［基本］OK.　［戦闘］OK.　［スキル］OK.　

【都月　夕】

いつかの続きを話すね。

俺は閉じる世界からやってきた。

友だちを探すためでもあり、俺自身を救うためであり、母さんを救うためだった。

異能で、俺は生きている世界に自分を引き寄せた。

そばにいたかったから。

そうしてあるところにやってきた俺は、そこに母さんがいないことを知って……

どうしたと思う？

俺は、怪物の名を騙ったんだ。

死にたがっている子供の前に姿を見せて、死に誘って、その魂を、存在を、喰らう。

何人も、何年も、ずっと、怪物の名前が世間に広がるまで。

そうして大きくなって、俺はこの世界にやってきた。ワールドスワップに引き寄せられる形で。

それからはもう、さっきまで言ってたとおり。

俺は、母さんの中にある怪物を俺の中に引き寄せる。

俺が食べてきた死にたがりたちのもっている人間性と引き換えに、母さんは怪物の運命から解放される。

距離を、概念を、異能で操作して一人の人間の運命を変える。

その代償が俺の命だったとして、俺の魂だったとして、俺の存在だったとして。

何一つ、惜しくはない。

生まれられなかった俺の誕生日を祝ってくれた、ただ一人のひとのためならば。



【都月　夕　】

そろそろ本当に消えてしまいそうだ。

だからこそ俺──は、誰かにこのことを聞いてほしかったんだと思う。

最後にあの子と話せてよかった。

顔合わせてお別れできなくて、ごめんね。

いつかまた、そばにいられたら──その時はまた、お友達になってね。





【都月　　　】

見える。

わたしの目に、はっきりと、私と同じ髪の色が。




目がかすむ。



泣いている。直感で、そう思った。

鉛のように重い腕を上げて、頬にふれる。

暖かく濡れているはずの場所にはゾッとするくらい冷たい感覚だけ。

あたたかい。

頬に落ちてしまった涙を追いかけて、指をなぞらせる。



わたしの。おれの。あなたの。きみの。

見たこともない景色が回っている。あれは確か、二年前の──

特に何もしませんでした。

領域LV を 5 DOWN。（LV25⇒20、+5CP、-5FP）

呪術LV を 15 UP！（LV55⇒70、-15CP）
変化LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）

ナタナエル を習得！
メメントモリ を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

磁鉄鉱 を発見しましたがこれ以上所持できませんでした。
匂辛夷 を発見しましたがこれ以上所持できませんでした。

特に移動せずその場に留まることにしました。

［817 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［442 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［479 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［200 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［408 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［327 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［265 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［192 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［111 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［145 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［145 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［304 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［41 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［208 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［92 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［104 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［96 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［80 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［62 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［9 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［24 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［45 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［2 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［88 / 100］ ―― 《黒い渦》不運



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

ザザッ――

　








少女がつぶやく。

　

　

　





雑音で声がかき消える。

　

　

　





　

　

　




　

　

　

チャットが閉じられる――