［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

[そして]









侵略戦争も佳境に入ろうとしている今、
その頃、ルピスの元居た世界では。



「それにしても――」

少し肌寒い夜風に当たりながら、屋敷のバルコニーで佇む金髪の女が一人。
遠くに灯る街の明かりひとつひとつを眺めながら、優雅にワインを呷る。
裕福な者でもおいそれと手にするのは憚られる、最高級のワイン。
惜しげもなく水のように飲み下していく。

「それにしても、こんなに上手くいくなんてね」





かつて、ルピスを最後に引き取った老魔術師の妻。
遊覧先の宿での火事で夫を失い、いまや未亡人の身である。
葬儀のときこそ悲嘆に暮れていた様子であったが、今この瞬間その気配は微塵も感じられない。
悲しむどころか、こみ上げる愉快さを抑え込めないかのように、にやにやと笑っていたのであった。

「ようやくあの人もいなくなってくれて。
　このお屋敷も、遺産も、地位も……全部、私のもの。
　手間を掛けただけの事はあったわ」

そうなることを初めから望んでいたかのように満悦して言い放つ。

遺産目当ての結婚。

つまりはそういう事だった。
特権階級にあり財産を持ち、かつ独り身で、『頃合い』の老人に狙いを付けていた。
にこにこと表情だけ取り繕っておけば、やがては莫大な遺産が転がり込んでくるという算段だ。
いかに老獪な魔術師といえど、いや、むしろその道に専念して生きてきたがゆえに、
この女の本心を見抜ける眼力は培われなかったのであろう。



「老衰するのを待っても良かったんだけどー……。
　んー、待ってるだけなのもばからしくなったしー……。
　まぁ今思うとやって良かったなー。1回目は失敗だったけど、結局うまくいったし」

1回目。

「やっぱり他人任せじゃだめよねぇ。プロだって言うから結構お金積んだんだけど」

かつて屋敷に賊が侵入したこと。
あの一件は彼女が手引きしたものであった。
正確に言うと賊ではなく、裏社会の知己を伝って雇った暗殺者である。
本来は夫を殺害するよう仕向けたのだが、
報酬の一部としてルピスの目も欲しければついでに持って行けというような形で提示しており、
順序を違えたために本来の目的は果たせないまま失敗に終わってしまった。

彼女にしてみれば「呪いのダイヤモンド」などといわくつきの人物（あるいは物）を、
わざわざ身近に置いておきたくはなかった。
表面上はにこやかに接していたが、何か不幸でも起こったらどうしてくれるのだという思いは常にあった。
ついでに、そう、どうせだからこの機会に「ついでに」処分するつもりであったが、
不幸にもそれもうまくはいかなかった。



「結局自分でやるのが確実だなーって。最後に信じられるのは自分だけよねぇ」

それが2回目。
気晴らしだ何だと理由を付けて、夫とルピス、そのほか最小限の世話係だけを旅先へと連れ出し、
宿泊先で皆が寝静まった頃、火を放つ。
勝手のわからない宿では状況把握や救出は困難だろうと。
結果、足の悪い夫は一人では逃げ出すこともできず、焼死。
火事が起こったのも「呪いのダイヤモンド」のせいだとして世間の目をルピスに向けさせ、
査問会送り、ひいては廃棄処理を――世界からの追放という形で、成功させた。
これにより屋敷も無傷のまま手に入れることとなった。



過去に高級なワインは数多く飲んだものの、こんなにも美味しいワインは初めてだった。
よほどつまみが味を引き立てるのだろう。

掲げたグラスのルビー色をした液体越しにふと思った。

「えーっと……あの子。名前なんて言ったかしら」

「……まぁいいわ。名前なんて、どうでも」





「ねぇ。あの子、今頃どうしているかしら？」

ENo.880 つむじ とのやりとり

ItemNo.3 レモングラスオイル を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 強撃13 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

　

　

　

どこからか、小さく声が聞こえる。

　




　

　

　

スオウ(1331) から 200 PS 受け取りました。

ラプリナ(26) から ふさふさ を受け取りました。

ラプリナ(26) から すごい羽 を受け取りました。

ラプリナ(26) に ItemNo.10 鱗 を送付しました。

ものすごい木材（1500 PS）を購入しました。

領域LV を 5 DOWN。（LV30⇒25、+5CP、-5FP）

魔術LV を 1 UP！（LV34⇒35、-1CP）
自然LV を 6 UP！（LV30⇒36、-6CP）
解析LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
合成LV を 7 UP！（LV60⇒67、-7CP）

スオウ(1331) の持つ ItemNo.29 不思議な布 に ItemNo.40 不思議な布 を合成し、活力漲る魔力溢れる滑々な造花 に変化させました！
ラプリナ(26) の持つ ItemNo.1 鱗 に ItemNo.36 立派な羽 を合成し、活力漲る魔力溢れる滑々なアンテナ に変化させました！
ラプリナ(26) の持つ ItemNo.8 強靭な皮 に ItemNo.22 藤 を合成し、活力漲る魔力溢れる滑々なアンテナ に変化させました！

桜橋(312) とカードを交換しました！

蒼の波動 （ウィンドカッター）


プレリュード を研究しました！（深度0⇒1）
プレリュード を研究しました！（深度1⇒2）
スクリーム を研究しました！（深度0⇒1）

ライブラリ を習得！
乱離骨灰 を習得！
フレアランブル を習得！
ランドスライド を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ラプリナ(26) は 生命の宝石+2 を入手！
ラプリナ(26) は 生命の宝石+1 を入手！
一紗(1075) は 何かの歯 を入手！
ルピス(608) は 闇小晶 を入手！
ディルクルム(889) は 雪兎 を入手！
ディルクルム(889) は 雪兎 を入手！
一紗(1075) は 雪兎 を入手！
ラプリナ(26) は 雪兎 を入手！

次元タクシーに乗り マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》 に転送されました！


ラプリナ(26) に移動を委ねました。

マシカ区 J-7（森林）に移動！（体調30⇒29）
マシカ区 K-7（森林）に移動！（体調29⇒28）
マシカ区 K-6（沼地）に移動！（体調28⇒27）
マシカ区 K-5（沼地）に移動！（体調27⇒26）
マシカ区 K-4（山岳）に移動！（体調26⇒25）

採集はできませんでした。
　　 - ラプリナ(26) の選択は マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - ルピス(608) の選択は マガサ区 K-8：チェックポイント《駅舎》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION!!
マシカ区 K-4：マシカ駅 が発生！
　　 - ラプリナ(26) が経由した マシカ区 K-4：マシカ駅
　　 - ルピス(608) が経由した マシカ区 K-4：マシカ駅
　　 - ディルクルム(889) が経由した マシカ区 K-4：マシカ駅
　　 - 一紗(1075) が経由した マシカ区 K-4：マシカ駅

［817 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［442 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［479 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［200 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［408 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［327 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［265 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［192 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［111 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［145 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［145 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［304 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［41 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［208 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［92 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［104 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［96 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［80 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［62 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［9 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［24 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［45 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［2 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［88 / 100］ ―― 《黒い渦》不運



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

ザザッ――

　








少女がつぶやく。

　

　

　





雑音で声がかき消える。

　

　

　





　

　

　




　

　

　

チャットが閉じられる――

マシカ駅。

広々とした駅前に、神々しい光――

　



　

ゆっくりと近づいてくる。