［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

開放戦後。生産行動を済ませてチャットに興じていたところ、
背後から口を塞がれた。

対応する間もなく、何かが喉笛を横一線に撫でていった。
鮮血が吹き出し、目の前の地面が私の血で染まっていく。


ずりゅ。ずぶ。ぞぶ。
ぞりゅり。ずじゅ。

鎖骨下動脈。心臓。肝臓。
下行大動脈。腎臓。

短刀の刃だろうか。それも、呪結用の儀礼済みのもの。
氷のように冷たいそれが、的確かつ致命的に人体急所を刺し貫いていく。
夥しい出血。普通の人間なら、1秒と意識は保たないだろう。




喉奥から、大量後が逆流してくる。
ばちゃばちゃという水音はあっという間に血溜まりになり、
その中へ雑巾のように倒れ込む私を、“彼女”は見ていた。
















死者の国から来た私ですら、体の芯が凍えるような声色。

もはや“亡者の声”などという手垢のついた表現では
書き表せないような声が、私の鼓膜を震わせた。


恨み骨髄。

頭頂から爪先まで、怨恨に浸かりきっていなければ出ない声。
恨んで恨んで恨んで、血の涙を流し、自らの吐き出した
怨嗟の海の底で生まれ出た怪物が、雑面のような顔覆いに顕れた
無機質な目でこちらを見ている。





この怒りゆえの無感情には、覚えがある。

8年前のあの日、ここと似た異界で。
私は、この目を見た。






彼女の名前が思い出せない。
今、私自分がその姿であるにも関わらず
もはや顔もあやふやだ。



己の存在を呪に焚べるほど、私が憎かったんだ。
強い子だなぁ、　　ちゃんは。





暗がりへと消えゆく意識。最後に私の頭に浮かんだのは
仮初の友人たちと、薄味な顔の彼の笑顔だった。


































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ハザマ時刻　7:00～8:00

http://lisge.com/ib/k/9/r1012.html




ハザマの世界、寂れた郊外の社。
荒れ果てて人気はないものの、建物の芯はしっかりしている。

その本殿。


畳の床に陣を描き、陣の基底部各所に退魔符を配置。
それぞれをパスで繋げ、霊力の流れを循環させる。
指先で引かれた線からは、揺蕩う清水のような清冽な光が
ゆららかに漏れ出した。




中心に配置するのは他の長方形のものとは違う、人形の札。
その上に、少女は左手を開いて重ねる。




緊張している自分を俯瞰しつつ、
右手で呪結用の儀礼刀を抜き、逆手に持つ。




左掌の第二、第三中指骨――掌部分の人差し指と中指の骨の間に、
重なった人形札ごと刀を突き立てる。




血液が札を通して流れ出し、陣の霊力のパスを赤く染めていく。
刀を引き抜いたあと、未だに血が流れ出る左手で
陣を囲うように血の円を描く。



これで私は呪われた。



初代睡蓮が、比良坂童子と渡り合うために使ったとされる術。
仮初の命で永らえ続け、彼の者の封印を維持するために使用した
禁呪中の禁呪だ。


この先何らかの理由で私が死ねば、私とその縁で繋がった人の『私に関する記憶』を代償に
私の魂は輪廻の枠から逸脱する。

その後は、ここに残した札が魂の入れ物を作り、
私は一つの呪の形態、『歩き殯』として完成する。
蠱毒を終えたあとの最後の毒虫、と表現すると伝わりやすいだろうか。


使える札は残り少ないが、この戦いが終わるまでは保つだろう。
それだけあれば重畳。元より、この戦いで生き残るつもりはない。
呪いとなったあとの身体であれば尚更だ。


皆には随分心配をかけてしまった。
早く仲間の元に戻ろう。

じくじくと痛む掌の傷を、手甲布で覆い隠した。





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※以降について※



◆ 【大事】PLからのお願い【重点な】 ◆

　彼女は自身へと掛けた呪いにより、存在を失った状態にあります。
　PCの皆様は、以下のルールに従って交流いただけますと幸いです。

　・彼女が「いたこと」、「少女であること」は思い出せる。
　・彼女の「顔」と「名前」を思い出せない。
　・細かい部分の記憶程度は個人差ということで大丈夫です。

　大変なご面倒をおかけすることになりますが、僕の性癖のために
　どうかご理解とご協力をいただけましたらと存じます。
　以下はその辺の説明です。読まなくて大丈夫です。



可憐な少女の存在を乗っ取り、イバラシティを己が餌場とせんと企む悪しき妖怪
比良坂童子が退治され、PCは再び　　　 　　へと戻りました。
やったね！ 　　が帰ってきたよ！



◆何があったの？

　彼女自身が“存在した記憶”を担保に自分自身に呪いをかけ、
　霊力の札で構成した身体に収まりました。俗に言う「穴2つ」で発生する2つの呪いの
　両方を自分自身で受けている状態です（効果：輪廻から外れる　代償：存在の記憶が消える）。

　生死の曖昧な状態になった彼女は、札の力を使い切るまで死なない体になりました。
　逆に言えば、これからの戦闘は文字通り命を燃やしての戦いとなり、
　他の人よりも早く死へ向かって歩んでいくことになります。



◆これからどうなるの？

　前回同様、台詞のパターンや技名に一部差異はありますが、基本的にやることは同じです。
　生死問わずで帰ってきた彼女を、皆様なりの方法で歓迎したりしなかったりしてあげてください。

ENo.2 狂月の瑠奈 とのやりとり


ENo.229 神の力 とのやりとり


ENo.514 カルセドニア とのやりとり


ENo.606 雀部 とのやりとり


ENo.985 瑠璃子 とのやりとり


ENo.998 ミコト とのやりとり


ENo.1491 透 とのやりとり

ItemNo.5 AROMA-STIC（金木犀） を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 魔力40 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

荒れ野が広がるなか、綺麗な丘。

　

丘から遠くを眺めると大きな観覧車。

観覧車は動いているように見える。

　

　

突然チャットが開く。







人形を頷かせる。




　

　

　

･････身体の奥から、少し力が湧き出る感覚。


各CP･FPが2増加した！

寧音(870) から プロテイン を受け取りました。

ものすごい石材（1500 PS）を購入しました。

制約LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
料理LV を 5 UP！（LV54⇒59、-5CP）

ItemNo.31 謎の肉 から料理『謎肉の煮込みと推測されるもの』をつくりました！
　⇒ ドキドキ☆動悸止まらぬ哀の狂御膳！［ 4 4 4 = 12 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 謎肉の煮込みと推測されるもの／料理：強さ138／［効果1］増幅14 ［効果2］攻撃14 ［効果3］強撃14

寧音(870) の持つ ItemNo.30 栄養ドリンク から料理『何かしらの煮凝りと主張されるもの』をつくりました！
　⇒ ドキドキ☆動悸止まらぬ哀の狂御膳！［ 4 5 3 = 12 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
寧音(870) の持つ ItemNo.13 新鮮そうな卵 から料理『何かしらをとじた卵らしきもの』をつくりました！
　⇒ ドキドキ☆動悸止まらぬ哀の狂御膳！［ 6 1 2 = 9 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！

かぎ(170) とカードを交換しました！

識札 （ワイルドインスティンクト）


エグザミネイション を研究しました！（深度0⇒1）
エグザミネイション を研究しました！（深度1⇒2）
エグザミネイション を研究しました！（深度2⇒3）

フォークス を習得！
起死回生 を習得！
クワシール を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

桔梗(1012) は 光小晶 を入手！
禍根(543) は ビーフ を入手！
禍根(543) は 光小晶+1 を入手！
禍根(543) は 光小晶 を入手！
『日向月都』(278) は 立派な羽 を入手！
寧音(870) は 白詰草 を入手！
寧音(870) は 牡丹 を入手！
寧音(870) は 土筆+2 を入手！
『日向月都』(278) は 露草+1 を入手！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 禍根(543) の選択は タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》

MISSION!!
シモヨメ区 P-11：シモヨメサーキット を選択！
　　 - 禍根(543) の選択は シモヨメ区 P-11：シモヨメサーキット

［822 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［445 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［490 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［199 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［407 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［325 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［250 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［181 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［105 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［148 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［144 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［288 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［40 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［199 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［84 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［99 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［78 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［45 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［76 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［55 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［1 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［83 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［13 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［38 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

空には変わらず光の玉が、星々を模している。

次第に集まり、大きな光になっていく･･･

　

　

　









　





　

　

　

集まった光がそれぞれ何かの形を成し、地上に落ちてゆく。





　

　

　





　

　

　

チャットが閉じられる――

サーキット場。

･･･何か、音が近づいてくる。

　





　

バイクが一斉に突っ込んでくるッ！！