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「さて……大分前に見た顔だな。 あんたらも同じ顔を二度は見たくないだろうが……」 |
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「まぁ、こうなった以上は争うしかないよな」 |

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「……見覚えのある連中。 悪いけどこちらも譲れないから、今回もお付き合い頂くよ」 |

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ハザマの荒野に佇む奇怪な美術品が、 来たる戦いの匂いを感じて動き出した……。 |

「またお前らか。全くこのハザマも狭いところだなあ?」 |
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絶える風。船足を止める、凪の海。 |
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少しの忌避感、僅かな不安。 |
ほんの小さな禁忌が魚礁となり、寄り集まった噂が怪異の形をつくる。 |
| ――侵略の時は来た。 畏れを忘れた世界よ、光に呆けた眼を開くがいい。 |

人ならざるもの、異形なるもの。封じ込まれていたその爪が、屠るべき獲物を求めている。 |

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それは生まれついての海妖。海で生まれ、海で朽ちる定めの魔。 |
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がちん。煙草を噛み潰した。 |
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黒い月輪が煌めいた |
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地を、踏みしめる |
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覚悟は――とうに決まっている。 |
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「前回の敵……童話に出てくるキャラクターだったよな。 空想上のものまで敵になるとは、本当になんでもありだな、ここは」 |
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「……って、はは、悪かったって。 けど、冗談じゃなくてぼくは本気だから。 そのことは、よーく覚えておいてくれよな?」 |
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「――それじゃ、ヒトツ、ご褒美のために集中するとしようか」 |

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「佳仁さんが嘘が下手で常に本気なのはよーく知ってるよ。 ……知ってる、けどさあ……」 |
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「――と、おでましみたいだね。 話の続きはまた後で……いや、“ご褒美の為に頑張って”のがいいかな?」 |
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タウラシアス 「ハハハハハ!なんだお前らよく会うなぁ! 俺の事が好きなのかァ?」 |




| これは数ある妖精譚のひとつ、忘れ去られた幻想の断片。 海辺に佇む美しい馬に近付いてはいけない。 それは昏い海底へと引きずり込む海の化生。見目よくも獰猛な魔性の獣。その名は―― |
| ――其は船を呑む魔の海域。 ひとたびそう知覚すれば、それはもうそこに『在る』。 |
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ぱちんと火が爆ぜる |
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タウラシアス 「テメェの目は飾りか?」 |
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「いい反応だ」 |
| タウラシアスのカード発動! |
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枢木 「無理は禁物、でしょ」 |

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「有難い」 |
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タウラシアス 「ハッハッハ楽しいなぁ!雑魚を叩き潰すのはよォ!」 |


| 恐怖せよ。それは荒れ狂う海の暴威。 思い出すがいい、地の下に眠る大海の支流を。 吼え猛る赤き肌の怪物、海より来たる恐怖の具現。その名は―― |
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「どこを見ている?」 |
「鬼ごっこか? 楽しいなァ? くくくははははは!!」 |
| ――其は船を呑む魔の海域。 ひとたびそう知覚すれば、それはもうそこに『在る』。 |
| 六花のカード発動! |
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■■■■がこけて 頭を割ると――― |
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「――まだいける」 |
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「耐えてみろ」 |

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枢木 「だめ、無茶はさせられない」 |

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「有難い」 |
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「有難い」 |
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「有難い」 |
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「その期待には応えねぇとな」 |
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タウラシアス 「避けてみろ!」 |
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「遅い」 |
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タウラシアス 「ハハ!当たってたら死んでたな?」 |

ナイフのような爪が、加速度をつけて振り下ろされる。 |
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「遅い」 |
「鬼ごっこか? 楽しいなァ? くくくははははは!!」 |
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「耐えてみろ」 |

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タウラシアス 「テメェの目は飾りか?」 |
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「いい反応だ」 |
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「――“封印”ってのは、少し使い方を変えれば こう言う事も出来るんだよ」 |

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タウラシアス 「避けてみろ!」 |

大きく開いた顎ががちりと噛み合わされる。 |
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「どこを見ている?」 |
「鬼ごっこか? 楽しいなァ? くくくははははは!!」 |
| ――其は船を呑む魔の海域。 ひとたびそう知覚すれば、それはもうそこに『在る』。 |
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「遅い」 |
「鬼ごっこか? 楽しいなァ? くくくははははは!!」 |
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枢木 「無理は禁物、でしょ」 |

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「その期待には応えねぇとな」 |
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枢木 「この手の方が得意なものでね」 |
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サジタリテ 「お手伝いさせてください」 |


大きく開いた顎ががちりと噛み合わされる。 |
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「――疾ッ」 |

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枢木 「その痛み、俺が“預かって”あげよう」 |

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「その期待には応えねぇとな」 |
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タウラシアス 「そらもっと楽しもうぜぇ?」 |

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サジタリテ 「お手伝いさせてください」 |


ナイフのような爪が、加速度をつけて振り下ろされる。 |
| ナックラヴィーのカード発動! |
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どこからか歌が聞こえてくる…。 |
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タウラシアス 「何のつもりだ?」 |
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タウラシアス 「余計な事をしやがる…」 |
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タウラシアス 「何のつもりだ?」 |
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タウラシアス 「余計な事をしやがる…」 |
うねるように鬣が蠢く。 |
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タウラシアス 「余計な事をしやがる…」 |
大きく開いた顎ががちりと噛み合わされる。 |
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「遅い」 |
「鬼ごっこか? 楽しいなァ? くくくははははは!!」 |
| ――其は船を呑む魔の海域。 ひとたびそう知覚すれば、それはもうそこに『在る』。 |
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「少し仕込ませて貰う」 |
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「――次」 |
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「――させるかよ」 |

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「その期待には応えねぇとな」 |
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枢木 「その痛み、俺が“預かって”あげよう」 |

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「その期待には応えねぇとな」 |
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サジタリテ 「たまには体を気遣ってくださいね」 |

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「遅い」 |
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タウラシアス 「ハハ!当たってたら死んでたな?」 |
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「どこを見ている?」 |
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タウラシアス 「逃げるなよ?」 |
| タウラシアスのカード発動! |

ナイフのような爪が、加速度をつけて振り下ろされる。 |
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枢木 「その痛み、俺が“預かって”あげよう」 |

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「有難い」 |
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タウラシアス 「こっちから行くぜ!」 |

大きく開いた顎ががちりと噛み合わされる。 |
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タウラシアス 「余計な事をしやがる…」 |
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「斬られる覚悟は出来てるか?」 |

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「――次」 |
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枢木 「さて、今の内に……」 |
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枢木 「無理は禁物、でしょ」 |

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「自分の治療も忘れんなよ?」 |
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タウラシアス 「こっちから行くぜ!」 |
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「どこを見ている?」 |
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タウラシアス 「ハハ!当たってたら死んでたな?」 |
「おいおい、まさかもう戦えないとか言うんじゃないだろうな?」 |


大きく開いた顎ががちりと噛み合わされる。 |
| 枢木のカード発動! |
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「その期待には応えねぇとな」 |
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「有難い」 |
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「耐えてみろ」 |

「こんなでかい的に当てられないのか?」 |
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「いい反応だ」 |
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「――次」 |
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枢木 「この手の方が得意なものでね」 |
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枢木 「今の内に整えておこうか」 |
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「自分の治療も忘れんなよ?」 |
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「どこを見ている?」 |
「鬼ごっこか? 楽しいなァ? くくくははははは!!」 |
| 「おのれ、おのれ侵略を拒むもの、我が帰郷を阻むもの。 その血が絶えるまで祟ってやるぞ……」 |
| ナックラヴィーのカード発動! |
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ラピアクチュール 「燃えるように咲きなさい」 |
うねるように鬣が蠢く。 |
うねるように鬣が蠢く。 |
うねるように鬣が蠢く。 |
うねるように鬣が蠢く。 |
うねるように鬣が蠢く。 |
うねるように鬣が蠢く。 |
うねるように鬣が蠢く。 |
うねるように鬣が蠢く。 |
うねるように鬣が蠢く。 |
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怪物の巨体がぐらりと傾く。 |
| 0 0 0 0 0 0 |
0 3 0 0 1 0 |
0 4 0 0 1 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
1 1 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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「こっちも負けられないんでね。 ……仕留められたくなければさっさと退いてくれ」 |

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「俺達にだって、譲れないものがあるんだよ」 |

