［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

流れ星に似た光景、光の玉が空から降りそそぐ数時間前。


「ねぇ、結乃ちゃん」



ウェーブのかかった髪。小柄な体にセーラー服。釣り目気味の物怖じしなさそうな瞳と、思いの外おっとりとした声。
通う高校こそ違っていたけれど、彼女は私がイバラシティに来てからほどなくして仲良くなったうちの一人だった。


「もし」


Cross + Roseが示す彼女の陣営は──アンジニティ。そして彼女自身が告げた。自分はアンジニティの侵略者だ、と。
彼女は変わらない姿で。イバラシティでの彼女と変わりない姿で、目の前にいた。


「アンジニティに堕ちる代わりに、結乃ちゃんが妬ましいと、憎いと思っている人たちを。
　アンジニティに堕とせるのだとしたら……」


キャラメルみたいに絡みつく、甘い囁き。


「結乃ちゃん。私の手を、取ってくれたりしますか？」


彼女が私に提案したのはひとつだけ。
彼女は私を害そうとはしなかった。イバラシティの味方はできないと明言した上で、争うことは本望ではないと付け足して。


「結乃ちゃんには、異能がありますから」


彼女の言葉がすべて真実で、実現させられることであるなら、それはつまり。
私も。私がかつて、そして今もなお許せないでいるひとたちも、一緒にアンジニティに堕ちるということ。
アンジニティで顔を合わせる事態になったとしても、間違いなく私の方が──優位に立てる。


「アンジニティには法も倫理もないんですよ。──もしかしたら、私の知らないところであるかもしれませんが……
　あってないようなものです。誰かを傷つけてしまうと怯える心配も、ありません」


罰するひともそうそういない。一度堕ちてしまえば。一度汚れてしまえば。躊躇いはなくなる。タガが外れる。
周りの誰を煮るも焼くも、好きなように。


「まあバケモノめいた者ばかりなのは嫌かもですけど。仲には友好的な知り合いもいますよ。
　ほら、チャットでお話してた数人みたいに。もちろん私もです」


私の心の中で長い間燻っていた火種を彼女は知っていた。アンジニティに堕ちた身、その性質ゆえに憎悪や嫉妬といった負の感情には敏感で、感情に触れることでその発生源である原因を辿ることができる。初めて目の前に現れたときに、そんなことを説明された。
詳しいことは話していない。私が特に強い思いを抱き続けている相手は複数人いて、イバラシティの外の住人であることも。
でも、なんとなく。彼女の表情は、すべて理解しているように見えた。話したことのない異能についても。私の──過去についても。
復讐したところで私の異能が消えるわけではない。根本的な問題は解決しない。だけど。
思っているよりもずっと、その瞬間は鬱憤が晴れるかもしれない。心が満たされるかもしれない。


「許せないんですよね？　許したくないのでしょう？」



悪魔
彼女は手を差し出す。握手を求めていた。

ほんとうにそんなことが可能であるという確証はない。むしろあからさまに安っぽい嘘だと思った。
でも、その提案はなにより魅惑的で。部の悪い賭けだと感じたから。


私は────


『──ごめんね』

『私にはイバラシティで一緒にいたいひとたちがいるの。そのひとたちは、街を守りたいって思っているから』

『私は、侵略には加担したくないから』

『そのお誘いには……一緒に行けないよ』


──そう言えたのなら。はっきりと断れるほど正しくて、清い人間であれたらよかった。


「涙花ちゃん」


流した涙によって対象の物理的な怪我を癒す異能を持つ、という仮初めの姿を纏った彼女の名前を、手を取らずに私は続ける。


「なんですか、結乃ちゃん」


ぱちりと瞬きを一つすると、彼女は手を差し出した体勢で私を見上げて首を傾げた。


「わがまま、言ってもいい？」

「……ええ、はい。どうぞ」


苛立った様子もなく、落胆した気配もなく。いつも街で会うときとおんなじように、彼女の口元は柔らかな弧に結ばれていた。
36時間まで、残り数時間。それまでにおそらく、"私"には別のタイムリミットが来る。



「このままアンジニティが勝って、ほんとうに世界が入れ替えられて」


向こうの私は未だに迷っていて、未だに待っている。あと数歩、踏み出すために背を押してくれるなにかを。


「そのときに私が生きていたら」


私が今された誘いを受けたら、それほど時間を置かずに決断するだろう。


「そのときは──よろしくね」


そのときは……私の、すべてを終わらせるために。

ENo.35 一深 とのやりとり


ENo.150 泥蘇光悪渡 とのやりとり


ENo.526 悠吏 とのやりとり


ENo.546 不幸喰らい とのやりとり


ENo.1237 五＋嵐 とのやりとり

ItemNo.4 学校指定のベスト を破棄しました。
ItemNo.13 夏の残り香 を破棄しました。

泥蘇光悪渡(150) に ItemNo.20 エナジー棒 を手渡ししました。

ItemNo.9 雪融けの知らせ を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 耐疫43 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

晴(428) から 曹灰長石 を受け取りました。

使役LV を 26 DOWN。（LV40⇒14、+26CP、-26FP）

百薬LV を 31 UP！（LV9⇒40、-31CP）
料理LV を 5 UP！（LV70⇒75、-5CP）

ItemNo.7 黒龍の鱗 から闇飾『黒焦げのジェラシー』を作製しました！
　⇒ 黒焦げのジェラシー／闇飾：強さ272／［効果1］闇纏45 ［効果2］－ ［効果3］闇纏19

晴(428) の持つ ItemNo.16 鱗鉄鉱 から装飾『DX変身杖』を作製しました！

泥蘇光悪渡(150) の持つ ItemNo.10 ビーフ から料理『焼肉ライスバーガー』をつくりました！
　⇒ おいしくなあれ♪！［ 1 6 4 = 11 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！

相牙(85) とカードを交換しました！

レインフォース （レインフォース）


アースクエイク を研究しました！（深度0⇒1）
アースクエイク を研究しました！（深度1⇒2）
スクライカー を研究しました！（深度0⇒1）

ドリンカー を習得！
災難即滅 を習得！
クワシール を習得！
スレーン を習得！
トーテンクロイツ を習得！
万死一生 を習得！
アムブロシア を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

泥蘇光悪渡(150) は 鱗鉄鉱 を入手！
ユイノ(388) は 黄水晶 を入手！
晴(428) は タンザナイト を入手！
悠吏(526) は 鱗鉄鉱 を入手！
ユイノ(388) は もやもや を入手！
悠吏(526) は 永久雪 を入手！
晴(428) は 朱の光焔 を入手！
ユイノ(388) は 強い牙 を入手！

コヌマ区 O-3（山岳）に移動！（体調21⇒20）
コヌマ区 P-3（山岳）に移動！（体調20⇒19）
コヌマ区 P-4（山岳）に移動！（体調19⇒18）
コヌマ区 P-5（山岳）に移動！（体調18⇒17）
チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - ユイノ(388) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》

MISSION!!
マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》 を選択！
　　 - ユイノ(388) の選択は マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》

［805 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［434 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［475 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［199 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［404 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［325 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［266 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［193 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［116 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［143 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［148 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［309 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［47 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［219 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［98 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［105 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［99 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［49 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［83 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［71 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［15 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［32 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［64 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［40 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［100 / 100］ ―― 《黒い渦》不運
［12 / 100］ ―― 《線路》駆逐



女性の声が聞こえる。

　

　

　





　





　






　




　

　

　

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！