［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　ユカラから告白を受けたけど、諸々の都合で入籍はしばらくお預け。
結婚の約束はしたものの、やっぱり何らかの形になるものは欲しいよねという事で、錬金術師の腕をいかして記念の指輪を作ろうということになった。
　いわゆる婚約指輪（エンゲージリング）というもので、身につけておくと今後の異性とのトラブルも回避しやすくなるという魔除け、虫除け？　的な効果の望める一品だ。
婚約指輪をすることで、さり気なく幸せを周りにアピールしたいという下心も無くはない。
　ちょっと調べた感じだと、婚約指輪にはダイヤモンドを使うのが定番らしいのだが、あんまり高いものを私は兎も角、学生のアズちゃんとユカラが身につけるのはどうなんだろうという不安もある。
校則違反で没収されたりなんかしたら悲しいし。
という事で、二人の誕生石を使って指輪を作ることにしたのだけど……
　アズちゃんの誕生日は先月の5月で、お祝いにケーキを買ってみんなで食べたばかりなので覚えている。
5月の誕生石だったらエメラルドになるのだけど、そっちは値が張るので、私達の祖国の名にもゆかりのあるもう一つの誕生石の翡翠（ジェイド）を使ってみようと思う。
　翡翠には元々魔除けの効果もあるので、婚約指輪として身につけておくならもってこいである。
アズちゃんの指輪の素材が決まったので、ユカラの指輪の素材も考える事にしたのだが、ふとある事に気がついてしまった。
　
「あれ。ユカラの誕生日っていつだったっけ？」

　ユカラ誕生日を知らないということは、双子であるマグノリアちゃんの誕生日も私は今まで知らなかったという事になる。
　なんてことだ。生まれてこの方、マグノリアちゃんのお誕生日をお祝いしていないだなんて、最悪じゃないか。
私は青ざめた顔をしながらユカラ部屋のドアをノックするのだった。

「どうしたの急に……って、顔色悪いけど大丈夫？」

　ただ事ではない様子に、ユカラが心配して部屋の中へと案内してくれた。

「ユカラ、私は今までとても大事なことを知らなかったんだ。死ぬほど後悔してる……」
「深雪がそんなに後悔するような事って何。うさぎに関係しそうな事なのは想像つくけど」
「いや、何でもかんでうさぎに結びつけないでよ。マグノリアちゃんとユカラの事だよ」
「半分当たってるようなもんじゃん。それで、俺とマグノリアの事で知りたいことって何」

　ユカラのツッコミの方は半ば受け流しつつ、私は意を決して本題を切り出すことにした。

「あのね、実は私。ユカラの誕生日がいつなのか、全然知らないっぽい」
　
　神妙な顔で私が告白すると、ユカラが不思議そうに首を傾げる。

「なんだ、そんな事か。聞かれてないから答えなかっただけだし、マグノリアだってそれは同じだよ。別に誕生日になにかあるわけじゃないし」
「いやいや。お誕生日はお祝いとかするもんでしょ。そもそも誕生日が来たら1歳としをとるんだから、何にも無いわけじゃないよ。成人式とかちゃんとやったでしょジェイド王国で」
「ちゃんとサクラさんと兄上にはお祝いしてもらっていたから、深雪はそんな心配しなくて大丈夫だよ。大使館に来てからは確かに誕生祝いはやってないけど」

　ユカラが私を慰めるように頭を撫でる。確かにその行為自体には癒やされるのだけど、私が慰められる立場では無いのでは？

「あ、うん。誕生日の事を聞きたかったのは、ずっとお祝いしてなかったって事もあるけど。アズちゃんやユカラに誕生石に因んだ指輪を作ろうと思ってて……」
「その用件を先に言えば良かったのに。深刻な顔して入ってくるから何事かと思ったよ。誕生日は6月で、この前結婚式に行って2週間滞在食らった時に過ぎてた」
「えっ、なにそれ。そんなタイミングじゃどうやっても祝えないし、マグノリアちゃんだってユカラが居ないから誕生日の話題なんて絶対言い出せなかったやつじゃん。間が悪すぎるよ！」
「だから、俺もマグノリアも気にしてないって。深雪もあんまりクヨクヨするなよ」
「いや、私が慰められる要素がどこにも無いから。愛が重くてよけい惨めになるからやめて」
「色々難しいな。分かった」

　とりあえず納得してくれたようで、私から離れるユカラ。

「それで。話は戻るけど6月の誕生石なら真珠かー。あっ、でも黒真珠ならユカラに似合いそう、高いけど」
「誕生石の事は詳しく知らないけど、真珠って石だっけ。貝の中に入ってるやつだよね」
「私にそんな事聞かれても、そういう風に昔から割り振られてるからとしか。あっ、でも石の方でもムーンストーンがあるね。ユカラに似合いそうだし、ムーンストーンで婚約指輪を作るね。虹色っぽい感じのやつで」

　私がニコニコしながら話していると、ユカラもうなずいて穏やかに微笑む。
部屋に漂う甘い雰囲気に流されそうになるけど、今日はそういう用事で来たわけではないと首を横に振って我に返るのであった。

「それじゃ、それでよろしく。貰ってばかりもアレだから、俺も深雪に何かプレゼントするよ」
「えっ、何そのイケメンな返答。ブランニューユカラはカッコ良すぎるぞ。手加減してほしい」

　後日ユカラに貰ったプレゼントが、着てるのか着てないのか分からない様なスケスケのベビードールだったので、私はどうリアクションして良いのか一週間ぐらい悩むこととなった。



　

　


　

ENo.839 ユカラ とのやりとり


ENo.841 アズ とのやりとり


ENo.893 ラノザ とのやりとり

アズ(841) に ItemNo.25 水の光焔 を手渡ししました。

ItemNo.15 ラベンダーのサシュ を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 増幅40 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

武術LV を 5 DOWN。（LV40⇒35、+5CP、-5FP）

呪術LV を 10 UP！（LV10⇒20、-10CP）
付加LV を 5 UP！（LV71⇒76、-5CP）

アズ(841) の持つ ItemNo.14 水の光焔 から薬箱『ジルフェ家の救急箱』を作製しました！
ItemNo.24 桜の光焔 から装飾『蒼瑠璃の婚約指輪』を作製しました！
　⇒ 蒼瑠璃の婚約指輪／装飾：強さ632／［効果1］魅域45 ［効果2］－ ［効果3］－


ItemNo.24 蒼瑠璃の婚約指輪 に ItemNo.13 強靭な皮 を付加しました！
　⇒ 蒼瑠璃の婚約指輪／装飾：強さ632／［効果1］魅域45 ［効果2］強靭35 ［効果3］－


マッケンジー(1144) とカードを交換しました！

ハト魔法「サクリファイス」 （サクリファイス）


シャークトゥース を研究しました！（深度0⇒1）
クレイオ を研究しました！（深度0⇒1）
クレイオ を研究しました！（深度1⇒2）

闇の祝福 を習得！
アウトレイジ を習得！
時の牢 を習得！
マイアズマ を習得！
悪夢 を習得！
ダウンフォール を習得！
デスブランド を習得！
ミッドナイトカーテン を習得！
イービルサークル を習得！
盲目耐性 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ユカラ(839) は 天青石 を入手！
深雪(840) は 黄水晶 を入手！
アズ(841) は 天青石 を入手！

ユカラ(839) に移動を委ねました。

アライ区 M-16（山岳）に移動！（体調20⇒19）
アライ区 N-16（森林）に移動！（体調19⇒18）
アライ区 O-16（森林）に移動！（体調18⇒17）
アライ区 O-17（道路）に移動！（体調17⇒16）
アライ区 O-18（山岳）に移動！（体調16⇒15）

［805 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［436 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［482 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［204 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［402 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［328 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［265 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［194 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［118 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［143 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［149 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［311 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［47 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［224 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［94 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［108 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［104 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［84 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［75 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［13 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［37 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［76 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［71 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［100 / 100］ ―― 《黒い渦》不運
［15 / 100］ ―― 《線路》駆逐



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

時計台が映る。

　

　

　

秒針が静かに進む。