［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

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「何処に居たいか、なあ……」

仲間から少し離れた場所。
風の良く通る崖。
己が身丈よりも大きな鎌を片手に適度な岩へと腰を下ろした。
座り心地は良ろしくない。当たり前か。

「お前は、どう思う？悠吏」

周りに誰が居るわけでも無い。
赤き空に融け消える声。

『……俺は……何処にも存在なんてしていたくないです……』

頭の片隅、心の奥底、将又。
きっとこの声が聞こえるのは私だけ。

「そんな事を言われても困る。私とて、いつまでもお前の"代わり"をしている訳にもいくまいて」

溜息交じりに応えれば、再び聞こえる声。

『俺が存在しない方が、貴方は"悠吏"に戻れるじゃないですか』

「……お前、真正の馬鹿か？おかしいと思わんのか？」

こんな問いかけをすればきっとまた怒り散らすのではないかとも思った。
今時の若者はすぐキレる、なんて言葉が脳裏を過ってしまった。

「確かに私たちは"二人に分かたれた"と思ったが。
　どうして、今こうしてお前の中に私が居て、私の中にお前が居ると思う？」

そんな問いに悠吏はわかりません、とだけ答える。
わからないというよりは、思案自体していないようにも見受けられた。

「お前に戻ってもらわねば困るのだが、私は。
　行く末を見届ける程度ならば……お前の"代わり"になるくらいは出来ようが」

ずっと見上げたままの赤き空は何時までも赤いままで。
己が身に纏う緋色にも似たその色は。
己ごと融かしてしまいそうだなんて。

付き従ってくれた腐れ縁の幼馴染のような、真白の髪であったなら。
例え融けてしまったとて……誰かがいつか、見つけてくれるのだろうか。

『"代わり"は俺でしょう？貴方こそが、辺見悠吏であるはずなのに』

「……？ああ。そうか。まだわからんのか」

さて。
今事実を告げて良いものか。
自衛の為に行動を放棄したコイツに、突き付けて良いものか。

「良いか、悠吏。私は"お前の代わりに"と言った筈だ。
　まず、その意味はわかるな？」

『はい、わかります。貴方がみんなと行動を共にし、戦ってくれている。俺の代わりに』

「私達はしっかりと分かたれた筈だ。お前はお前の身体。
　私は新たな器を得て。……だというに、何故お前の中に居ったのか」

『……言いたい事がわかりません』

少しばかり長い溜息を吐く。
がりがり、と後頭部を掻き、再度溜息を吐いて小さく唸ってしまった。

「私はもう、お前の中に存在しない筈だったろうが。
　それが何故、まだお前の中にいる？

　解は簡単だ。
　
　今、お前の代わりを為しているのが、本当に"代わり"だからだ」

と、まあ。
もう回りくどく気付かせようとするのは止めた。
何時まで経っても埒があかん。

だというに。

いまだにそれが如何してか理解できずにいる。

「あ・の・な！！今ここに居る私は！！
　お前が！！"創りだした"と！！
　そう言っておるのだ、私は！！」

傍から見れば、なんとも奇妙な光景だろうか。
何せ、独りごとを崖から空に向かって投げかけているのだから。
皆の元から離れていて良かったと心から思う。

『……嘘だ』

「私は嘘が大嫌いだが」

『だって俺にはそんな』

「お前もアレの一部であろうが」

『……異能の、力……？』

「此処はどうにも、異能の威力が格段に増幅されるようだな。
　その能力が、お前の防衛本能が、かつて共にあったアレの情報を魂より引き出して……そうして私を創りあげたのだろう。

　ここでの数時間前まではお前とアレは一緒だったと思うぞ。
　私がこうして、お前の代わりで居るのはつい先ほどからだしな。
　
　まあ、そう怯えるな。
　私はお前と違って、主を喰らおうとはせん。
　私は聡明だからな」

この時、皆の元から離れていて良かったと心から思ったのは悠吏の方であったと、後の悠吏は言った。
自画自賛の何がいけないというのか。

まあ良い。

「故に、案ずるな。
　私はお前が一人で歩けるようになるまでの"代わり"だ。
　とはいえ……人の姿では案の定私は長くは外に出てはおれん。
　故に人ならざる姿でいる事を許せ。

　……なに、幸いお前の仲間は聡明な奴らばかりだ」

『でも……俺はその仲間のことすら今は……』

「……全てが終われば。
　私はお前へと返還される。
　無論、個でありたいと願う自我さえ持たなければだがな。
　だからその時は。

　私が持ち得る"お前の記憶"を。

　お前に、授ける」

なんて。
我ながら似合わぬ台詞だ。
馬鹿の様な台詞を吐き、馬鹿の様な行動を起こし、気の向くまま、己がしたいがままに行動するのが。

"私"らしいというに。



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ENo.388 ユイノ とのやりとり

ItemNo.24 絶壁 を破棄しました。
ItemNo.1 グラオザームリリートラウム を破棄しました。
ItemNo.9 グラオザームウンシュルトリリー を破棄しました。

ItemNo.11 エナジー棒 を食べました！
　体調が 1 回復！（25⇒26）
　今回の全戦闘において 活力10 防御10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

領域LV を 15 DOWN。（LV22⇒7、+15CP、-15FP）

武術LV を 5 UP！（LV35⇒40、-5CP）
制約LV を 5 UP！（LV35⇒40、-5CP）
響鳴LV を 5 UP！（LV35⇒40、-5CP）
解析LV を 5 UP！（LV35⇒40、-5CP）
合成LV を 5 UP！（LV65⇒70、-5CP）

ムリさん(760) とカードを交換しました！

呪符:誰かの怖いもの （フォレストオファリング）


エラト を研究しました！（深度0⇒1）
夢想曲 を研究しました！（深度0⇒1）
ハイパージョーク を研究しました！（深度0⇒1）

☆メナス を習得！
☆ワロップ を習得！
☆ディエスイレ を習得！
☆コンキスタ を習得！
☆ダインスレイフ を習得！
☆歌舞優楽 を習得！
☆カペルスウェイト を習得！
☆ハイパージョーク を習得！
☆ダンタリオン を習得！
☆エラト を習得！
☆独具匠心 を習得！
☆初習得ボーナス：各FPが22増加した！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

泥蘇光悪渡(150) は 黄水晶 を入手！
ユイノ(388) は 黄水晶 を入手！
晴(428) は 鱗鉄鉱 を入手！
悠吏(526) は 鱗鉄鉱 を入手！
晴(428) は 欠けた刃+1 を入手！
ユイノ(388) は 欠けた刃+1 を入手！
晴(428) は 桜の光焔 を入手！
晴(428) は 強い牙 を入手！

ユイノ(388) に移動を委ねました。

リュウジン区 N-19（道路）に移動！（体調26⇒25）
リュウジン区 N-20（沼地）に移動！（体調25⇒24）
コヌマ区 N-1（森林）に移動！（体調24⇒23）
コヌマ区 N-2（山岳）に移動！（体調23⇒22）
コヌマ区 N-3（山岳）に移動！（体調22⇒21）

［807 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［438 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［477 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［198 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［406 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［326 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［265 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［191 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［116 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［145 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［149 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［307 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［47 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［210 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［92 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［106 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［96 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［81 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［71 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［11 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［24 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［54 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［10 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［100 / 100］ ―― 《黒い渦》不運



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　









　

ヴゥ･･･ン･････

チャット画面に何かが新たに映し出される。

　




　

　

　

　　　『次のワールドスワップのロスト候補者は53名。

　　　　――必要数を達成。次の発動が決定されました。』

　

　

　




　






少女が現れる。

　






　






　






　




　




　

　

　

チャットから消えるアダムス。

　

　

　




　






白南海もチャットから消える。

　




　

　

　

チャットが閉じられる――