10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

スバル(138) から 天青石 を受け取りました。

変化LV を 10 DOWN。（LV10⇒0、+10CP、-10FP）
百薬LV を 40 DOWN。（LV40⇒0、+40CP、-40FP）
解析LV を 5 DOWN。（LV5⇒0、+5CP、-5FP）

呪術LV を 59 UP！（LV40⇒99、-59CP）
付加LV を 5 UP！（LV76⇒81、-5CP）

ItemNo.21 黒龍の鱗 から闇飾『呪いすぎた首飾り』を作製しました！
　⇒ 呪いすぎた首飾り／闇飾：強さ317／［効果1］闇纏45 ［効果2］－ ［効果3］闇纏19

ItemNo.13 天青石 から薬箱『青の医療キット』を作製しました！
　⇒ 青の医療キット／薬箱：強さ317／［効果1］耐水50 ［効果2］－ ［効果3］－


シエ(11) により ItemNo.23 橙色の果実 から喉飴『ハザマドロップ』をつくってもらいました！
　⇒ 技巧料理！［ 2 3 5 = 10 ］成功！料理の強さが増加！
　⇒ ハザマドロップ／喉飴：強さ279／［効果1］迫撃30 ［効果2］閃撃35 ［効果3］深手40

スバル(138) により ItemNo.21 呪いすぎた首飾り に ItemNo.12 小さな灯火 を付加してもらいました！
　⇒ 装備品性質補填！効果3のLVが19増加！
　⇒ 呪いすぎた首飾り／闇飾：強さ317／［効果1］闇纏45 ［効果2］奪命20 ［効果3］闇纏38

スバル(138) の持つ ItemNo.9 無数の歯車 に ItemNo.13 ものすごい石材 を付加しました！

サツキ(279) とカードを交換しました！

導き （ブリザード）


絶対領域 を研究しました！（深度0⇒1）
ダインスレイフ を研究しました！（深度0⇒1）
ダインスレイフ を研究しました！（深度1⇒2）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

パルサ(771) は オパール を入手！
パルサ(771) は 銀の光焔 を入手！

特に移動せずその場に留まることにしました。

［805 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［432 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［476 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［204 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［400 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［330 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［267 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［194 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［118 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［143 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［151 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［306 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［48 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［222 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［102 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［108 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［107 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［56 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［86 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［75 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［14 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［38 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［84 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［100 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［100 / 100］ ―― 《黒い渦》不運
［18 / 100］ ―― 《線路》駆逐



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

時計台が映る。

　

　

　

秒針が静かに進む。